稲住温泉(4) [稲住温泉]
最後は食事編ということで、まずは夕食から。夕食は個室食事処にて。この日は露草という部屋でした。かつてはトイレなしの宿泊部屋だったと思われる部屋ですから、十二分な食事処です。じつは夕食が個室食事処という点も、こちらのお宿に決めた理由の一つでした。宿泊値段に無関係に、個室食事処を用意してくださる対応はホントありがたいです。時間は、宿到着が少し遅くなってしまったので、18:30からにしてもらいました。他の宿泊客はたぶん18:00開始だったのでしょう…
テーブルの上に置ききれず、横にお膳が用意されていて、そこにもいろいろと準備されています。ほぼ一気出しといっても過言ではありません。まずは横にあったお膳のアップとその内容を一瞥しておくと…
茶碗蒸し、モズク酢、お新香、煮物が並びます。煮物もモズクもお新香も美味しかったです。モズクもなかなかいいものを利用しているのではないかと。そして特筆すべきは、やはり茶碗蒸し。追分温泉ほどではないのですが、これも甘い味付け。これぞ秋田の味?なのでしょうか。義母が作る茶碗蒸しに非常に似た味付けでした。妻にとっては家庭の味といった感じでしょうか。ちゃんと温かかったので私的にはいい茶碗蒸しだなぁ~と思いました。
到着時に瓶ビールとお銚子の冷やを2本頼んでおいたので、それがちゃんと準備してありました。お銚子には稲住温泉と書かれていますね。中身は、秋田の代表的銘柄の一つである両関でした。値段も1合400円也と良心的。これなら心おきなく飲めますね。テーブルの一番左には鰻の柳川鍋があって、席に着くとすぐに火が入ります。沸騰したら溶き卵を入れてくださいとのこと。
これはこれでなかなか美味しいのですが、妻は鰻嫌いなので、卵の部分だけを選りすぐって食べていました。ただ鰻はやっぱり鰻丼か鰻重という形で食べたいなぁ~と思うので、鰻の柳川でなくても…と思ってしまいました。
一番手前にあった前菜は、決して悪くはないのですが、至って普通といった印象でしょうか。タコわさび、煮こごり、煮貝。煮こごりは好きだし、どれもアテとしてはいいと思いますが、このなかに一條みたいなインパクトのある一品が欲しいです
岩魚の塩焼きは、普通に美味しかったのですが、これは冷めていましたその点が残念。それよりお皿の右に載っている緑色のものが気になる…。普通こういうところにある甘い物をみると…なんでデザート的なものがこんなところにあるんだろう?と思うのですが、これについては印象がちょっと違うのです。もちろん味は甘い寒天でその中に溶き卵が擦り流されているのですが、これって…非常に良く義母が作る食べ物だ…。妻にとっては子供の頃からのおやつのようです。こういう食べ物を何度も食べたことがある人って、秋田だと多いのかなぁ~?私はそういう意味で、あぁ~ここは秋田なんだという感慨を抱いてしまいました。たぶん誰にも共有されないと思いますが
刺身は、マグロの色が黒すぎる…前日に豪華な刺盛を追分温泉で食べてしまった影響が大きく、刺身には然したる感想を抱けず。隠れたところにサーモンがあるのですが、サーモン好きの妻はこの点だけは喜んでいました。
あとは、キノコとじゅんさい。じゅんさいには貝の刺身が添えられていて、味付け・食感ともに非常に良かったです。これが一番のお気に入りかな?
