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嶽温泉山のホテル(1) [嶽温泉山のホテル]

新青森から弘前へ。そこから送迎で雪中強行軍。雪壁の高さに驚き、こりゃとても運転なんてもってのほか、と車中しみじみ確認した後、ようやく到着したのが嶽温泉山のホテルです。当初はここに2泊しようかな?なんて思っていたのですが、義父母の要望により、竜飛崎への遠征となったわけです。
到着.jpg
とりあえず吹雪の中、階段を上ってフロントへ。
フロント.jpg
フロントにはお土産物売り場もあります。でもこの空間はなんとなくガラ~ンとした感じ。ちょっと暗めだし。とはいえ売っている物はいろいろとあって、結構あれこれと買ってしまった…[たらーっ(汗)]
廊下.jpg
さらに奥の階段を上がって、途中、食事処となる宴会場や日帰り客も入れるお風呂などの前を通り過ぎて行くと、宿泊棟の廊下に。
部屋.jpg
浴衣.jpg
この廊下に面した部屋は、どこも基本的に同じタイプのようで、トイレ・洗面所付。広さも十分で、清潔感のあるお部屋でした。何より暖かいだけでうれしい[グッド(上向き矢印)]浴衣などのアメニティーもセットされてます。広縁の椅子がちょっと座りにくかったかな。さ~て何よりもまずお風呂、お風呂[るんるん]
浴室前.jpg
宿泊棟の廊下をさらに奥へと進むと、宿泊者限定のお風呂が男女別で。お風呂前の休憩所には、無料で水やコーヒー、さらにはりんごジュースまでもが飲めるようになってます[かわいい]りんごジュースは上の写真の右端。レンジで温めて、ホットでも飲めるように配慮してあります。水やコーヒーは、お風呂の暖簾前にあります。
脱衣.jpg
男女別の脱衣場はシンプル。
風呂2.jpg
外がとてつもなく寒いので、浴室内は湯気もうもう[爆弾]もっとも写真に不向きな環境ですね[あせあせ(飛び散る汗)]
洗面.jpg
洗い場もちゃんとしてます。
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湯船の形は、なんというか、四角のうちの1つの角が変形して湯口となっているもの。でもどことなく矢印のような[exclamation&question]
先端.jpg
湯船に誰も入っていないので、お湯は透明なまま。その代わり青白い析出物が底に沈殿しているのが、よ~くわかります[グッド(上向き矢印)]
源泉.jpg
湯船はそれほど大きくないので、源泉の注入量はそれほどではありません。それでも熱めのお湯です[あせあせ(飛び散る汗)]
濁る.jpg
そして誰かが入ってしまえば、沈殿物が巻あがり、一瞬にして青白く濁ったお湯に。義父が先に、ささっと入ってしまいましたので…[たらーっ(汗)]義父と二人で、さっそく嶽温泉のお湯をじっくり楽しみました。体に染みついた塩素のかほり(by ホテル竜飛)はあっという間に消え去っていきますね[モバQ]
夜風呂.jpg
でもって、夜にまた行くと、またまた透明のお湯に。しばらく誰も入らないと、青白いものがすぐに沈殿しますね
夜風呂2.jpg
湯船の先から撮影すると、どうしても[右斜め上]矢印みたく見えてしまう…私だけでしょうかね。
夜風呂3.jpg
流れる.jpg
こんこんと絶え間なく注がれる源泉に対応して、青森ヒバの湯船の縁から滔々とお湯が流れていきます。こんなことをじっくり観察したりして、夜は湯船の縁に腰掛けてまったりです[ぴかぴか(新しい)]

続いてもう1か所の浴場。日帰り客も入れるお風呂です。でもこっちもいつも貸切状態でした。非常に贅沢な経験です。部屋からフロントへ戻る道すがら、浴室の入り口へ。
手前の風呂入り口.jpg
階段をちょっと下りるとシンプルな脱衣場。
男湯脱衣.jpg
この脱衣場は床暖房なんですね[グッド(上向き矢印)]寒い季節にはホントありがたいです。
男湯.jpg
まずは男湯。ここも当然源泉掛け流し。この青森ヒバで覆われた浴室の床は、とっても良い雰囲気です[かわいい]窓からの光が明るく感じられます。カランも使いやすくて十二分の設備。
男湯カラン.jpg
男湯2.jpg

