岩地温泉民宿かいとく丸(2) [岩地温泉民宿かいとく丸]
17:30になると部屋に電話がかかってきました。夕食の準備ができたとのこと。さっそく1Fの食事処へ。障子に近い2人用の小さめのテーブルにて。下のような準備がなされていました。
タコのカルパッチョ仕立ては、小皿にとりわけていただきます。
バルサミコ酢の風味が引き立つ、シンプルながら深い味わい。いきなりハート鷲掴みって感じです。
そしてチーズ。わざわざご主人が「これはチーズです」と説明してくれます。隣のテーブルでその説明をする理由も話していました。説明しないと、最後までこれを豆腐だと思って食べる人がいるので、説明を加えるそうです。なるほど。ホントふわふわのチーズ。とっても薄味ながらチーズの旨さはしっかりあるので、チーズ好きの妻はとってもお気に入り。横に添えてある鉄火味噌もこれまた美味で、最後までアテとして有効活用させていただきましたお酒のメニューは限定されていますが、ウチにはまったく問題なし。
瓶ビールと開運の冷酒2合を最初に注文。洒落た酒器で冷えた開運が提供されました。ウチは二人でにんまりこのあとは開運の追加で、すべてのお料理を堪能しましたそういえば開運の追加時に、ご主人が、「これがね、うちの料理に一番あうんですよ」と。まったくその通りでございます
最初に追加されたお料理がサザエ。バジルとバターを使ったソースにからめられていて、美味~いサザエがやわらかくて、甘みを感じる逸品でした。サザエはもちろん好物~そして伊勢海老のお造り。これをつけると、宿泊費は1人13000円也。でも予約時に電話で、ご主人が値段を説明しながら、「13000円の伊勢海老付がオススメです」と、そして「じゃあ13000円でお願いします」と返すと、「えぇ、いいと思います♪」というやりとりがあったので、伊勢海老付がこのお宿では一番適切なコースなのでしょう。伊勢海老の身は普通のお宿より若干大きめに切ってあるような?それゆえにしっかりした食感があったので、非常に楽しめました。もちろんあまあま
そしてちょっと遅れて平目のお造りも登場。一番上にある切り身が、縁側。妻の方に出た縁側のほうがしっかり縁側でした(写真は私の方です)。これも見た目以上に量があって、お酒をゆったりと飲むのに最適なアテとなりました。もちろん食感も甘みも鮮烈で、平目好きにはたまりませんそしてこのポン酢が抜群にうまうま自家製なのでしょうね。去年、大阪にさんざん行ってから、ポン酢の美味しさに目覚めましたが、ここのポン酢もそれに並ぶ逸品でした酸っぱくなくて、むしろ刺身の味わいを引き立てる適切なポン酢なんです。「伊勢海老の刺身をこれで食べても美味しいですよ」とご主人に奨められ、妻は伊勢海老も食べていましたが、なるほど美味だったそうです。平目は醤油にわさびより、ここのお宿のポン酢のほうが圧倒的に美味かったですね
そして…そして…そして…
このお宿の名物料理、伊勢海老のアメリケーヌソースが登場
おぉ~っ、その目映いばかりのアメリケーヌソース予想よりもフランスパンが大きいぞっ
そして何よりもそのアメリケーヌソースなるものが、かなり大量にお皿に盛られているのですよ予想外に多かったフランスパンをもってしても、容易にその完全攻略が困難な量のソース、それでいながら、決して残してはならぬ…美味すぎるから勿体なくて残せないソース…なるほどソースとの格闘になるわなちなみに伊勢海老の尾の部分は殻が取ってあるので、丸く反った半身の尾にソースを絡めてガブリといけますよ。それこそ至福の時が到来しますそしてここまでのお料理で相当程度は飲めますねこのあと…甘鯛の塩焼きが登場2人分でこの1皿ですよ。
とにかく大きいしかも一夜干し的なものかな?甘みがぎゅぎゅっと詰まった逸品。そして食べ応えあり。これこそ日本酒のアテとして最高峰かな、ウチではこの身を半分も食べないうちに、ごはんが登場。もちろん甘鯛の身は多量なので、ごはんのお供としても活躍します。
ごはんはお櫃で。そしてみそ汁と思いきや…あんこう汁が登場。
いわゆるあんこう鍋的な味わいです。あんこうの身もふんだんに盛り込まれています。びっくりこんなところにまでトコトンこだわりが…
もちろんご飯にあわせて出された漬物がこれまた美味しい適度な漬け具合なのです。素朴ながら、上品なごはんをいただいたなぁと思いました。