後で出されたお料理は、アスパラの肉巻きでした。揚げ物ですね。これはもちろん熱々で、抹茶塩との相性も良くて美味でした揚げたトマトも甘みが増して美味しい
あとはごはん、お味噌汁、デザートが運ばれて終わりです。ウチはお銚子の追加なんぞをしたので、それを見計らって結構遅めに出してもらいました。圧巻だったのは、塩鯨の薄切りがたっぷりと入ったみそ汁でした。ナスとミズが具になっていましたが、塩鯨の塩分も出ていてちょうどいい塩梅。珍しさも手伝って好印象でした
デザートには、自主的にはほとんど食べない葡萄も出てきて…久しぶりに食べましたそしてほうじ茶で〆ました。値段を考えれば、十分な夕食だと思いますし、お料理にそれほどこだわらなければ、問題ないと思います。今回は、ウチは、刺身の印象が(追分温泉の影響で)悪くなってしまったこととか、鰻が出たこと、岩魚の塩焼きが冷めていたことなどで多少印象が悪くなったかなぁと思います。前菜かどこかで一ひねりあるか、あるいはもっと素朴な感じの郷土に即したお料理であれば、かなり印象が変わるような気もしますが…
続けて朝食編も。朝食も時間は30分単位で選べました。ウチは8:00~に設定。個室ではなく朝食会場となっている小広間へ。この日は3組しか泊まっていなかったようです。まずは食事処。
そして席に着くとみそ汁が運ばれて、こんな感じに。秋田だけにいぶりがっこも登場しています。好きなんですよ、いぶりがっこ
焼き魚があればそれでご飯はすすむので、これで十分な朝食だと思います。
焼き鮭の塩加減は抑えめで、食べやすい。あとは煮物、サラダ、茹でた青菜。卵は、追分温泉に続き、温泉卵。
黄身が適度に固まっていて、いい塩梅の温泉卵でした。朝から妻の分も含めて2ついただきました
テーブルの左側には湯豆腐、右側には牛乳と海苔。朝、牛乳を飲む習慣がある妻は大喜び。私は結局食後に飲みましたが、かなり濃厚な牛乳。ひさびさに美味しい牛乳を飲んだという感じでした。こういう牛乳瓶がポツンと置かれていると、昔の旅館の朝食という雰囲気が醸成されますね…。
食後にはコーヒーも飲めます。セルフかと思ったら、持ってきていただいたので恐縮してしまいました。これでちょっとまったり。その後はしばらく館内散策をして、部屋のお風呂で最後の稲住温泉を堪能しまくったのでした。食事のインパクトはそれほどないと思いますが、部屋に掛け流しのお風呂がついても安く泊まれるし、何よりも露天風呂や大浴場が、どこも個性的で存分に温泉を満喫できるので、温泉を重視した宿選びの際にはドンピシャのお宿でしょう。とっても快適でしたよ
テーブルの上に置ききれず、横にお膳が用意されていて、そこにもいろいろと準備されています。ほぼ一気出しといっても過言ではありません。まずは横にあったお膳のアップとその内容を一瞥しておくと…
茶碗蒸し、モズク酢、お新香、煮物が並びます。煮物もモズクもお新香も美味しかったです。モズクもなかなかいいものを利用しているのではないかと。そして特筆すべきは、やはり茶碗蒸し。追分温泉ほどではないのですが、これも甘い味付け。これぞ秋田の味?なのでしょうか。義母が作る茶碗蒸しに非常に似た味付けでした。妻にとっては家庭の味といった感じでしょうか。ちゃんと温かかったので私的にはいい茶碗蒸しだなぁ~と思いました。
到着時に瓶ビールとお銚子の冷やを2本頼んでおいたので、それがちゃんと準備してありました。お銚子には稲住温泉と書かれていますね。中身は、秋田の代表的銘柄の一つである両関でした。値段も1合400円也と良心的。これなら心おきなく飲めますね。テーブルの一番左には鰻の柳川鍋があって、席に着くとすぐに火が入ります。沸騰したら溶き卵を入れてくださいとのこと。
これはこれでなかなか美味しいのですが、妻は鰻嫌いなので、卵の部分だけを選りすぐって食べていました。ただ鰻はやっぱり鰻丼か鰻重という形で食べたいなぁ~と思うので、鰻の柳川でなくても…と思ってしまいました。
一番手前にあった前菜は、決して悪くはないのですが、至って普通といった印象でしょうか。タコわさび、煮こごり、煮貝。煮こごりは好きだし、どれもアテとしてはいいと思いますが、このなかに一條みたいなインパクトのある一品が欲しいです
岩魚の塩焼きは、普通に美味しかったのですが、これは冷めていましたその点が残念。それよりお皿の右に載っている緑色のものが気になる…。普通こういうところにある甘い物をみると…なんでデザート的なものがこんなところにあるんだろう?と思うのですが、これについては印象がちょっと違うのです。もちろん味は甘い寒天でその中に溶き卵が擦り流されているのですが、これって…非常に良く義母が作る食べ物だ…。妻にとっては子供の頃からのおやつのようです。こういう食べ物を何度も食べたことがある人って、秋田だと多いのかなぁ~?私はそういう意味で、あぁ~ここは秋田なんだという感慨を抱いてしまいました。たぶん誰にも共有されないと思いますが
刺身は、マグロの色が黒すぎる…前日に豪華な刺盛を追分温泉で食べてしまった影響が大きく、刺身には然したる感想を抱けず。隠れたところにサーモンがあるのですが、サーモン好きの妻はこの点だけは喜んでいました。
あとは、キノコとじゅんさい。じゅんさいには貝の刺身が添えられていて、味付け・食感ともに非常に良かったです。これが一番のお気に入りかな?