女湯とは浴室の上の方がつながってます。
男湯源泉2.jpg
湯船に注がれる源泉を眺めて。底の方に膨大な沈殿物が控えてますね。かき混ぜたい欲望にかられますが[グッド(上向き矢印)]、熱いのでやめておきます。
男湯源泉1.jpg
よくみると、湯の花がお湯の表面にも浮いてました。豊富な湯の花と強烈な硫黄臭に満たされた湯船は、なんともいえない風情です[グッド(上向き矢印)]下は女湯。左右対称なので、構造は同じです。
女湯1.jpg
女湯2.jpg
温泉成分がかなり強いらしいので、あまり長湯しない方がよいそうです。それでも結構入ってしまいました[たらーっ(汗)]

さて翌朝。とくに早朝にかなり降ったようです。出立時も吹雪。
帰る1.jpg
宿の周囲をちょっと歩こう…なんてことは…暴挙。慎重に歩かないと転びそうです。
帰る4.jpg
完全に雪に支配された温泉街[むかっ(怒り)]それを確認するのが精一杯でした。
帰る3.jpg
宿の方のお話しだと、早朝だけで30センチくらいは積もった、長靴が雪に埋まるくらいだったとのこと。ひゃぁ~[爆弾]雪国のスゴさを思い知らされました[雪]
帰る2.jpg
当然雪下ろしが不可欠になります。そんな大変な作業を遠望しつつ、送迎車に乗り込み、山のホテルを後にしたのでした。なお帰路の車中は、もっともっと豪雪。怖かったです[たらーっ(汗)]食事編は次回に。
コメント(13) 

コメント 13

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船山史家

豪雪の中を掻い潜って辿りついて、部屋に入ったら、「よぐきだねし」のカードが置いてある。
いいねぇ。
な~んともいえぬ歓迎のひとこと。いいねぇ。
本州の最果てまで、は~るばる来てよかったですねぇ。

続きはUpされたってこたぁ、遠霞さん気持ち立ち直ったですかな。
それならよかったよかった。(安堵)
by 船山史家 (2011-05-05 19:59) 

りんく

遠霞さん、大変ご無沙汰しております★
あぁ、運命の山のホテル。。。
この冬景色、まるで1年前の再現フィルムを見ているかのようです。
豪雪の津軽でしみじみとつかる極上湯。
これはもう写真を見ているだけでもしみじみと心に沁みますねぇ~(~o~)
でも、ジャンキーさんは香しい硫黄のかほりで卒倒しちゃうでしょうねぇ~(^^;)
by りんく (2011-05-05 21:02) 

船山史家

おっ、りんくの旦那も復帰されたか。いいねぇ。(CKB調)
by 船山史家 (2011-05-05 22:24) 

ヒロ

いやぁ~、今年の雪は本当に多かったですからね。スキー好きのボクにはありがたい積雪でしたが、そこに住んでいる人にはたまったもんじゃなかったやろな~。
そんなことを思い出させてくれた画像でした。

それにしても、なんて幸せそうな大量の湯の花♪ 行ってみたいです。食事編が楽しみです。
by ヒロ (2011-05-06 19:19) 

遠霞(とおがすみ)

船山史家さん
こんばんは~
なんというかですね、あの寒~い外気、そして窓の外は豪雪という送迎の後に、この宿の部屋にはいると、なんともホッとするんです。そういうふうに仕組まれた感じです。だから部屋にはいると、すぐにほっこり。
ただ如何せん、ひたすら雪でしたから、温泉街の全貌もよくわからんし、岩木山とかがどこにあるのか、嶽温泉っていうのはどんな立地なのかなど、まったく理解できずじまい。竜飛とは違って、ここはいつか再訪したいなぁと思いました。とっても甘いとうきびの季節に行きたいです。

>気持ち立ち直ったですかな。
どうなんでしょ?(^^;
やっぱり3.11前と同じようにはしゃいで文を書くという感じにはなかなかなりにくいのですが、敢えてテンションをあげて書いているような?でもそういうことを続けていると、前のように戻れるでしょう。きっと。
それに、温泉宿に泊まるという行為そのものは、気分も高揚する楽しいイベントですから、その記録も自ずと楽しいものになるはずなんで。そんなつもりでしばらく続けようかと思ってます。

by 遠霞(とおがすみ) (2011-05-06 21:26) 