デザートは西伊豆産天草で作った寒天。料理を担当なさっている女将さん自らが配膳してくれました。あんこの甘みは控えめで、私でもあっさりイケました。妻はもちろん喜んであっという間に完食です寝る前にも風呂に入って、あとは爆睡。翌朝。部屋からは朝焼けで赤く染まった雲が垣間見えました。
朝風呂入って、朝食へ。朝食は8:00と決まっています。これまた電話で呼び出し。なお朝のお風呂は8:00までしか入れないので、朝食後にもう1回お風呂に…ということは不可能です。朝食場所は夕食と同じ。
まずは上のような準備。この野菜ジュースが濃厚甘みがしっかりで、美味しかったです。セロリも入っていなかったようで、その点も高評価
テーブルの真ん中には漬物が鎮座。これは2人分。でもほとんど私が食べちゃいました塩分取りすぎ。でも美味しいのですよ~これが蕪も胡瓜も漬け具合がピッタリでした。キャラブキは山椒がしっかり利いていましたので、妻には向かず。
夕食時と同じくお櫃からごはんをよそいます。以下は朝食時のおかずを単品でアップ。
サラダは野菜が新鮮であり、しかもドレッシングが美味しい。
アジをひっくり返して、その身を引き離しながら食べ始めたら、テーブル横を通過したご主人がさりげなく、「アジの美味しい食べ方は頭から全部たべることだよ」と呟くので、改めて頭からパクリ。小さめのアジなので、骨も全く気にならずに美味しくいただきました。南房総でいうアジの陣太干と同様の感じですね。
しらすおろしは、しらすがたっぷり。大根おろしはちょっと辛め。
出汁を取った後かどうかは定かではないのですが、昆布もごはんのお供として十二分に活躍。
そしてウチではおのずと温泉卵は2つとも私のものと相なりました。
みそ汁は、前夜の刺身の残りが活用された伊勢海老のみそ汁。伊勢海老の濃厚なミソの風味が食欲を掻き立てますもちろんうまうまでした~。ということで朝食も満喫。本当に食事が素晴らしいお宿でした。精算時に女将さんと少しだけお話ししましたが、仕事はチャッキリしながら温かみのある感じの方でした。他のお客さんも、みなさん宿泊は初めてらしく、女将さんと話したい!オーラを出していて、夕食後などは、そこかしこで笑い声が絶えないという感じでした。ウチはさっさと部屋に引っ込んで、ゴロゴロしてましたけど。3組に限定して丁寧に対応する…そんな感じのお宿でした。でも如何せん、予約がとりにくかった
西伊豆からは帰路も遠くて大変なので、さっさとチェックアウトして出立。海岸沿いを北上します。
岩地の集落を車中から見下ろすと…コートダジュールのはずですが、上手い写真にはならず
岩地のすぐ北の集落である松崎へ。ここに来た目的は、フランボワーズというケーキ屋さんに寄るため。ここはパンも美味しいです。さすがにドデカイみかんケーキは買えませんが、一切れサイズのそれも入れて、その他もろもろを購入。そして晴れたら行こうと決めていた露天風呂に向けて、出発。
そのお風呂は、500円で日帰り入浴が可能な大沢温泉大沢荘・山の家の露天風呂。そこはかとない情緒のある橋を渡って行くと…建物はかなり古くなってますが…
このレトロ?な建物で入浴料を払って、扉の向こうへ。そこに脱衣場があって、その先には魅惑の露天風呂が待っていました
ホント、シンプル。されど湯船の底からブクブクと湧き出すたっぷりの源泉掛け流しで、ちょっと温めなので、じつにまったりとお湯に浸かれました。滑らかな炭酸泉です。男女とも貸切状態でした写真は男湯です。脱衣場の脇にも、掛け湯用なのか?源泉掛け流し。
この露天風呂の湯船がちょっと深くて、入るときに注意が必要です。でも入ってみると肩まで浸かれて、とっても快適なお風呂です。かいとく丸にはなかった露天風呂を堪能しつくして、大満足です。そのあと。移動ルートとしては不毛ですが、一旦河津まで。ここで金目鯛の味噌漬けを購入。河津桜満開の時期には、このお店にも人が群がりますが、シーズンオフだとさすがにそんなことはなくあっさり購入可能。
天城越えして、途中の道の駅でわさびを買ったりしつつ。
そして昼食場所としては、やっぱり沼津港でしょということで、ランチタイムサービスで値段がぐぐっと下がる沼津丼というものをいただくことに。