後で出されたお料理は、アスパラの肉巻きでした。揚げ物ですね。これはもちろん熱々で、抹茶塩との相性も良くて美味でした揚げたトマトも甘みが増して美味しい
あとはごはん、お味噌汁、デザートが運ばれて終わりです。ウチはお銚子の追加なんぞをしたので、それを見計らって結構遅めに出してもらいました。圧巻だったのは、塩鯨の薄切りがたっぷりと入ったみそ汁でした。ナスとミズが具になっていましたが、塩鯨の塩分も出ていてちょうどいい塩梅。珍しさも手伝って好印象でした
デザートには、自主的にはほとんど食べない葡萄も出てきて…久しぶりに食べましたそしてほうじ茶で〆ました。値段を考えれば、十分な夕食だと思いますし、お料理にそれほどこだわらなければ、問題ないと思います。今回は、ウチは、刺身の印象が(追分温泉の影響で)悪くなってしまったこととか、鰻が出たこと、岩魚の塩焼きが冷めていたことなどで多少印象が悪くなったかなぁと思います。前菜かどこかで一ひねりあるか、あるいはもっと素朴な感じの郷土に即したお料理であれば、かなり印象が変わるような気もしますが…
続けて朝食編も。朝食も時間は30分単位で選べました。ウチは8:00~に設定。個室ではなく朝食会場となっている小広間へ。この日は3組しか泊まっていなかったようです。まずは食事処。
そして席に着くとみそ汁が運ばれて、こんな感じに。秋田だけにいぶりがっこも登場しています。好きなんですよ、いぶりがっこ
焼き魚があればそれでご飯はすすむので、これで十分な朝食だと思います。
焼き鮭の塩加減は抑えめで、食べやすい。あとは煮物、サラダ、茹でた青菜。卵は、追分温泉に続き、温泉卵。
黄身が適度に固まっていて、いい塩梅の温泉卵でした。朝から妻の分も含めて2ついただきました
テーブルの左側には湯豆腐、右側には牛乳と海苔。朝、牛乳を飲む習慣がある妻は大喜び。私は結局食後に飲みましたが、かなり濃厚な牛乳。ひさびさに美味しい牛乳を飲んだという感じでした。こういう牛乳瓶がポツンと置かれていると、昔の旅館の朝食という雰囲気が醸成されますね…。
食後にはコーヒーも飲めます。セルフかと思ったら、持ってきていただいたので恐縮してしまいました。これでちょっとまったり。その後はしばらく館内散策をして、部屋のお風呂で最後の稲住温泉を堪能しまくったのでした。食事のインパクトはそれほどないと思いますが、部屋に掛け流しのお風呂がついても安く泊まれるし、何よりも露天風呂や大浴場が、どこも個性的で存分に温泉を満喫できるので、温泉を重視した宿選びの際にはドンピシャのお宿でしょう。とっても快適でしたよ
2010-10-18 22:12
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稲住温泉(3) [稲住温泉]
続いては、19:00から男湯になった桧芳の湯。入り口には鳴子峡の宣伝ポスターがありました。紅葉シーズンは綺麗なのでしょうね、きっと。とくにポスターにある離れのお部屋は…
ここは脱衣場もホント広々。しかも窓からの景色もなかなか。脱衣場の景色が良い必要性はないのですが…お風呂の入り口も3枚の戸。これを開けて、お風呂を見ると…なんだこの大きさ
浴室の大きさは目を瞠るほど。そして湯船も尋常ならざる広さ。これで掛け流しだなんて…信じられない浴室の床一面には畳がびっしりと敷き詰められています。個人的には畳である必要性をとくには感じないのですが、確かに滑りにくい、これ。