遠霞(とおがすみ)

りんくさん
こんばんは☆まずは、ご結婚おめでとうございます!!!!!心よりご祝福申し上げます。
8年の遠距離恋愛を成就させた、そのつながりの一つであろう温泉宿訪問、これからもどんどん新しい、素晴らしいお宿を教えてくださいね。どんどん追っかけしていきますから。

山のホテルは…運命的追っかけでした。今回の記事に、例の思い出帳を載せていないので、次回の食事編には、必ずや載せることにいたします。
りんくさんが泊まられたときは、晴れ間もみえてましたよね?そういうタイミングが望ましかったのですが、このときはずっと降雪。しかも帰路の送迎中は、運転手さんですらかなりヒドイと嘆く程の大雪でした。レンタカーじゃなくて良かったとしみじみ思ったくらいです。でも外のそんな大雪ゆえに、あの極上湯を心ゆくまで、しかもほとんどいつも独占状態で堪能できました。芳しい硫黄泉が恋しいです。あ…でも明日は硫黄泉か…

by 遠霞(とおがすみ) (2011-05-06 21:28) 

遠霞(とおがすみ)

ヒロさん
こんばんは。弘前や、まして嶽温泉周辺はそもそも豪雪地帯だと思うのですが、例年より雪が多かったのか、総合的にはわからないのですが、送迎車中でのお話しだと、年末から降り出した雪がまったく止むことなく1月末の宿泊段階まで降り続けたようで、そういうことは例年ではありえない、ということでした。だからこの段階では、例年より積もっていたのであろうと思います。

湯船にザブンと浸かると舞い上がる大量の湯の花は、やはり硫黄泉だなぁと感じさせてくれて、わざわざ訪れた甲斐もあったぞっと満足感一杯になりました。いいお湯ですよ、嶽温泉!!
…大阪からだと相当遠いと思いますが…

by 遠霞(とおがすみ) (2011-05-06 21:29) 

のん

こんにちは(^^)

温泉アップ続きうれしいです(*^^)v
「嶽温泉山のホテル」いい湯の噂聞いています。

周りがスノコ状の木に浴槽、那須湯本の鹿の湯を思わせる湯殿ですね!
湯の花が舞い上がるタイプの湯は、嫌がる方もいますが、のんは幸せを感じます。
青森ヒバですか?
やはり木の匂いも檜とは違うのでしょうね。

なかなか見られない凄い雪、地元の方はたいへんでしょうね。。。
のんは、遠いからこそ、雪の時期もいいかもって思いました。
by のん (2011-05-07 15:18) 

遠霞(とおがすみ)

のんさん
こんばんは~
温泉に遊びに行ったり、仕事の準備があったりで、のんさんのトコを含めて、みなさんのところに遊びに行けず、すいません。せめてここだけはコメ返ししておかないと…と。

嶽温泉のアップ。もうかなり忘れているので、なんかいい加減な内容になってます。でも温泉の良さだけは、はっきりと覚えてますよ。湯船がそれほど大きくないので、とにかく湯船の縁からいっつも大量に掛け流されていくことになります。いつも湯船は新鮮なお湯に満たされているという感じでした。

鹿の湯…かつて、ビールをたっぷり飲んでから鹿の湯に浸かったら(←すでにこの取り組み方がアホですが)、そのあと逆上せたという経験があって、あの高温の温泉には、恐怖を感じています。余計な話でしたね。
湯の花が舞い上がるタイプは那須の芽瑠鼓でも経験しましたが、あれはあれで硫黄泉らしさを堪能できていいと思います♪
でも、混ぜなくても、白濁湯になっている温泉(たとえば鶴の湯など)も、やっぱりいいなぁと。どっちもイイ湯なら問題なしです。週末にそんな、混ぜなくても白濁するお湯に浸かってきたので、いまは幸せな気分です。
ちなみに山には雪が残り、ようやく桜が開花という、季節の違いをしみじみ体感してきました…^^

by 遠霞(とおがすみ) (2011-05-09 21:36) 

