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時の宿すみれ(2) [湯の沢温泉時の宿すみれ]

何といってもこのお宿の醍醐味は、米沢牛フルコースの 夕食です。でもその前に階段下にある酒蔵で日本酒選びから…
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雪漫々.jpgワインなどの選択肢は我が家ではありえず、日本酒ばかりをみつめて吟味。一番安いのが「裏・雅山流 香華」で525円とのこと…1合かと思いきや、なんと100mlでその値段。いつもなら一番安いお酒でいいんですけど、これって…うちでよく飲む酒だなぁ~と思って、変えようかと。そこで最初の300mlについては、安心の美味しさ、かつ裏・雅山流の仕入値段と比較して納得のいく出羽桜の「雪漫々」にしてみました。値段が高くて好みに合わないとさすがに困りますからね…
お酒.jpg

まあとりあえずはビールで乾杯して、そのあとは日本酒を飲みながら、じっくりいただくことにしましょう。








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お品書きがあるので安心、安心。前もってステーキを選んでおきました[レストラン]
キッチュ.jpg
前菜両方.jpg
さすが、お二人様のお宿…。お皿の色がそれぞれに違うんですね。このあともずっとそうでした。妻はしきりに、そっちのお皿の方がいい色だと…他人の芝生は…


ま、そんなことはいいとして…


最初は米沢牛挽肉の入ったキッシュ玉ねぎのフランとコンソメスープとが載ったプレート。コンソメスープには肉が入っていないのに、牛肉の味をしっかり感じさせるオーラがありました。そして玉ねぎの甘みがしっとり。感銘[るんるん]




クラム.jpg
クラム掬って.jpg
2品目は、まくらのポシェとはまぐりのチャウダーです。こういうホワイトソース系は大好きなのもあって、はまぐりの味が染み出たこのお料理も非常に良かったです。これでもお酒のアテになるんです。なぜかお皿は非常に大きい。これってなんか食べにくいのですが…
刺身.jpg
続いてしんしんのたたきともも肉の刺身。このたたきが絶品の美味しさ。お肉の甘みと共に、お口の中でとろけます。牛肉の部位の説明も勿論してもらえるのですが、その場で「へぇ~!」って思うだけで、すぐに忘れてしまいました^^;もも肉は1切れにかなり筋があったので、たたきのほうと比較すると、落ちました[たらーっ(汗)]これも好みの問題かも知れませんが。
牛蒡巻き.jpg
その次は外もも肉で巻いた牛蒡のカネロニです。この牛蒡の炊き加減がこれまた絶妙でした。出汁をたっぷり吸ったホコホコの牛蒡をお肉で巻いた、ちょっと甘めの一品です。量もまた適量なんですよね…ちょっと少ないくらいで。
グラニテ.jpgそのあとはお口直し。館山りんごとシャンパーニュのグラニテ。2口で啜れるような量です。ホントにお口直しなのでしょう^^;そもそも我が家はこんなコースのようなお料理は滅多にいただかないので、こういうものにも慣れていないわけですが…。そうそう、ここはこういうお料理でステーキがでるにも関わらず、お箸で食べることが出来て非常に幸せでした[ぴかぴか(新しい)]
にぎり.jpg
大トロのにぎりとしきんぼのあぶり。要するに握り寿司です。すでにお刺身で食べて米沢牛の美味しさはわかっているわけですが、お寿司にすると、これまた違う!って感じでした。すし飯にもわさびにも、スゴ~く合うということがしみじみ[揺れるハート]大トロも薄く切ってあるからか、しつこさはまったく感じませんでした。この大トロ1貫のためだけに醤油皿を提供するさまは、米沢牛フルコースにかけるお宿の姿勢を感じさせます。
すみれ漬両方.jpg
すみれ漬け.jpg
とも三角のすみれ漬焼き。お皿の色の違いも写真にしてみました。これも量は少ないんですよ。すみれ漬は名物らしく、非常にいい味でした…だから、これもうちょっと欲しかった…。相当飲めますね、このアテ。ありがたくいただきました。
チェイサー.jpg

そのあとも日本酒を追加して飲んでいると、冷水を運んできてくれました。地酒を揃えているような居酒屋でもないのに、非常に行き届いているなぁと思いました。でもお酒にはサービス料がついたのか…




酢みそ.jpg
ステーキの焼き加減を聞かれる頃、とうがらしの湯引・冬野菜と打ち豆の酢みそが出てきます。これもごく微量。とうがらしが牛肉の部位であることの説明もあります。山形とか福島では、よく打ち豆がでますね。
そしてしばしステーキが焼けるのを待つ間に、付け合わせ?になるらしい冷汁とか、ステーキのタレやら3種類の塩、そして生わさびが運ばれます。
冷汁.jpg
塩.jpg
冷汁は唯一米沢牛を使用していない料理のようですが、凍み豆腐の食感や味付けも濃すぎず、アテとしても十二分に楽しめます。これももうちょっと食べたいくらい。そしてとうとう…
ステーキ.jpg
ステーキ両方.jpg
米沢牛サーロインステーキです。これもがっつり…という量ではないのですが、でもしっかり食べられる量はありました。妻は「しっかり焼いて!」と注文、私は「ミディアム・レア」でと。いろんな塩で試しましたが、最後は1つの塩に決めて、それとわさびを併用してステーキを堪能しました。このときごはんが欲しい場合はもらえるようです。ウチにはこれもアテでしかなかったのですが。日本酒に米沢牛ステーキ、最高[るんるん]
茶漬け.jpg
〆はアキレス腱といろどり野菜のコラーゲンスープ茶漬けでした。これも美味しい。健康に良さそうな感じのネーミングですね…
雑炊アップ.jpg
そのなかからアキレス腱らしきものを拾い出してみました。食べた感想は…特別にはないのですが。
最後のデザートは、憩いのスペースに場所を移して、外の雪景色(ホントに降雪中…)を眺めながらいただきました。
デザート.jpg
左から、いちごチョコ、みかんシャーベット、りんご甘煮。デザートには特別関心のない私でも、「あ、これ、美味しい」というものばかりでした。シェフが直接デザートを運んでくれたり、デザートを前にした2人を従業員さんが写真に撮ってくれたりと、至れり尽くせり。最後の最後までホント満喫できた夕食でした。大満足です[ぴかぴか(新しい)]
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時の宿すみれ(1) [湯の沢温泉時の宿すみれ]