カランが浴室の右側一面にずらっと並ぶのですが、シャワーがなぜか2箇所しかないこりゃ洗い場は争いになるぞ、混むと。このへんのアンバランスさは不思議。手すりが1箇所に設けてありますが、あまりに湯船が広いので、わざわざ利用するのも面倒です。いちいち手すりまで移動せずに、入りたいところから入る方が便利だと思うくらい。そのくらいの広さなのです。
これだけの湯船に一定温度のお湯を満たすために、相当量のお湯がドバドバと掛け流されていますが、その脇の樽にもお湯がなみなみと。これは掛け湯用なのでしょうか?あ、でもそういえば、朝食前にとある男性がこの樽に入ってお湯をざば~んと溢れさせておりました。何もこれだけ大きな湯船の横の小さな樽に入らなくても…と思いました。
お湯は湯船から、これでもかっというくらい流れ出していきます。ちょうど湯船の入り口側と反対のあたり。もはや排水が追いつかないというくらいなのです。湯船の端っこに腰掛けて、手足で波を起こすと、ホント広い湯船なのでホイヘンスの原理をしみじみと実感できます湯船の途中に柱があって波を遮るのも、これまたその面白みを増すばかり。
湯温はちょっと熱めですが、それでも長湯がそれなりにできる温度だと思います。要するに適温湯船に一人でじっくり浸かると、お風呂の大きさを実感してホント圧倒されてしまいますが、でも心ゆくまで稲住のすばらしいお湯を満喫できます。
洗い場側からみてもお風呂の大きさは実感できます。外の景色も緑一色でなかなか。この窓の下に露天が併設されているわけです。露天への入り口は、浴室入り口のすぐ左。下に降りる階段があります。
これまた開放的なお風呂です。大きく分けて3つの湯船といえばいいのでしょうか。真ん中に内湯と同じく樽風呂が鎮座。その右側にちょっと狭いお風呂。左側のお風呂は樽の裏側まで広がる大きさがあり、眺望もなかなか。
雨が降ると右側の露天しか利用できませんが、晴れているなら断然左側ただ湯船はいずれもちょっと浅いので、じっくり浸かるという感じではないかも。こちらにも惜しみなく源泉が投入されていました
内湯の大きさに圧倒されてしまう桧芳の湯ですが、意外と露天も広々していて快適。桶風呂・樽風呂の露天やひょうたん風呂とはまた異なる個性的な魅力に溢れたお風呂でした
ちなみにこの桧芳の湯。朝食前に入浴すると、男性が4人で利用ということになりました。この日宿泊した男性は、どうやら3組4人だったようなので、全男性がお風呂で一堂に会したということになります。でもまったく混雑感はありません。如何せんこの広さですからなんというお風呂なのでしょう…ちょっと感動
ここは脱衣場もホント広々。しかも窓からの景色もなかなか。脱衣場の景色が良い必要性はないのですが…お風呂の入り口も3枚の戸。これを開けて、お風呂を見ると…なんだこの大きさ
浴室の大きさは目を瞠るほど。そして湯船も尋常ならざる広さ。これで掛け流しだなんて…信じられない浴室の床一面には畳がびっしりと敷き詰められています。個人的には畳である必要性をとくには感じないのですが、確かに滑りにくい、これ。
カランが浴室の右側一面にずらっと並ぶのですが、シャワーがなぜか2箇所しかないこりゃ洗い場は争いになるぞ、混むと。このへんのアンバランスさは不思議。手すりが1箇所に設けてありますが、あまりに湯船が広いので、わざわざ利用するのも面倒です。いちいち手すりまで移動せずに、入りたいところから入る方が便利だと思うくらい。そのくらいの広さなのです。