でも、居酒屋としてもよさげな店内のメニューを見て、地魚3点盛りを単品で注文してしまいました。左から、的鯛・カンパチ・黒ソイ。黒ソイはもともと大好きな魚なのですが、改めてそのしっかりした歯応えと滋味深い味わいに酔いしれました。的鯛も旨味の凝縮された白身の刺身でお気に入りに。運転があるのでお酒は飲まず…で、もちろん沼津丼も。
生桜エビと生しらす、そしてアジの刺身が載った沼津らしい丼といった感じです。ショウガとネギをあえた薬味を醤油で溶いて、上からかけて食べます。下のご飯がアジの炊き込みご飯なので、じつはアジの刺身が一番ごはんに合いました美味しかったです
昼食後は干物などのお買い物。お土産と年末の食材購入も兼ねて干物を手に入れました。
地タコのでっかい干物があったのですが、さすがに高価で、しかもデカすぎたので見るだけに。このあと沼津ICから東名高速に。このルートも意外と混んでいて時間がかかる
帰路も足柄SAにて休憩。しぞーかおでんがイートインコーナーにあったのですが、「いやいや、おでんは、いつかちゃんと飲みながら食べないと…」と決意して、写真だけにしておきました。湾岸線で事故の見学(←ここが情けない)渋滞に巻き込まれ、予想外に帰宅時間が遅くなりました。伊豆の温泉宿は、房総とは比較にならないほど秀でていると思いますが、ウチからだと首都高の料金も高いし、意外と時間がかかるので、しばらくは伊豆へという意欲が湧きません。これは決してお宿のせいではなく、ウチの交通事情ですでも行きたい宿はあるしなぁ~
タコのカルパッチョ仕立ては、小皿にとりわけていただきます。
バルサミコ酢の風味が引き立つ、シンプルながら深い味わい。いきなりハート鷲掴みって感じです。
そしてチーズ。わざわざご主人が「これはチーズです」と説明してくれます。隣のテーブルでその説明をする理由も話していました。説明しないと、最後までこれを豆腐だと思って食べる人がいるので、説明を加えるそうです。なるほど。ホントふわふわのチーズ。とっても薄味ながらチーズの旨さはしっかりあるので、チーズ好きの妻はとってもお気に入り。横に添えてある鉄火味噌もこれまた美味で、最後までアテとして有効活用させていただきましたお酒のメニューは限定されていますが、ウチにはまったく問題なし。
瓶ビールと開運の冷酒2合を最初に注文。洒落た酒器で冷えた開運が提供されました。ウチは二人でにんまりこのあとは開運の追加で、すべてのお料理を堪能しましたそういえば開運の追加時に、ご主人が、「これがね、うちの料理に一番あうんですよ」と。まったくその通りでございます
最初に追加されたお料理がサザエ。バジルとバターを使ったソースにからめられていて、美味~いサザエがやわらかくて、甘みを感じる逸品でした。サザエはもちろん好物~そして伊勢海老のお造り。これをつけると、宿泊費は1人13000円也。でも予約時に電話で、ご主人が値段を説明しながら、「13000円の伊勢海老付がオススメです」と、そして「じゃあ13000円でお願いします」と返すと、「えぇ、いいと思います♪」というやりとりがあったので、伊勢海老付がこのお宿では一番適切なコースなのでしょう。伊勢海老の身は普通のお宿より若干大きめに切ってあるような?それゆえにしっかりした食感があったので、非常に楽しめました。もちろんあまあま
そしてちょっと遅れて平目のお造りも登場。一番上にある切り身が、縁側。妻の方に出た縁側のほうがしっかり縁側でした(写真は私の方です)。これも見た目以上に量があって、お酒をゆったりと飲むのに最適なアテとなりました。もちろん食感も甘みも鮮烈で、平目好きにはたまりませんそしてこのポン酢が抜群にうまうま自家製なのでしょうね。去年、大阪にさんざん行ってから、ポン酢の美味しさに目覚めましたが、ここのポン酢もそれに並ぶ逸品でした酸っぱくなくて、むしろ刺身の味わいを引き立てる適切なポン酢なんです。「伊勢海老の刺身をこれで食べても美味しいですよ」とご主人に奨められ、妻は伊勢海老も食べていましたが、なるほど美味だったそうです。平目は醤油にわさびより、ここのお宿のポン酢のほうが圧倒的に美味かったですね
そして…そして…そして…
このお宿の名物料理、伊勢海老のアメリケーヌソースが登場
おぉ~っ、その目映いばかりのアメリケーヌソース予想よりもフランスパンが大きいぞっ
