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開田高原 西野温泉やまかの湯 ブログトップ

開田高原 西野温泉やまかの湯(3) [開田高原 西野温泉やまかの湯]

朝食は8:00にお願いしました。夕食と同じ食事処にて。
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おかずがちょこちょこと載ったお皿の真ん中には、塩鮭。適度な塩味と脂ののりが美味しい。
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きゅうりには唐辛子味噌が。
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獅子唐と小エビが炒められていて、
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自家製と思しきキャラブキは抜群の美味しさ[揺れるハート]
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卵焼きに、
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奴にはふき味噌、生のズッキーニにはごま油がかかっていて、意外な逸品になってます。
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いかにもという沢庵と酸っぱさは控えめな梅干し。
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甘みのないヨーグルトにはブルーベリーソース。
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味噌汁にはユウガオとキノコと豆腐。このキノコも地元産の珍しいものでした。名前は完全に忘れました[あせあせ(飛び散る汗)] しっかりした食感が印象強いキノコです。朝食も地のものにこだわった美味しい品揃え。最後にコーヒーが供されて〆。美味しかったです[かわいい] 部屋も食事も温泉も満足です。お宿の方の対応もとっても良くて、再訪して良かったなぁと感じさせてくれました。

この日は曇りときどき豪雨だったので、御嶽山を望むのはムリだなぁと判断して、木曽福島へ。中山道の宿場見学を。
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古い町並みが残される一角へ。坂道を鍵形に曲がりながら上がると、
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上の段という趣ある通りへ。
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大通寺へつながる参道は海鼠壁に面した独特の風情です。
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その後、木曽を管轄した山村代官の下屋敷跡を見学したら、狐のミイラを拝めることに。貴重な体験でした。
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木曽福島で昼食、蕎麦となれば、一番の有名店はくるまや本店でせう。とにかく大きな店構え。
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店内には一部椅子席が導入されていますが、昔ながらの風情はそのまま。ここも2度目の訪問です。
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妻は冷かけそば、私はもりそば2枚=並。前に食べたはずの、くるまや本店の蕎麦の印象がまったく残っていないのはなぜだろうと思いながら、もりそばを口に入れて思い出しました、、、
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そうだ、、ここのは黒くて太くて見た目は間違いなく好みなのに、麺はふにゃっとしていたんだった…[バッド(下向き矢印)] このやわやわの蕎麦は独特なんでしょうが、好みからはハズれています、、、
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蕎麦湯が黒々しているのも他にはなさそうな。この味の濃さは素晴らしい。そしてやまかの湯の若女将さんオススメ、この時期限定の栗子餅を買うべく、街中の田ぐちというお菓子屋さんへ。
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木曽のいわゆる栗きんとんでお餅をくるんだもの。砂糖をほとんど使わない栗きんとん、私は好みのお菓子なのですが、妻はあのボサボサ感がダメらしくキライとのこと。ウチは夫婦で好みがなかなか合いませぬ(笑)
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名物のそば饅頭も購入しました。こっちは妻の好み也。そして木曽福島に来て寄らないはずがない蔵元へも。
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七笑ですよん[グッド(上向き矢印)] もちろんお酒を大量購入[かわいい]
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実はこれこそが木曽福島に来た最大の目的だったような、、、


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開田高原 西野温泉やまかの湯(2) [開田高原 西野温泉やまかの湯]