これだけの湯船に一定温度のお湯を満たすために、相当量のお湯がドバドバと掛け流されていますが、その脇の樽にもお湯がなみなみと。これは掛け湯用なのでしょうか?あ、でもそういえば、朝食前にとある男性がこの樽に入ってお湯をざば~んと溢れさせておりました。何もこれだけ大きな湯船の横の小さな樽に入らなくても…と思いました。
お湯は湯船から、これでもかっというくらい流れ出していきます。ちょうど湯船の入り口側と反対のあたり。もはや排水が追いつかないというくらいなのです。湯船の端っこに腰掛けて、手足で波を起こすと、ホント広い湯船なのでホイヘンスの原理をしみじみと実感できます湯船の途中に柱があって波を遮るのも、これまたその面白みを増すばかり。
湯温はちょっと熱めですが、それでも長湯がそれなりにできる温度だと思います。要するに適温湯船に一人でじっくり浸かると、お風呂の大きさを実感してホント圧倒されてしまいますが、でも心ゆくまで稲住のすばらしいお湯を満喫できます。
洗い場側からみてもお風呂の大きさは実感できます。外の景色も緑一色でなかなか。この窓の下に露天が併設されているわけです。露天への入り口は、浴室入り口のすぐ左。下に降りる階段があります。
これまた開放的なお風呂です。大きく分けて3つの湯船といえばいいのでしょうか。真ん中に内湯と同じく樽風呂が鎮座。その右側にちょっと狭いお風呂。左側のお風呂は樽の裏側まで広がる大きさがあり、眺望もなかなか。
雨が降ると右側の露天しか利用できませんが、晴れているなら断然左側ただ湯船はいずれもちょっと浅いので、じっくり浸かるという感じではないかも。こちらにも惜しみなく源泉が投入されていました
内湯の大きさに圧倒されてしまう桧芳の湯ですが、意外と露天も広々していて快適。桶風呂・樽風呂の露天やひょうたん風呂とはまた異なる個性的な魅力に溢れたお風呂でした
ちなみにこの桧芳の湯。朝食前に入浴すると、男性が4人で利用ということになりました。この日宿泊した男性は、どうやら3組4人だったようなので、全男性がお風呂で一堂に会したということになります。でもまったく混雑感はありません。如何せんこの広さですからなんというお風呂なのでしょう…ちょっと感動
2010-10-07 21:39
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稲住温泉(2) [稲住温泉]
それでは到着時から19:00まで男湯となっていたお風呂を。内湯のひょうたん風呂と露天の桶風呂・釜風呂が男湯でした。両者はそれぞれ離れているので、着替えないと往来はできません。まずはひょうたん風呂から。
それほど大きくないのですが、かなりの掛け流し量。しかもこの内湯は湯気が籠もる、籠もるお湯も熱めで、とても夏に長湯は無理…というか禁物でしょう。ひょうたん型の湯船の底は右から左へと傾斜が付いていて、少しずつ深くなります。湯船の左の方には小さな黒いこれまたひょうたん。ここからは冷水が溢れています。アツアツの内湯ですから、冷水はありがたかったです。涼めます
カランは2箇所ですが、1つはこわれていましたなので実質的には1箇所のみ。とうとう最後まで独占できたので、不便はなかったのですが、部屋数に比してカランが少ないような?
