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嶽温泉山のホテル(2) [嶽温泉山のホテル]

山のホテルの夕食は、こんな大広間にてお膳で。仕切が立っていますが、もちろん声は丸聞こえです。
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着席するとすでにこんな準備が。燃料ものはごはんと土瓶蒸し。これらは自分で都合の良いときにつけることになってました。
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食前酒は山ぶどう酒。でも風呂上がりにはビールだ[ビール]ということで、生ビールを注文。すかさず、じょっぱりという日本酒を2合。最初は熱燗で、そのあとひや(常温)で。盃が意外と大きめかな?
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最初に用意されていた前菜類がかなり充実。以下順番にみておくと…
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竹の子と平茸の田舎煮。こういう素朴な山菜の煮付けは大好物。アテにいいです。もちろんうまうま[グッド(上向き矢印)]
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次はあみ茸辛煮。茸類を甘辛く炊いたものです。これももちろん美味。アテですね、完全に。くこの実がちょこんと載ってます。
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右側のお皿は、先付け、ということで、蕨の酒粕漬け。蕨そのものに酒粕の風味が含まれます。こういうお料理は初めてでした。最初は面食らったのですが、かなり美味しい。上にはとろろがのっかってます。
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そして四角いお皿の上にあるのが前菜で、蛸山葵、山菜烏賊飯、ホヤ生姜味噌。これらはどれも最高のアテでしょう。烏賊飯は食感も良くて、あ~~烏賊飯だなっと感じられる一品。ホヤは食感も独特の癖も残しつつ、ちょうどいい味付けになっていました。個人的には一番のアテかと。
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そしてこの四角いお皿の上に鎮座する蓋物の中身が、熊肉味噌煮です。味噌で炊いてあるので、味付けはかなりしっかり。それでも噛んでいると、最後に独特の癖が感じられます。でもそれがないと熊を喰ったという感じがしないから、これでちょうどいいんじゃないかと思いますね。決して食べづらいものではなかったです。むしろ美味[ぴかぴか(新しい)]
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そして香物ですが、大根をその葉で包んだ手前のものが、これまた初めての味わい。大根の酒粕漬けになっているのです。これが合う~[爆弾]美味しいです、これ。帰りに新青森駅で偶然にも売っていたので、思わず買って帰りました。
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時間がかかるとのことで、マタギ飯に火を入れました。あとのお楽しみに。
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そしてこちらは吸い物、舞茸土瓶蒸しです。土瓶蒸しは好物なんで、美味しくいただきました。そのあとお料理は一品ずつ運ばれます。
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まずはお造り、甘エビ・マグロ・平目です。マグロがちょっと黒くて…[たらーっ(汗)]何もここで出さなくても…と、前日のマグロが美味かっただけに、ちょっと残念。平目は茹でた菜の花を巻く一手間。非常に美味しかったです[かわいい]エンガワも楽しめましたし。
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ホイル包みを開けると、
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焼き物、鱈のホイル包み焼です。鱈の身はほろっと崩れ、バターの風味と相性バッチリ。これもまたまた美味しかった。
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そして強肴として鹿たたきのポン酢ドレッシングが登場。野菜が載っているので何だかわかりませんよね。
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そこで野菜をどかすと、下から薄くスライスされた鹿肉がお目見え。味は…ポン酢が強かったかな。鹿を食べたという記念なのかな、記憶に残っているのは。
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そのあと煮物。鶏肉の治部煮と野菜類です。これもふつうに美味しい。
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そしてやっとこさ到達したマタギ飯[かわいい]このお宿の名物料理で、マタギ飯のもとが販売されるほど。お膳の上で炊きあげたので、アツアツ。しかもちゃんとお焦げまでできていますから。
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具材とごはんとの分量も、味付けもぴったり。結構な量のごはんがあったのですが、一気にかき込んでしまいました。妻や両親も他の料理を放棄して、頑張ってこのごはんにチャレンジしていました。やはり名物だけに、これは優先して食べておくべき絶品のお料理だなぁと感じました。総じて、酒飲みには、素晴らしいアテの連続となる山のお料理で、かなり満足できました[揺れるハート]欲を言えば、このお宿の、これまた看板メニューである大好物のグラタンが、この日のメニューにはなかったことが悔やまれますが。
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最後はデザート。りんごがちゃんと出てくるところが青森県を感じさせてくれます。

