湯田川温泉九兵衛旅館(3) [湯田川温泉九兵衛旅館]
夕食は到着時に18:30でお願いしました。時間になったら食事処へと。
食事処はこんな個室風。
でも上は開いているから、隣室の話し声はよく聞こえます。最初に飲み物の注文を聞かれますが、
ウチは山形プラザのカードを見せてあったので、最初は無料の生ビール。
そのあとはくどき上手と東北泉という地酒を頼みました。
生ビールを飲み始めてしばらくして、前菜が登場。何といっても前菜の美味さには珠玉やで感動しているから、これがとっても楽しみーーーー
左から、あいだけ(あいこ)とトマトの加減酢ジュレ仕立て。あいこのほろ苦さが抑えめの酸味あるジュレと合います。単なる山菜料理を越えた前菜。
そして真ん中は、ゆり根の和風ムース。溶け易いので冷たい内にどうぞ、という逸品。チーズ風味にも感じられる味わいで、滑らかさは得も言われぬほど。うっとり 来たぞ九兵衛旅館にっという感じ。
右側はうるい胡桃味噌。全部を和えて食べます。胡桃と味噌の塩梅がうるいに適度な味わいを加えた感じ。酢味噌和えじゃないから、うるいの美味しさをより強く感じられました。そして最初からセットしてあった鍋物は、
春キャベツと庄内豚のとろり鍋。火を付けて5分くらいで別皿に入れてある大根おろしをまぜ、
それから10~15分くらい煮込むと完成。ちょいと一手間の鍋ですね。見た目じゃわかりませんが、ニンニクたっぷりの出汁で炊いたもの。ニンニクと豚肉、キャベツの組み合わせは抜群。肘折温泉の夕食でもその組み合わせに感動しましたが、それをもっと上品にしたうまうま鍋でしたーー
そして庄内魚のお造り。じつに立体的な盛りつけですね。
新鮮な美味しいお刺身です。生蛸、鯛、平目が結構な量、盛り込まれています。
下にあるのは桜マスの握り。サーモン好きの妻はこれにいたく感動。お寿司に仕立てても美味しいですね。このあとも食べるペースに合わせて1品ずつ登場します。
揚げ物は山菜の天ぷら。右側にたらの芽、右上から左下に延びるように見えるのが山うど。このあたりは定番の味わいでしょうか。山うどと交差するように一番下に鎮座するのがあまどころ。こしあぶらに近い味わいのような。でも茎の部分が苦みバッチリ。こういうの、好みです さらに焼き物として、
桜マスと茄子のはさみ焼き。一緒に焼いたというより挟むように配置した感じかな。マスの身がふんわり。山椒の味がしっかり。山椒の実がキライな妻はこれを払いのけていましたが、そうするとほんのり山椒風味でしょうか。この味付けに茄子が合いますよ。
温野菜と一緒に登場したのが、自家製海老新丈シュウマイ風・西京味噌入り。つけダレにはマスタードソースとポン酢。どっちも中華風の要素が感じられるタレです。
海老の風味と味噌の風味が溢れんばかり 海老好きにはたまらん味わいですねぇ。こんな豪勢な海老シュウマイはなかなかないだろうなぁ、、、、海老だけなんだから、中身が。こんなひたすら感動が続くお料理の最後は、庄内産のはえぬきとばんけ味噌。
そこに香の物は、柿大根としなべきゅうり。柿で味付けされた大根はうまうま。
ばんけ味噌とは蕗味噌のこと。かなり濃厚な蕗の味わいに、ごはんはあっという間になくなりました。
お椀は、湯田川産孟宗汁。地元産の竹の子がたっぷり。厚揚げとしいたけも入る具沢山の味噌汁は、酒粕を入れてあります。食べ応えもあるし、もちろん美味しいし、言うこと無しです。
板長手造りデザートが登場。珠玉やとは異なって、単品じゃないですね。