脱衣場は簡素。でもまったく問題ありません。なぜか相撲の番付表が貼ってありました。続いて露天風呂。いま思い出しても…あぁ~また入りたい、あの開放感そして満足感
脱衣場はこれまた簡素。そして…浴室への扉を開くと…
写真とは迫力が違~う本当にこんなに開放的なんだぁ~いいっ、この風呂。思わずうわあぁ~と声が出ました(ちなみに誰もいなかったので)。
一応左側にカランもあります。でもここではとにかくお風呂につかることだけを…
手前の内湯部分もかなりの掛け流し量。湯船の縁からは大量のお湯が流れ去っていきます。このお風呂は内湯が併設されている的ですが、よくみれば、この内湯こそがこの浴室に旧来から現存した部分であることはすぐに理解できます。要は内湯の壁をぶちやぶって、奥に桶と釜のお風呂を設置したわけですね。
だからこの内湯に入って湯船を横断するしか、奥へ行く手段はないのです。ちょいと写真だけ撮りに行こうなんてつもりで浴衣で横断することはできません。ちょっと浅い茶色の増設された湯船部分を越えて、ようやく奥へと到着。
3つの湯船に、これまたお湯が掛け流されています。一体どれだけお湯が豊富なんだろう…
桶・釜風呂側から内湯部分をみると上の写真のような感じになります。完全に壁を壊していますね。この大英断に拍手したくなってしまいます
一番奥にあるのが桶風呂。大きさも最大。桶の内部に段差があって、これがちょうど椅子にもなります。釜風呂には段差などナシ。右側の釜はちょっと小ぶり。これに入ってから出ると、お湯が極端に減っていますよ自分の容積が大きいだけか
桶・釜とも掛け流し。釜風呂なんぞは、釜そのままですから、釜の縁のあちこちからお湯がゆらゆらと溢れていくばかりです。う~ん贅沢
先端の桶風呂に浸かりながら、緑を眺めて目の保養…あぁなんて贅沢な景色、そして環境適温の桶風呂に体がとろけるまで入っていたい…。この景色、下を覗くと、非常に地面が近いので興ざめしますが、桶風呂内に腰掛けて正面を向くと、その部分は決して見えません。だから抜群の開放感を満喫できるのです。素晴らしい~
19:00で男女交替。名残を惜しみながら、この素晴らしい露天風呂とお別れです
それほど大きくないのですが、かなりの掛け流し量。しかもこの内湯は湯気が籠もる、籠もるお湯も熱めで、とても夏に長湯は無理…というか禁物でしょう。ひょうたん型の湯船の底は右から左へと傾斜が付いていて、少しずつ深くなります。湯船の左の方には小さな黒いこれまたひょうたん。ここからは冷水が溢れています。アツアツの内湯ですから、冷水はありがたかったです。涼めます
カランは2箇所ですが、1つはこわれていましたなので実質的には1箇所のみ。とうとう最後まで独占できたので、不便はなかったのですが、部屋数に比してカランが少ないような?
脱衣場は簡素。でもまったく問題ありません。なぜか相撲の番付表が貼ってありました。続いて露天風呂。いま思い出しても…あぁ~また入りたい、あの開放感そして満足感
脱衣場はこれまた簡素。そして…浴室への扉を開くと…
写真とは迫力が違~う本当にこんなに開放的なんだぁ~いいっ、この風呂。思わずうわあぁ~と声が出ました(ちなみに誰もいなかったので)。
一応左側にカランもあります。でもここではとにかくお風呂につかることだけを…
手前の内湯部分もかなりの掛け流し量。湯船の縁からは大量のお湯が流れ去っていきます。このお風呂は内湯が併設されている的ですが、よくみれば、この内湯こそがこの浴室に旧来から現存した部分であることはすぐに理解できます。要は内湯の壁をぶちやぶって、奥に桶と釜のお風呂を設置したわけですね。
だからこの内湯に入って湯船を横断するしか、奥へ行く手段はないのです。ちょいと写真だけ撮りに行こうなんてつもりで浴衣で横断することはできません。ちょっと浅い茶色の増設された湯船部分を越えて、ようやく奥へと到着。
3つの湯船に、これまたお湯が掛け流されています。一体どれだけお湯が豊富なんだろう…
桶・釜風呂側から内湯部分をみると上の写真のような感じになります。完全に壁を壊していますね。この大英断に拍手したくなってしまいます
一番奥にあるのが桶風呂。大きさも最大。桶の内部に段差があって、これがちょうど椅子にもなります。釜風呂には段差などナシ。右側の釜はちょっと小ぶり。これに入ってから出ると、お湯が極端に減っていますよ自分の容積が大きいだけか
桶・釜とも掛け流し。釜風呂なんぞは、釜そのままですから、釜の縁のあちこちからお湯がゆらゆらと溢れていくばかりです。う~ん贅沢