朝食はフロントの横にあるマタギ亭という場所で。椅子席もあったのですが、なぜかウチの4人は奥のほうの座敷席で。義父母にはちょっと辛かったですかね。
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しじみのみそ汁に火を付けて、あとは白い普通のごはんか、山菜のおかゆかを選びます。私はおかゆで。写真はそのおかゆです。これは個人的にはイマイチだったかな。おかゆはもっとシンプルなほうが好みだと気づきました。白いごはんにしておけばよかった[あせあせ(飛び散る汗)]
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生ハムののったサラダにはドレッシングを。売店で販売しているとうきびとりんごの2種類のドレッシングがおいてあります。とうきびを購入して、ここではりんごをかけてみました。家に帰ってからとうきびのドレッシングを食べたのと比較して…りんごのほうが美味でした、個人的には。りんごを買えば良かった…[たらーっ(汗)]
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おかずが入った重箱。朝から2段重ねですよ。なんとリッチな[るんるん]上の段には、酢蛸と塩鮭。酢蛸って、お正月を除いて滅多に喰わないような気もしますが、普通に出てくるものなのでしょうか?塩鮭の脇にあるのは売店にあった紫蘇りんご。デザート的といえばそうですが、イマイチ、奇っ怪な食べ物のような…?ま、好みによりけりでしょう。
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下の段もごはんのおともたちばかり。真ん中は茸の煮物(だったかな?)。
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温泉卵に近接するのはめんたいこ。妻はこれでごはんがすすむと歓喜[かわいい]
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左はフキの炒め物と辛子味噌。味噌はばっけ味噌とかいったような?たぶん売店にあったものと同じじゃないかと思うのですが、これはごはんに合うと思いますよ~[グッド(上向き矢印)]前日飲み過ぎたので、ごはんのお代わりはできず[あせあせ(飛び散る汗)]とにかくすべてを平らげて、そそくさと終了しました。

そのあと再度、最後の〆の朝風呂。矢印の湯船の真ん中でゆったり、まったり前日のお酒を抜きました。そして部屋に戻ると妻が下の写真の冊子を開けて、その1頁目を読むように奨めるのです
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ああっ~[爆弾]某Lさんと同じ部屋だったのか…[あせあせ(飛び散る汗)]ちょうど1年前のことのようですね。某Lさんの追っかけを自認する立場として、これほどの追っかけはなかろうと、最後に、某L大明神さまが降臨なされた瞬間に立ち会えて、と~っても満足な気分で旅を〆ることができました。大明神さまの足跡に感謝、感謝です[るんるん]

…というわけで、宿泊した部屋(あざみ)の情報やお風呂の様子などは、圧倒的に某Lさんのほうが詳細でかつ美しいテイストに仕上がっていますので、http://blogs.yahoo.co.jp/demio_for_life/folder/1812747.html
をぜひともご参考になさってください。私の書いたこんな個人的な旅行記じゃ宿の様子を十分に知ることはできないと思いますので[バッド(下向き矢印)]
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嶽温泉山のホテル(1) [嶽温泉山のホテル]