夕食は到着時に18:30でお願いしました。電話で連絡があって、食事処へ。
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上がり框の先に掘り炬燵形式の座卓が設えてあります。そこにはすでに準備が。食前酒は梅酒。写真だと右側にお皿の端だけが見えますが、開田高原産、というか、お隣の農家さんで採れたトウモロコシが用意されています。基本的に開田高原で採れた物が多い、地産地消を貫徹したような食事です。お品書きはないんですが、ていねいに説明してくれます。
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右側は素揚げしたインゲン。かなり大きなインゲンですが、ここまで大きくても固くならないのが地元産の特徴だそうです。甘くて美味しいですよ。真ん中のミョウガも近くでとれたもの。今年はあまり大きいものがとれなくて、とのことでしたが、柔らかくて、酢加減もちょうどで美味しかった。
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そして岩魚の卵の醤油漬け。こだわり業者の養殖岩魚から採ったものらしいです。こりゃアテに最高ですな。ちびちび飲みながらいただきました。
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塩漬け保存したものを塩抜きしたワラビにおかかをかけたもの。味が濃いですねぇ。山菜の時期じゃなくてもていねいな保存方法で美味しさが保たれています。
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お椀に入っていたのは、木曽地方では冠婚葬祭に欠かせない大平(おおびら)というお料理。いろんな野菜やこんにゃくなどが出汁で炊かれた逸品。こづゆみたいな感じ。素朴な煮物ですが、丁寧な作りで、ひじょーに美味しい[るんるん]
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白菜も開田高原の名産品。甘くて瑞々しい白菜を浅漬けにしてあります。
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着席時に火が付けられるのは、信州牛の朴葉味噌焼き。
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沸々してきたら適宜混ぜて火を通します。甘めの白味噌は味が濃いのですが、それにも負けない信州牛の甘さが際立ちますね。そして、ラップがかけてあった、まだまだ温かいトウモロコシ。
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お隣の農家での朝採れ。甘ーーーーい[るんるん] この時期の開田高原はトウモロコシ出荷の最盛期。道の駅にも、開田高原産と明記したトウモロコシがたくさんありました。品種はグラビスという黄色の粒に白い粒が適宜混じったもの。開田高原ではこの品種が一番多く栽培されているそうです。夜のうちに頼めば、翌朝、採り立てのトウモロコシを持って帰れるというので、速攻で注文です[るんるん]
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このときはHPから、日本酒がつくプランで申し込んだので、瓶ビールの後は、日本酒を2合。種類も選べてオトクでした。このあともちろん日本酒は有料で追加しましたけどね。そこへ熱々の蒸し物が到着。
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蕎麦の実の蒸し物でした。上には山葵が載り、餡がかけてあります。いろんな具材が入っているので混ぜてからどうぞ、とのこと。ネットリした蕎麦の実とキノコなどの具材との相性が絶妙の味わいでした。
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その後にこれまた熱々、焼きたての岩魚の塩焼き。岩魚は養殖ではありますが、かなりこだわって養殖している業者から仕入れたものだそうです。しかも多くの岩魚はニッコウ岩魚なのですが、これは小ぶりながら希少なヤマト岩魚。焼き加減もばっちりで、身はふわほろ状態。とっても美味しい岩魚でした[グッド(上向き矢印)]
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さらにしっかり冷えた馬刺し。すり下ろしニンニクで。美味しいに決まっているじゃないですか[かわいい] 抜群のアテですよん。しばらくすると、地元で採れ始めたので、、、と、何と初物の松茸[ぴかぴか(新しい)] 個人的に松茸料理では一番の大好物である土瓶蒸し[揺れるハート]
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この日が松茸を提供した最初の日になったようです。地物しか使用しないとのことで、例年、9月上旬からスタートとのこと。出始めの時期がいつになるか、豊作になるかどうか、こればっかりはわからないそうです。ウチはとにかく初物の松茸を味わえて、とってもラッキーでした。
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さらに小皿で、地元産の珍しいキノコ。名前は、ホウキタケ。ホイル蒸しになっています。前菜に間に合えば良かったのですが、入手できたのが夕方だったので、とのこと。そんな地元のキノコをわざわざ出してくれる姿勢が、ホントありがたいです。食感がしっかりしたキノコでした。お酒がすすみますねーーー[揺れるハート] 最後に手打ち蕎麦が出てくるのは昔と同じ。なので最後にごはんと蕎麦をどうするか聞かれます。妻は前回泊まったときにお腹一杯で蕎麦を食べ損ねて悔しがっていたので、とにかく蕎麦を、と。私も蕎麦は最優先で食べたかったので、じゃぁごはんはほんの少しだけ、と。
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で。ごはんは白米か炊き込みご飯かを選択できたので、ここはやっぱり炊き込みご飯を。この日はコシアブラのまぜご飯でした。コシアブラがキレイな緑色。かほりもしっかり。美味しいーーー[るんるん] 山菜の季節じゃないのに、、、と思ったら、冷凍にした地物のコシアブラとのこと。こういう季節物は採れるときにはイヤというほど採れるそうで、そのときにしっかり下処理をして、冷凍保存するそうです。だから発色もかほりも抜群なコシアブラが夏に食べられるわけです。若女将さん曰く、でもあまりにコシアブラが多いので、下処理を終わると、しばらくコシアブラを見たくなくなるとのことでした。そうした苦労と手間があってこそのこのご飯、ありがたく頂戴しました。そして、
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待ちに待った、打ち立ての蕎麦。さすが蕎麦の名産地、開田高原。最後の〆は手打ち蕎麦に限ります。もちろん美味しいですよーー[揺れるハート]
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ちゃんとデザートも。若女将さんお手製のほうじ茶プリン。上品な甘さでほうじ茶のかほりもしっかり。とっても満足な夕食でした。やっぱりこのお宿の料理は美味しい[るんるん]

タグ:温泉 長野県
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開田高原 西野温泉やまかの湯(1) [開田高原 西野温泉やまかの湯]