先端の桶風呂に浸かりながら、緑を眺めて目の保養…あぁなんて贅沢な景色、そして環境適温の桶風呂に体がとろけるまで入っていたい…。この景色、下を覗くと、非常に地面が近いので興ざめしますが、桶風呂内に腰掛けて正面を向くと、その部分は決して見えません。だから抜群の開放感を満喫できるのです。素晴らしい~
19:00で男女交替。名残を惜しみながら、この素晴らしい露天風呂とお別れです
2010-10-02 17:18
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稲住温泉(1) [稲住温泉]
10年8月、追分温泉の翌日は、我が家の車、初の秋田入り今度は食事ではなく、とにかく温泉重視というわけで、秋田の端っこ、秋の宮温泉郷にある、やはり一軒宿の稲住温泉に泊まりました。一軒宿と言っても、すぐ近くにお宿は点在していますから、秘湯的ではないのです。豊富な緑のなかに広大な敷地を擁する温泉宿が鎮座するといった感じでしょうか。
郵便ポストがレトロな雰囲気を醸し出す、そんな玄関回りです。
玄関やフロント部分はかなり広いです。フロントで記帳して、すぐに部屋へと案内されます。
覚えきれないくらい建物が大きい…泊まった部屋は、この図面でいうと右下部分になります。このお宿の有名な離れは左側の一帯。その紅葉の美しさは、鳴子峡の宣伝ポスターに採用されたほどです。図面では真ん中下に位置する玄関から、とりあえずフロント前を右に折れてロビーへ、さらに右に折れて、夕食の食事処となる部屋が並ぶ廊下を通り抜けて行きます。下がその廊下の風景。両側に部屋がびっしり並んでいます。ここはいまは個室食事処として利用されていますが、もちろん本来は宿泊できる部屋です。たぶんバス・トイレなしのお部屋だったのでしょう。かつては、なんと大規模だったのか…
この廊下を抜けると、レトロな表示板の下をくぐります。左手には共同の洗面所やトイレも。なぜか洗面所の空間にはミニチュアの卓球台が。ここは福原愛さんの練習場を提供しているお宿のようです。そういうことにあんまり興味を持たなかったので、そういう視点での館内探検は一切しておりません
さらに進むとT字路となって、左がお風呂に続く廊下。宿泊棟は右へ。お風呂が近いから便利だなぁ~と思いつつ、右へ。
赤い絨毯がなんとなくお宿の古さを忍ばせます。もちろん清掃は行き届いているので、快適さは変わりませんが。この廊下の突き当たり手前の楓の間がこの日の宿泊部屋。諸税込み12750円で泊まれる、お宿では一番リーズナブルなお部屋です。
入り口をはいって左がトイレ、正面が洗面所、右が部屋。なんと部屋に冷房はなく、扇風機のみ。でも暑さは十分に凌げました。冷房は不必要です。部屋は十分な広さで、窓の外一面には緑がこれでもかっと広がります。それより何より驚いたのは、洗面所の奥に部屋付の内風呂が設置されていたこと
加水はしていますが、もちろん源泉掛け流しこちらのお宿は、全室トイレ、源泉掛け流し風呂付なのです。そして夕食の食事処は個室を用意、ということで、これらの点が宿泊を決める決定打となりました。安くても非常に設備が充実しているのです。
さすがに1人用といった感じの大きさですが、1人ならかなりゆったり蛇口は2箇所で右側が源泉そのまま。と~っても熱いお湯で、それがそのままドブドブと流されています。左の水でうめないと、熱くて入れませんしかもお風呂の表面が熱くなるので、適宜かき混ぜ棒で混ぜて温度を確認して入りました。お湯は薄濁りで、硫黄臭がしっかりあります。浴室壁面のタイルに檜の壁を一枚取り付けたのだと思いますが、これだけで、かなり好感度アップです。でも湯船のなかのタイルはそこかしこで剥げ落ちていました。浴槽内に落ちているタイルも1枚発見しました。こうしたあたりはちょっと補修して欲しいものですが。
それにしても部屋風呂なんて贅沢でした~朝の大浴場が9:00から清掃となるので、朝食後は部屋風呂でまったりしていました
あと、ちょっとだけ館内の様子を。ロビーの外には池があって鯉がゆらゆら。水車も。
図面では玄関を入って左側に何も書いていないのですが、こっちには大広間とかあるいは朝食会場になった小広間とかのお部屋が続いています。下は大広間。その途中の廊下にも、額とか色紙とかいろんなものが飾ってあります。本当に大規模。でもそうした空間も含めて、昔の大規模旅館的な雰囲気とそれ相応の古さも感じられてしまいます。そういうのが気にならなければ、快適でしょう。
外の眺望もなかなか。緑に囲まれたお宿らしさが溢れています。
お宿の名前を付けた消防車がありました。現役なのですよね…?