わざわざ割り箸とスプーン、フォーク付。手前の果物はグレープフルーツ、オレンジ、ぶどう。この順で食べないと酸っぱさを実感する結果に。
黒胡麻のくずもちは、まさに黒胡麻のまんま。蜜はかなり甘いです。食感が楽しい。
珠玉やでもよく出てくる定番の抹茶アイスには、これまた定番の庄内麩のフィユタージュを載せて。アイスはそんなに甘くないですよ。さっぱり。ほうじ茶とともにこれらをいただき、終了。期待通り、いやいややっぱり期待以上に美味しかったーーー さすが九兵衛旅館。珠玉やの上を行く品揃えといった感じです。また食べに行きますよ。
部屋に戻ると布団が敷いてあるのがやっぱり便利。部屋食より遙かにありがたいです。
食事処はこんな個室風。
でも上は開いているから、隣室の話し声はよく聞こえます。最初に飲み物の注文を聞かれますが、
ウチは山形プラザのカードを見せてあったので、最初は無料の生ビール。
そのあとはくどき上手と東北泉という地酒を頼みました。
生ビールを飲み始めてしばらくして、前菜が登場。何といっても前菜の美味さには珠玉やで感動しているから、これがとっても楽しみーーーー
左から、あいだけ(あいこ)とトマトの加減酢ジュレ仕立て。あいこのほろ苦さが抑えめの酸味あるジュレと合います。単なる山菜料理を越えた前菜。
そして真ん中は、ゆり根の和風ムース。溶け易いので冷たい内にどうぞ、という逸品。チーズ風味にも感じられる味わいで、滑らかさは得も言われぬほど。うっとり 来たぞ九兵衛旅館にっという感じ。
右側はうるい胡桃味噌。全部を和えて食べます。胡桃と味噌の塩梅がうるいに適度な味わいを加えた感じ。酢味噌和えじゃないから、うるいの美味しさをより強く感じられました。そして最初からセットしてあった鍋物は、
春キャベツと庄内豚のとろり鍋。火を付けて5分くらいで別皿に入れてある大根おろしをまぜ、
それから10~15分くらい煮込むと完成。ちょいと一手間の鍋ですね。見た目じゃわかりませんが、ニンニクたっぷりの出汁で炊いたもの。ニンニクと豚肉、キャベツの組み合わせは抜群。肘折温泉の夕食でもその組み合わせに感動しましたが、それをもっと上品にしたうまうま鍋でしたーー
そして庄内魚のお造り。じつに立体的な盛りつけですね。
新鮮な美味しいお刺身です。生蛸、鯛、平目が結構な量、盛り込まれています。
下にあるのは桜マスの握り。サーモン好きの妻はこれにいたく感動。お寿司に仕立てても美味しいですね。このあとも食べるペースに合わせて1品ずつ登場します。
揚げ物は山菜の天ぷら。右側にたらの芽、右上から左下に延びるように見えるのが山うど。このあたりは定番の味わいでしょうか。山うどと交差するように一番下に鎮座するのがあまどころ。こしあぶらに近い味わいのような。でも茎の部分が苦みバッチリ。こういうの、好みです さらに焼き物として、
桜マスと茄子のはさみ焼き。一緒に焼いたというより挟むように配置した感じかな。マスの身がふんわり。山椒の味がしっかり。山椒の実がキライな妻はこれを払いのけていましたが、そうするとほんのり山椒風味でしょうか。この味付けに茄子が合いますよ。
温野菜と一緒に登場したのが、自家製海老新丈シュウマイ風・西京味噌入り。つけダレにはマスタードソースとポン酢。どっちも中華風の要素が感じられるタレです。
海老の風味と味噌の風味が溢れんばかり 海老好きにはたまらん味わいですねぇ。こんな豪勢な海老シュウマイはなかなかないだろうなぁ、、、、海老だけなんだから、中身が。こんなひたすら感動が続くお料理の最後は、庄内産のはえぬきとばんけ味噌。