ゆかりん

コメントしようしようと思っているうちに今日になっちゃいました。
冬はこうした天気がほとんどですね。何たって山ですから。嶽温泉だと標高450メートルほどあります。
ちなみに岩木山はホテルの真後ろ。昔は春スキーで8合目から滑って、ちょうど山のホテルの横に降りてきたりしたものです。
温泉街も山のホテルを中心に見渡すだけという小さなものです。
先日ちょいと嶽あたり、ドライブに行きましたが、まだ雪が片隅には残っていました。

次回はキミの季節ですか。高原の寒暖の差が非常に甘くします。8月から10月初め位までです。
by ゆかりん (2011-05-11 09:03) 

ろと

ゆかりんさんにおなじく、、(笑)
嶽温泉、矢印にわたしも見えてましたよ~、ずっと。
こちら、皆さん絶賛されてますね。私はアソベに予約を入れちゃうので
こちらにはなかなか、、立ち寄りも時間が難しくて。
でも、泊まりたいのです。あの土鍋ご飯が食べたくて。

それにしても、鹿の湯のぼせ話には笑っちゃった。
キョーフを感じるのもわかります。
私もこないだ鹿の湯へ行ったのですが、那須ってこんなにいいお湯だったんだ~、なら近場でもいーじゃん、って思ってしまった。(笑)
那須はまた日帰りで行ってきま~す。今度行くときも、鹿の湯かな。

そうそう、私も相棒の節電計画の一環で休みが非常にとりづらくなり
お宿にはキャンセル入れたり申し訳ない感じです。本格的な夏はそんな
感じで日帰りが多くなりそうです、悲しいかな。もちろんいつもの鹿児島行きも今回はあきらめました。飛行機とってなくてよかったけど。この数年間は北関東と東北にお金を落とすつもりです。
by ろと (2011-05-11 19:51) 

遠霞(とおがすみ)

ゆかりんさん
こんばんは。コメントを足踏みさせてしまった理由は何だったのでしょうか~?………なんて。というより、私の適当なブログ記事にコメントするのはきっと大変でしょう(^^;いつも、コメント、ありがたく思ってます。

ホテルが岩木山の麓に建っているというのは、頭では理解できたのですが、現実の山がまったく見えなかったので、実感を得られなかったというか、そんな感じです。岩木山神社などにも寄りたいので、いつかは再訪したい温泉地です。でも冬はいつもあんな感じというお話を聞くと、やっぱり季節を考えないと…と思ってしまいます。冬はやめときます(^^;
ダケキミは、秋田からも勇んで買いに行くほどの人気とか聞いていて、旬のタイミングで、一度でイイから食べてみたいのです。千葉とか東京で買うのではなくて、現地で。これまたいつ実現することやら…です。

by 遠霞(とおがすみ) (2011-05-12 22:26) 

遠霞(とおがすみ)

ろとさん
こんばんは。ハハハ…(汗)ろとさんも、矢印に見えましたか。私だけかと思ってましたが、共有してくださる方がいて良かったです。
アソベは、じつは山のホテルの送迎の際に、ちょこっとだけフロントをうろうろできたのです。非常にきれいな快適そうな建物でしたね。嶽温泉とは泉質が異なりますが、宿としてはたぶんアソベのほうが快適かな?と感じました。最初にそっちに泊まると、山のホテルの感想がどうなるかなぁ~と。
そうそう。山のホテルの、あのマタギ飯はたしかに絶品でしたよ~。このあと食事編で写真を載せますね。

鹿の湯のことは…もう記憶から消したい感じ(^^;あの湯治場を彷彿とさせる浴場の雰囲気は抜群ですが、如何せん、熱すぎ。昼食にビールをかっくらったあとの入浴には、きわめて不向きでした。まぁ自分の失敗といえばそれまでですが…

夏のお休みがとりにくくなってしまいましたか。それはホント残念ですね。いろいろと計画されていたことが、キャンセルされていくとは…ご同情申し上げます。
ウチも8月はイマイチ予定がたたず。いまのところ計画は白紙なのです。直前予約の1泊でどこかに行けるか…そんな感じですが、なんとか2泊の旅を計画したいところです。でもとにかく日程が近づかないと、どうにもわかりません。でもろとさん同様に、北関東と東北に行こうという意思だけはあるんですよ。日程と宿と、いろんな都合がうまく一致しないとなかなか実現できない今年の状況がそれを阻んでいるんです。

by 遠霞(とおがすみ) (2011-05-12 22:31) 

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