郵便ポストがレトロな雰囲気を醸し出す、そんな玄関回りです。
玄関やフロント部分はかなり広いです。フロントで記帳して、すぐに部屋へと案内されます。
覚えきれないくらい建物が大きい…泊まった部屋は、この図面でいうと右下部分になります。このお宿の有名な離れは左側の一帯。その紅葉の美しさは、鳴子峡の宣伝ポスターに採用されたほどです。図面では真ん中下に位置する玄関から、とりあえずフロント前を右に折れてロビーへ、さらに右に折れて、夕食の食事処となる部屋が並ぶ廊下を通り抜けて行きます。下がその廊下の風景。両側に部屋がびっしり並んでいます。ここはいまは個室食事処として利用されていますが、もちろん本来は宿泊できる部屋です。たぶんバス・トイレなしのお部屋だったのでしょう。かつては、なんと大規模だったのか…
この廊下を抜けると、レトロな表示板の下をくぐります。左手には共同の洗面所やトイレも。なぜか洗面所の空間にはミニチュアの卓球台が。ここは福原愛さんの練習場を提供しているお宿のようです。そういうことにあんまり興味を持たなかったので、そういう視点での館内探検は一切しておりません
さらに進むとT字路となって、左がお風呂に続く廊下。宿泊棟は右へ。お風呂が近いから便利だなぁ~と思いつつ、右へ。
赤い絨毯がなんとなくお宿の古さを忍ばせます。もちろん清掃は行き届いているので、快適さは変わりませんが。この廊下の突き当たり手前の楓の間がこの日の宿泊部屋。諸税込み12750円で泊まれる、お宿では一番リーズナブルなお部屋です。
入り口をはいって左がトイレ、正面が洗面所、右が部屋。なんと部屋に冷房はなく、扇風機のみ。でも暑さは十分に凌げました。冷房は不必要です。部屋は十分な広さで、窓の外一面には緑がこれでもかっと広がります。それより何より驚いたのは、洗面所の奥に部屋付の内風呂が設置されていたこと
加水はしていますが、もちろん源泉掛け流しこちらのお宿は、全室トイレ、源泉掛け流し風呂付なのです。そして夕食の食事処は個室を用意、ということで、これらの点が宿泊を決める決定打となりました。安くても非常に設備が充実しているのです。
さすがに1人用といった感じの大きさですが、1人ならかなりゆったり蛇口は2箇所で右側が源泉そのまま。と~っても熱いお湯で、それがそのままドブドブと流されています。左の水でうめないと、熱くて入れませんしかもお風呂の表面が熱くなるので、適宜かき混ぜ棒で混ぜて温度を確認して入りました。お湯は薄濁りで、硫黄臭がしっかりあります。浴室壁面のタイルに檜の壁を一枚取り付けたのだと思いますが、これだけで、かなり好感度アップです。でも湯船のなかのタイルはそこかしこで剥げ落ちていました。浴槽内に落ちているタイルも1枚発見しました。こうしたあたりはちょっと補修して欲しいものですが。
それにしても部屋風呂なんて贅沢でした~朝の大浴場が9:00から清掃となるので、朝食後は部屋風呂でまったりしていました
あと、ちょっとだけ館内の様子を。ロビーの外には池があって鯉がゆらゆら。水車も。
図面では玄関を入って左側に何も書いていないのですが、こっちには大広間とかあるいは朝食会場になった小広間とかのお部屋が続いています。下は大広間。その途中の廊下にも、額とか色紙とかいろんなものが飾ってあります。本当に大規模。でもそうした空間も含めて、昔の大規模旅館的な雰囲気とそれ相応の古さも感じられてしまいます。そういうのが気にならなければ、快適でしょう。
外の眺望もなかなか。緑に囲まれたお宿らしさが溢れています。
お宿の名前を付けた消防車がありました。現役なのですよね…?
2010-09-29 22:37
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