そこに香の物は、柿大根としなべきゅうり。柿で味付けされた大根はうまうま。
ばんけ味噌とは蕗味噌のこと。かなり濃厚な蕗の味わいに、ごはんはあっという間になくなりました。
お椀は、湯田川産孟宗汁。地元産の竹の子がたっぷり。厚揚げとしいたけも入る具沢山の味噌汁は、酒粕を入れてあります。食べ応えもあるし、もちろん美味しいし、言うこと無しです。
板長手造りデザートが登場。珠玉やとは異なって、単品じゃないですね。
わざわざ割り箸とスプーン、フォーク付。手前の果物はグレープフルーツ、オレンジ、ぶどう。この順で食べないと酸っぱさを実感する結果に。
黒胡麻のくずもちは、まさに黒胡麻のまんま。蜜はかなり甘いです。食感が楽しい。
珠玉やでもよく出てくる定番の抹茶アイスには、これまた定番の庄内麩のフィユタージュを載せて。アイスはそんなに甘くないですよ。さっぱり。ほうじ茶とともにこれらをいただき、終了。期待通り、いやいややっぱり期待以上に美味しかったーーー さすが九兵衛旅館。珠玉やの上を行く品揃えといった感じです。また食べに行きますよ。
部屋に戻ると布団が敷いてあるのがやっぱり便利。部屋食より遙かにありがたいです。
遠霞さん、こんばんは。
前菜から、盛りつけといい、内容といい
むちゃむちゃ美味しそうですね!
うーん、他ではお目にかかれないような、
料理が並びますねえ。
鍋も猛烈に美味しそうですし、
お造りも見せ方が独特ですね。
デザートも充実しているし、
これは料理だけでも相当凄い宿ですねえ。
感服いたしました。
by 鴨ミール (2014-08-13 23:03)
こんばんは。
素敵なお料理ばかりですね。
そして、デザートが数品あるのがgoodです。
by まる (2014-08-14 00:04)
おはようございます(^_^)
品良く盛られた料理の数々、品数もありどれも美味しそうですね!桜マスと茄子のはさみ焼きもお酒がすすみそう♪ 板長手作りデザートも魅力的です。
くどき上手は見たことがあります。同僚と出かけたお店でお酒の飲み比べメニューがあり、くどき上手を同僚が注文しました。すっきりした味で美味しいと言っていました。
by pooh (2014-08-14 07:09)
こちらは、珠玉やのお料理をグレードアップした感じですもんね・・・どれだけ美味しいか想像できるだけに、羨ましいです!!
遠霞さん、追っかけの夏旅に行ってきました。
ろばたも吾妻屋も過去記事を読み直させていただきました~。
両宿、満喫&満足♪
あ、蔵王のお釜は、わたしは「二度あることは三度・・・」で、またしても断念でしたけど(--;;)
by めりな (2014-08-14 08:48)
上品な料理の数々、和食の粋、といった感じですね。
私はお味噌汁が大好きなのですが、特に湯田川産孟宗汁が美味しそうでなりませぬ。これは是非食べてみたいな~♪
by ヒロ (2014-08-14 09:55)
普通の素材が阿部料理長にかかると、こんな食べ方や組み合わせがあったのか~とすごく感心させられるんですよね。
帰ってきてからまねした料理もいくつかあります!
次はどんなのが出てくるのかワクワクするのが伝わってきましたっ♪
最後のデザートの葛餅は年賀状のプレゼントで前回訪問した際のお土産にいただいて、めっちゃ美味しかったです!
宿でも出てたんだ~!!