10年1月某日、米沢にある湯の沢温泉時の宿すみれに初訪問しました。いろんなネットでお料理の評判が高く、前から一度は行ってみたいなぁと思っていたのですが、人気のお宿ゆえになかなか機会がなく、のびのびに。今回運良くJRの「おふたび」なるパックで予約できたので、雪見露天風呂も期待してつばさで米沢へGO[新幹線]部屋は2Fの一番奥のげんじという8畳のお部屋でした。
げんじ1.jpg
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駅から送迎車でお宿に向かう道も、一部凍結していて、一面の銀世界。雪降る中を脱兎のごとくお宿入りして、抹茶と白いメレンゲを固めたようなお菓子(こういうのは苦手)をいただきながら、フロント奥の憩いのスペースにて記帳。部屋に向かいます。部屋もロビーも快適な造りですし、1Fにお風呂や食事処などがまとめてあるため、非常にわかりやすい構造ですね。


妻はちょっと高めの座卓がお気に入り。ウチには、部屋はこれで申し分なしでした。2Fの端っこの部屋であったことも幸いでした。




2Fから.jpg
お風呂などに行くべく、2Fから1Fに降りていくと、記帳した憩いのスペースが広がります。カウンターではお風呂上がりにいつでも冷水が飲めて非常に重宝しました。いこいピアノ.jpg
いこいカウンター.jpg
到着時の外の雪景色は、一面の銀世界でした[雪]雪見露天風呂だ…[ぴかぴか(新しい)]
いこいから.jpg
ここからつばさがよく見えます。なかには時刻表片手に、つばさを待ちかまえる人もいるらしいです。残念ながら一度もつばさの撮影には成功せず…。憩いのスペースを抜けるとお風呂と食事処。最初に男湯であった、「時と光の湯」から。
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風呂1合成.jpg
湯気が充満して、写真はどう頑張っても無理でした…[たらーっ(汗)]でもたった一人で、ゆっくり内湯と露天を堪能。湯船は、貸切風呂の倍くらいと広くないし、コンクリーの衝立が圧迫感をもたらすのですが、一人なら、まっいいかって感じでした。
露天.jpg
露天合成.jpg
外の併設された露天は、貸切風呂並みの大きさで、いいとこ2人が限界。できれば1人で楽しみたい大きさでしょうね。屋根の雪が落ちそうなほどに…。この露天の先端まで行くと、線路がよ~く見えますよ。
露天から線路.jpg
次は、夜から男湯に切り替わった「森と風の湯」です。
風呂2.jpg
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こちらもまた閉塞感がありますが、相変わらず1人だったので、不満もなく湯船でぼぉ~っとしていました。こちらのお風呂は換気がいいのか、湯気が充満せず。快適なお風呂でした。




テラス.jpg
なぜかお風呂の外にテラスが。このテラスまで開け放すと半露天のような雰囲気になるのでしょうが、厳寒期には到底望めないシチュエーションです[バッド(下向き矢印)]
貸切入り口.jpg
二つの大浴場を脇目に、さらに奥へと進むと貸切風呂が2つ見えてきます。右が「せせらぎの湯」、左が「木漏れ日の湯」です。ここも入ろうとしたタイミングには、かならずどちらかが空いていたので、ストレスなく利用できました。


まずはせせらぎの湯から。
檜貸切1.jpg
貸切1合成.jpg
檜のお風呂で、源泉掛け流し(加温あり)ですね!湯神のお風呂よりも奥行きがちょっと長いので、ここはホントゆったり二人で入れます。まさにお二人様専用といったお風呂です。脱衣場には籠もあるし、浴衣をひっかけておくフックもあるのですが…このシーズンに浴衣をかけておくと、お風呂上がりに羽織ると同時に、凍えるような思いをすることになるので、籠にまるめておいたほうが無難と気づきました[あせあせ(飛び散る汗)]
貸切1景色.jpg
外は雪景色。でもこのお風呂からつばさは見えず。衝立が邪魔になってしまうので。屋根付きの露天といった感じなので、冬の寒さは一入。じっくり浸かって暖まりませう。
次は木漏れ日の湯
貸切2.jpg
風呂から線路.jpg
こちらからは、身を乗り出すとつばさが見えます。実際に朝、ここから見たのですが、もちろん撮影は間に合わず。惜しかった…。電車の音が気になる人もいるようなのですが、そんなことは湯神で慣れていればBGMにこそなれ、けっして快適な滞在を阻害する要因にはなりえないような気がしました。楽しめました[るんるん]

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