新青森から弘前へ。そこから送迎で雪中強行軍。雪壁の高さに驚き、こりゃとても運転なんてもってのほか、と車中しみじみ確認した後、ようやく到着したのが嶽温泉山のホテルです。当初はここに2泊しようかな?なんて思っていたのですが、義父母の要望により、竜飛崎への遠征となったわけです。
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とりあえず吹雪の中、階段を上ってフロントへ。
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フロントにはお土産物売り場もあります。でもこの空間はなんとなくガラ~ンとした感じ。ちょっと暗めだし。とはいえ売っている物はいろいろとあって、結構あれこれと買ってしまった…[たらーっ(汗)]
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さらに奥の階段を上がって、途中、食事処となる宴会場や日帰り客も入れるお風呂などの前を通り過ぎて行くと、宿泊棟の廊下に。
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この廊下に面した部屋は、どこも基本的に同じタイプのようで、トイレ・洗面所付。広さも十分で、清潔感のあるお部屋でした。何より暖かいだけでうれしい[グッド(上向き矢印)]浴衣などのアメニティーもセットされてます。広縁の椅子がちょっと座りにくかったかな。さ~て何よりもまずお風呂、お風呂[るんるん]
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宿泊棟の廊下をさらに奥へと進むと、宿泊者限定のお風呂が男女別で。お風呂前の休憩所には、無料で水やコーヒー、さらにはりんごジュースまでもが飲めるようになってます[かわいい]りんごジュースは上の写真の右端。レンジで温めて、ホットでも飲めるように配慮してあります。水やコーヒーは、お風呂の暖簾前にあります。
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男女別の脱衣場はシンプル。
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外がとてつもなく寒いので、浴室内は湯気もうもう[爆弾]もっとも写真に不向きな環境ですね[あせあせ(飛び散る汗)]
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洗い場もちゃんとしてます。
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湯船の形は、なんというか、四角のうちの1つの角が変形して湯口となっているもの。でもどことなく矢印のような[exclamation&question]
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湯船に誰も入っていないので、お湯は透明なまま。その代わり青白い析出物が底に沈殿しているのが、よ~くわかります[グッド(上向き矢印)]
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湯船はそれほど大きくないので、源泉の注入量はそれほどではありません。それでも熱めのお湯です[あせあせ(飛び散る汗)]
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そして誰かが入ってしまえば、沈殿物が巻あがり、一瞬にして青白く濁ったお湯に。義父が先に、ささっと入ってしまいましたので…[たらーっ(汗)]義父と二人で、さっそく嶽温泉のお湯をじっくり楽しみました。体に染みついた塩素のかほり(by ホテル竜飛)はあっという間に消え去っていきますね[モバQ]
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でもって、夜にまた行くと、またまた透明のお湯に。しばらく誰も入らないと、青白いものがすぐに沈殿しますね
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湯船の先から撮影すると、どうしても[右斜め上]矢印みたく見えてしまう…私だけでしょうかね。
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こんこんと絶え間なく注がれる源泉に対応して、青森ヒバの湯船の縁から滔々とお湯が流れていきます。こんなことをじっくり観察したりして、夜は湯船の縁に腰掛けてまったりです[ぴかぴか(新しい)]

続いてもう1か所の浴場。日帰り客も入れるお風呂です。でもこっちもいつも貸切状態でした。非常に贅沢な経験です。部屋からフロントへ戻る道すがら、浴室の入り口へ。
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階段をちょっと下りるとシンプルな脱衣場。
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この脱衣場は床暖房なんですね[グッド(上向き矢印)]寒い季節にはホントありがたいです。
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まずは男湯。ここも当然源泉掛け流し。この青森ヒバで覆われた浴室の床は、とっても良い雰囲気です[かわいい]窓からの光が明るく感じられます。カランも使いやすくて十二分の設備。
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女湯とは浴室の上の方がつながってます。
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湯船に注がれる源泉を眺めて。底の方に膨大な沈殿物が控えてますね。かき混ぜたい欲望にかられますが[グッド(上向き矢印)]、熱いのでやめておきます。
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よくみると、湯の花がお湯の表面にも浮いてました。豊富な湯の花と強烈な硫黄臭に満たされた湯船は、なんともいえない風情です[グッド(上向き矢印)]下は女湯。左右対称なので、構造は同じです。
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温泉成分がかなり強いらしいので、あまり長湯しない方がよいそうです。それでも結構入ってしまいました[たらーっ(汗)]

さて翌朝。とくに早朝にかなり降ったようです。出立時も吹雪。
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宿の周囲をちょっと歩こう…なんてことは…暴挙。慎重に歩かないと転びそうです。
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完全に雪に支配された温泉街[むかっ(怒り)]それを確認するのが精一杯でした。
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宿の方のお話しだと、早朝だけで30センチくらいは積もった、長靴が雪に埋まるくらいだったとのこと。ひゃぁ~[爆弾]雪国のスゴさを思い知らされました[雪]
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当然雪下ろしが不可欠になります。そんな大変な作業を遠望しつつ、送迎車に乗り込み、山のホテルを後にしたのでした。なお帰路の車中は、もっともっと豪雪。怖かったです[たらーっ(汗)]食事編は次回に。
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