次回の珠玉や、予約完了!^^v
by ゆかりん (2014-08-14 10:04)
>鴨ミールさん
こちらのお宿はとにかくお料理が美味しいんです♪ そのことはすでに珠玉やさんで確認済みでした。料理長が同じなんで、同じ味が珠玉やさんでも味わえますよ。でも全体の量は九兵衛さんのほうが多い感じでした。そして何といっても前菜! ムース状のお料理は料理長の得意料理なのか、必ず出てきますし、これがまたうまうまなのです。
盛りつけも美しく、少しずつ凝ったお料理を出してくれるこちらのお宿は、距離が遠いことを除いて、どなたにもオススメできるお宿なんですよねーーー♪
by 遠霞(とおがすみ) (2014-08-14 15:30)
>まるさん
こんにちは。お料理はこちらのお宿の大きなウリなんですよ。でもデザートが複数出てくるとは思っていなかったので、びっくり。そしてやっぱり美味しかったです。朝食でもデザートがでますから、デザートも手抜きなしです。
by 遠霞(とおがすみ) (2014-08-14 15:32)
>poohさん
くどき上手は庄内鶴岡のお酒なんです。だから地産地消という感じでした。蔵元にも行ったことがあります。くどき上手は4月に大忠でも飲んだのですが、山形の銘酒だと思います。
マスと茄子の挟み焼きは味付けが良かったです♪ 茄子が侮れぬ美味しさなんで、やっぱりこちらの料理長はスゴイなぁとしみじみ感じました。
by 遠霞(とおがすみ) (2014-08-14 15:35)
>めりなさん
そうそう、そうです。珠玉やさんのグレードアップバージョンという、そのままです。ムース類はやっぱり絶品ですね♪ もう夫婦2人で感嘆の声をあげちゃいましたよ。
さて。めりな家の夏休み、某掲示板で斜め読みしました。あとでもう一度みようと思いますが、まずはろばた、堪能なさったようで良かったですね。新高湯も満足なさったようなら安心です。トイレ無しのお宿で、さらに隣がうるさいと厄介なのですが、それさえ気にならなければ上質な田舎宿という感じで好きなんですよね、、、最近はすみれのせい(←他人のせいにする)で行ってないですが。あ、白布の西屋さん、入浴されたんですねぇ。じつはウチはつい先日泊まってきたという、、、
お釜、残念でしたね。ウチは霧の中何も見えなくてもいいかぁと上まで行ったら、ときどき霧が晴れて、2度目のお釜見物に成功しました、、すいません、、、
by 遠霞(とおがすみ) (2014-08-14 15:40)
>ヒロさん
ホントこちらのお宿の食事は抜群です! 温泉も目当てですが、湯田川という遠い所まで足を運ぶ理由は、このお料理にもあるわけなんです。湯田川の孟宗竹は季節限定のお料理なのですが、ちょうどその始まりくらいの時期だったのか、美味しい具だくさん味噌汁に出会えました。たぶんもう少し遅い時期に行けば孟宗竹尽くしのお料理にも出会えたハズです。
by 遠霞(とおがすみ) (2014-08-14 15:44)
>ゆかりんさん
ええっ!?次回の珠玉やさん、予約完了ですかっ!!
夏のだだちゃ豆ムースも食べてみたいのですが、なかなか夏には行けずという感じです。こちらの料理長は、ホント食材のうまい組み合わせで楽しませてくれますよね。そしてムース類のうまうまなこと♪ お料理はとにかくこちらのお宿の大いなる魅力です。
くず餅、すんごい弾力感でしたね♪ デザートは珠玉やさんをイメージしていたので、複数出てきたときには妻はいたく感銘を受けておりました。妻はこちらのお料理が大好きですから。まぁ私ももちろん好きなんですが。
改めて珠玉やさんのコスパの良さにただただびっくりというのも、今回の感想の一つであったことを申し添えておきます。
by 遠霞(とおがすみ) (2014-08-14 15:50)
地産地消っていうのでしょうか。
料理がどれも魅力的です。
こういう宿に泊まってこそ...なんて思いました。
by ナツパパ (2014-08-14 15:57)
>ナツパパさん
くどき上手というお酒は地産地消ですね、間違いなく。その他も、こちらの旅館はこだわりがあるので、地のものを使うようにしているのだと思います。こちらのお宿は千葉からだと遠いんですけど、それでも行きたくなるお宿です。
by 遠霞(とおがすみ) (2014-08-14 16:24)