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稲住温泉(1) [稲住温泉]

10年8月、追分温泉の翌日は、我が家の車、初の秋田入り[車(セダン)]今度は食事ではなく、とにかく温泉重視[いい気分(温泉)]というわけで、秋田の端っこ、秋の宮温泉郷にある、やはり一軒宿の稲住温泉に泊まりました。一軒宿と言っても、すぐ近くにお宿は点在していますから、秘湯的ではないのです。豊富な緑のなかに広大な敷地を擁する温泉宿が鎮座するといった感じでしょうか。
玄関.jpg
郵便ポストがレトロな雰囲気を醸し出す、そんな玄関回りです
フロント.jpg
玄関やフロント部分はかなり広いです。フロントで記帳して、すぐに部屋へと案内されます。
図面2.jpg
覚えきれないくらい建物が大きい…泊まった部屋は、この図面でいうと右下部分になります。このお宿の有名な離れは左側の一帯。その紅葉の美しさは、鳴子峡の宣伝ポスターに採用されたほどです。図面では真ん中下に位置する玄関から、とりあえずフロント前を右に折れてロビーへ、さらに右に折れて、夕食の食事処となる部屋が並ぶ廊下を通り抜けて行きます。下がその廊下の風景。両側に部屋がびっしり並んでいます。ここはいまは個室食事処として利用されていますが、もちろん本来は宿泊できる部屋です。たぶんバス・トイレなしのお部屋だったのでしょう。かつては、なんと大規模だったのか…
食事処廊下.jpg
この廊下を抜けると、レトロな表示板の下をくぐります。左手には共同の洗面所やトイレも。なぜか洗面所の空間にはミニチュアの卓球台が。ここは福原愛さんの練習場を提供しているお宿のようです。そういうことにあんまり興味を持たなかったので、そういう視点での館内探検は一切しておりません[あせあせ(飛び散る汗)]
廊下1.jpg
廊下2.jpg
さらに進むとT字路となって、左がお風呂に続く廊下。宿泊棟は右へ。お風呂が近いから便利だなぁ~[かわいい]と思いつつ、右へ。
部屋入り口.jpg
赤い絨毯がなんとなくお宿の古さを忍ばせます。もちろん清掃は行き届いているので、快適さは変わりませんが。この廊下の突き当たり手前の楓の間がこの日の宿泊部屋。諸税込み12750円で泊まれる、お宿では一番リーズナブルなお部屋です。
部屋.jpg
入り口をはいって左がトイレ、正面が洗面所、右が部屋。なんと部屋に冷房はなく、扇風機のみ。でも暑さは十分に凌げました。冷房は不必要です。部屋は十分な広さで、窓の外一面には緑がこれでもかっと広がります。それより何より驚いたのは、洗面所の奥に部屋付の内風呂が設置されていたこと[ぴかぴか(新しい)]
部屋風呂入り口.jpg
部屋風呂1.jpg
加水はしていますが、もちろん源泉掛け流し[いい気分(温泉)]こちらのお宿は、全室トイレ、源泉掛け流し風呂付なのです。そして夕食の食事処は個室を用意、ということで、これらの点が宿泊を決める決定打となりました。安くても非常に設備が充実しているのです。
部屋風呂合成.jpg
部屋風呂湯船.jpg
さすがに1人用といった感じの大きさですが、1人ならかなりゆったり[ぴかぴか(新しい)]蛇口は2箇所で右側が源泉そのまま。と~っても熱いお湯で、それがそのままドブドブと流されています。左の水でうめないと、熱くて入れません[たらーっ(汗)]しかもお風呂の表面が熱くなるので、適宜かき混ぜ棒で混ぜて温度を確認して入りました。お湯は薄濁りで、硫黄臭がしっかりあります。浴室壁面のタイルに檜の壁を一枚取り付けたのだと思いますが、これだけで、かなり好感度アップです。でも湯船のなかのタイルはそこかしこで剥げ落ちていました。浴槽内に落ちているタイルも1枚発見しました。こうしたあたりはちょっと補修して欲しいものですが。
部屋風呂最後.jpg
それにしても部屋風呂なんて贅沢でした~[グッド(上向き矢印)]朝の大浴場が9:00から清掃となるので、朝食後は部屋風呂でまったりしていました[揺れるハート]
あと、ちょっとだけ館内の様子を。ロビーの外には池があって鯉がゆらゆら。水車も。
鯉.jpg
庭2.jpg
図面では玄関を入って左側に何も書いていないのですが、こっちには大広間とかあるいは朝食会場になった小広間とかのお部屋が続いています。下は大広間。その途中の廊下にも、額とか色紙とかいろんなものが飾ってあります。本当に大規模。でもそうした空間も含めて、昔の大規模旅館的な雰囲気とそれ相応の古さも感じられてしまいます。そういうのが気にならなければ、快適でしょう。
館内1.jpg
外の眺望もなかなか。緑に囲まれたお宿らしさが溢れています。
館内から外.jpg
消防車.jpg
お宿の名前を付けた消防車がありました。現役なのですよね…?
コメント(10) 

コメント 10

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アグネス

おはようございます。
稲住温泉って大きな旅館なのに、細やかな配慮が行き届いているというか、全室お風呂が源泉掛け流し、夕食が個室とポイント高いのですね。
広いからのーんびり過ごせそうです。
写真を見ていても緑が多く、紅葉の名所なのもうなづけます。
食事もですが、ひょうたん風呂が気になります。

by アグネス (2010-09-30 06:49) 

のん

こんばんは~(^_^)/~

お手頃の12750円で、部屋付温泉ですか?
こういう所を探している、のんです!