これからしばらく2014年9月上旬に行った御嶽山周辺の旅の模様をアップしようと思います。まさか御嶽山が噴火するとは予想だにしなかった時期の旅の記録です。その頃の思いや感じたことを、噴火前に下書きしてあって、それをほぼそのまま利用して記事にしていますので、脳天気な記述があろうかと思いますが、御容赦ください。御嶽山の噴火で亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。また泊まったお宿はどちらもとってもイイところでした。こうしたお宿が御嶽山の近辺にあることで風評被害などを受けないことをせつに祈念しております。では以下、、、


2014年9月。混雑する首都高を抜けて、中央道を延々と伊那ICまで。そこから権兵衛トンネルを抜けて、木曽はすべて山のなか。
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ちょうど昼食時なので、今回の旅のテーマ??でもある蕎麦を。水車家という大規模なお店にて。
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私はふつーにざるそば。細いタイプの麺です。ふつーに美味しかったです。
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妻は冷たいおろしのぶっかけ。おろしのぶっかけにもざるそばにも、冷や奴と甘ーーーいお菓子がついてくるんですが、個人的には不必要かなぁと。

そこから名所・旧跡巡り。実は木曽は何度か訪問しているんですが、未訪問だったのが寝覚ノ床。
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寺院の境内から見下ろすのが絶景ですが、中央本線の電線は邪魔ですね。とはいえ仕方がない。
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電線のない姿を求めて、結局下まで降りることに。浦島太郎は本当にここで目覚めたのであろうか、、、などと余計な想像は禁物なのでしょう。そこから道の駅なんぞに寄りつつ、王滝村へ。
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いまはとても観光というわけにはいかないでしょうが、このときは9月上旬。御嶽山の噴火なんて予想だにしなかった時期です。だから王滝村にも気軽に出かけておりました。出向いたのは、王滝村にある御嶽神社里宮。御嶽山に至る各所のルートに里宮があるわけですが、このときの旅ではこの御嶽山も旅のサブ・テーマになっていたりします。ひたすら階段を上がった先には、『夜明け前』の主人公青山半蔵がお籠もりした里宮が出現します。たしか第一部の最後でしたかね。うろ覚えになりつつ、、、。この山岳信仰やら何やら、とにかくいろんな在地の信仰が混じったかのような(具体的には何も知らないんですが)おどろおどろしさ、、、ここに来るのは2度目なんですが、またしても衝撃を受ける、そんな霊場だなぁと感じました。

そして。避暑を兼ねて出かけた先は、開田高原。そこにある西野温泉やまかの湯
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まさに前回王滝村を訪問したときに泊まったお宿。だから再訪です。とはいえ、、、、前回訪問したのは、10年以上前。あの頃はちゃんと事前学習で『夜明け前』を読んでから来たなぁなどと思いつつ。
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玄関を入るも、まったく記憶にないんですよね、これが[たらーっ(汗)] もちろん快適だったことと食事が美味しかったことは覚えていますが。
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フロントを過ぎるとお土産物が少しだけ売っています。開田高原はさすが避暑地。若女将さんの話ですと、最低気温は夏でも21度を超えたことがない、とのこと。夏なのに、千葉だと掛布団を利用して寝るなんて想像できない季節に、冷房ナシ、かつ掛布団が必要となる、そんな環境です。
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泊まったのは廊下を進んだ、一番奥、105のひのきという部屋。
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ここはバス・トイレ付き。ちなみに全部屋トイレ付きです。
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10畳の部屋の奥に掘り炬燵形式の空間。贅沢な間取りです。
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網戸にしていれば、涼しくて快適。夜は閉めないと寒いくらいです。
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では温泉へ[soon] 男女別大浴場の入口の左側にはお休み処と貸切風呂の入口。貸切は有料なので利用しませんでした。このお休み処では麦茶が飲めました。
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上は男湯の脱衣処の様子。マッサージ機があります。
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浴室にはシンプルな内湯のみ。両側にそれぞれ2つずつカラン・シャワーがあります。
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シャンプーとリンスは1種類のみですが、ボディソープはハーブ塩も含めて3種ありました。ハーブ塩が傷口に凍みますよ。
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少しだけ塩素臭がしますが、慣れると気にならない程度。湯船は4人くらいが同時に入ったら一杯です。かつて泊まったときは、浴室が混雑した記憶が鮮明にあるんですが、今回は大丈夫でした。
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組合所有の西野温泉は13度ちょっとの冷泉なので、加温した源泉が湯口から注がれます。加水はしていませんが、循環併用タイプ。
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湯口から注がれるかなりの量がそのまま湯船の外へと流れていきます。加温しているのに、24時間利用可というのも、きっと経費はかかるんだろうなぁと。それを負担しても夜中も入れますよというのは、温泉宿としての矜恃でしょうかね。お湯は、ちゃんと、とろみを実感できる温泉でした[るんるん]

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