ごはんは、普通に食べられればいいです^m^
ま~美味しいに越した事はないですがね!

続き、楽しみ~~(^^♪



by のん (2010-09-30 17:45) 

りんく

遠霞さん、こんばんは☆
稲住温泉始まりましたね!(^^)!
一般客室でも部屋のお風呂はまずまず、というか十分に素晴らしいではないですかっ♪
ボクはここに泊まるときはやっぱり離れって思ってるんです。
離れの部屋を見学させてもらった時、ホントにうわぁ~カッチョイイって思いましたから。
でも、立ち寄りでお風呂を絶賛している彼女も泊まりとなると今イチ関心をしめしてくれません(泣)
秋田のかなりの名宿なのに、なかなか宿泊するに至らずとっても残念なのです。
一人旅でもいいからボクも泊まりたいなぁ。。。
というわけで、お風呂編、食事編楽しみにしておりますねっ☆
by りんく (2010-09-30 20:53) 

ヒロ

消防車に反応です。これは日産のアトラスだな♪ ん、Wキャブ? ヘッドライトとグリルの形状から見て相当古い型。20年は経っていると見ました。

この宿は秋田ですか。う~ん、大阪から見ればほとんど地の果てだ・・・・。それにしても、部屋風呂が源泉掛け流しで12,750円はコスパ高すぎ! お気に入りに入れとこっと♪
by ヒロ (2010-09-30 22:14) 

船山史家

秋田までくるまで?遠かったでしょう?
誰だっけ秋田に詳しい人。りんくの旦那?ああ、もうコメされてるか。

弊社に秋田出身の女性社員が一人だけいます。色白の美人です。氷のような表情で「雪女」「雪子」呼ばわりしてたら、最近開き直ったのか、本人のメールの最後に「雪子」って表示してある。でも近年、クールな表情に似ず、人情に厚く周囲への心配屋さんんなのが判明してちょっとガッカリ。
by 船山史家 (2010-10-02 08:54) 

遠霞(とおがすみ)

アグネスさん
早々にどうもありがとうございます。
お風呂はお部屋によって異なるようです。やはりオススメは離れのようですが。ウチはこのお部屋で十二分に満足でした。夕食に個室を用意してくれるのはありがたいですね。館内は広くて、ちょっと暗めかな(^^;とも思いますが、古い施設をちゃんと手入れしてあるという感じでした。
ひょうたん風呂はこのあとアップしますね。

by 遠霞(とおがすみ) (2010-10-02 17:07) 

遠霞(とおがすみ)

のんさん
こんにちは~。ここはホントお手頃価格です。部屋付温泉があることを考えると、お手頃どころか、申し訳ないくらいに感じますよ。

ごはんも前後が追分温泉とみやまだったので、ちょっと霞んだという感じで、量も十二分、とくに問題はない食事でした。その内容はまたあとで載せるつもりです。

by 遠霞(とおがすみ) (2010-10-02 17:08) 

遠霞(とおがすみ)

りんくさん
こんにちは☆一番安い宿泊費でこの部屋とは…というのが、最初に部屋に通された感想です。お風呂がちゃんとしていたので、びっくりしました。全室温泉のお風呂がついていますという宿の方の説明を電話での予約時に聞いて、半信半疑…というか、ユニットバス的なものがせいぜいだろうと…と予想して、ほとんど期待していなかったので、ホントうれしい誤算でした。だから貸切風呂2箇所(有料)なんて、まったく利用する気も生まれず。むしろなぜそんなものがあるのか不思議に思いました。それほど、ここは設備が充実していると感じました。

りんくさんの彼女さんが泊まろうとしないのは…あの、ちょっとだけ感じる大規模旅館の寂しげな名残、あるいはどうしても感じてしまうお宿の古さなのかなぁと思いますが、実際に泊まるとかなり快適だと思います。まして離れなら絶対に満足できると思いますよ。離れだと、夕食なんかもちょっと異なるようで、そのあたり、ぜひりんくさんに検証してほしいのですが^^

by 遠霞(とおがすみ) (2010-10-02 17:08) 

遠霞(とおがすみ)

ヒロさん
こんにちは。この消防車、かなり古いものでしたが、たぶん使えるのだと思います。でもどんな車種なのか…まったく私にはわかりません(^^;
その部分に反応なさるヒロさんの知識の深さにはびっくりです。
12000円台で部屋にお風呂までついているというのは、なかなか望めないと思います。お風呂重視派には非常にありがたいお宿だとしみじみ感じています。

by 遠霞(とおがすみ) (2010-10-02 17:09) 

遠霞(とおがすみ)

ジャンキー(船山史家)さん
どうも、どうも。秋田まで車はやっぱりちょっとしんどいですね。でも鳴子まで行くと、あとちょっとで秋田ですから、ここなら行けるかな?という距離でした。それを抜けて行った先が新庄ですから。そこは去年車で行ったし、村山まで行けば高速で一気に帰れるし…。これで秋の宮からさらに北上すると、もう帰る気がなくなるようなホントの秋田に突入ということになるのでしょう。
秋田美人…。いままで秋田出身の人に結構会いましたが(義母もそうだし…)、たしかにと思いつつ、でもやっぱりいろいろでしょう^^とも思いつつ…
「雪子」さん、とってもイイ人でいいじゃないですか!なんでガッカリ…?

by 遠霞(とおがすみ) (2010-10-02 17:09) 

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