そして何よりもそのアメリケーヌソースなるものが、かなり大量にお皿に盛られているのですよ予想外に多かったフランスパンをもってしても、容易にその完全攻略が困難な量のソース、それでいながら、決して残してはならぬ…美味すぎるから勿体なくて残せないソース…なるほどソースとの格闘になるわなちなみに伊勢海老の尾の部分は殻が取ってあるので、丸く反った半身の尾にソースを絡めてガブリといけますよ。それこそ至福の時が到来しますそしてここまでのお料理で相当程度は飲めますねこのあと…甘鯛の塩焼きが登場2人分でこの1皿ですよ。
とにかく大きいしかも一夜干し的なものかな?甘みがぎゅぎゅっと詰まった逸品。そして食べ応えあり。これこそ日本酒のアテとして最高峰かな、ウチではこの身を半分も食べないうちに、ごはんが登場。もちろん甘鯛の身は多量なので、ごはんのお供としても活躍します。
ごはんはお櫃で。そしてみそ汁と思いきや…あんこう汁が登場。
いわゆるあんこう鍋的な味わいです。あんこうの身もふんだんに盛り込まれています。びっくりこんなところにまでトコトンこだわりが…
もちろんご飯にあわせて出された漬物がこれまた美味しい適度な漬け具合なのです。素朴ながら、上品なごはんをいただいたなぁと思いました。
デザートは西伊豆産天草で作った寒天。料理を担当なさっている女将さん自らが配膳してくれました。あんこの甘みは控えめで、私でもあっさりイケました。妻はもちろん喜んであっという間に完食です寝る前にも風呂に入って、あとは爆睡。翌朝。部屋からは朝焼けで赤く染まった雲が垣間見えました。
朝風呂入って、朝食へ。朝食は8:00と決まっています。これまた電話で呼び出し。なお朝のお風呂は8:00までしか入れないので、朝食後にもう1回お風呂に…ということは不可能です。朝食場所は夕食と同じ。
まずは上のような準備。この野菜ジュースが濃厚甘みがしっかりで、美味しかったです。セロリも入っていなかったようで、その点も高評価
テーブルの真ん中には漬物が鎮座。これは2人分。でもほとんど私が食べちゃいました塩分取りすぎ。でも美味しいのですよ~これが蕪も胡瓜も漬け具合がピッタリでした。キャラブキは山椒がしっかり利いていましたので、妻には向かず。
夕食時と同じくお櫃からごはんをよそいます。以下は朝食時のおかずを単品でアップ。
サラダは野菜が新鮮であり、しかもドレッシングが美味しい。
アジをひっくり返して、その身を引き離しながら食べ始めたら、テーブル横を通過したご主人がさりげなく、「アジの美味しい食べ方は頭から全部たべることだよ」と呟くので、改めて頭からパクリ。小さめのアジなので、骨も全く気にならずに美味しくいただきました。南房総でいうアジの陣太干と同様の感じですね。
しらすおろしは、しらすがたっぷり。大根おろしはちょっと辛め。
出汁を取った後かどうかは定かではないのですが、昆布もごはんのお供として十二分に活躍。
そしてウチではおのずと温泉卵は2つとも私のものと相なりました。
みそ汁は、前夜の刺身の残りが活用された伊勢海老のみそ汁。伊勢海老の濃厚なミソの風味が食欲を掻き立てますもちろんうまうまでした~。ということで朝食も満喫。本当に食事が素晴らしいお宿でした。精算時に女将さんと少しだけお話ししましたが、仕事はチャッキリしながら温かみのある感じの方でした。他のお客さんも、みなさん宿泊は初めてらしく、女将さんと話したい!オーラを出していて、夕食後などは、そこかしこで笑い声が絶えないという感じでした。ウチはさっさと部屋に引っ込んで、ゴロゴロしてましたけど。3組に限定して丁寧に対応する…そんな感じのお宿でした。でも如何せん、予約がとりにくかった
西伊豆からは帰路も遠くて大変なので、さっさとチェックアウトして出立。海岸沿いを北上します。
岩地の集落を車中から見下ろすと…コートダジュールのはずですが、上手い写真にはならず
岩地のすぐ北の集落である松崎へ。ここに来た目的は、フランボワーズというケーキ屋さんに寄るため。ここはパンも美味しいです。さすがにドデカイみかんケーキは買えませんが、一切れサイズのそれも入れて、その他もろもろを購入。そして晴れたら行こうと決めていた露天風呂に向けて、出発。
そのお風呂は、500円で日帰り入浴が可能な大沢温泉大沢荘・山の家の露天風呂。そこはかとない情緒のある橋を渡って行くと…建物はかなり古くなってますが…
このレトロ?な建物で入浴料を払って、扉の向こうへ。そこに脱衣場があって、その先には魅惑の露天風呂が待っていました
ホント、シンプル。されど湯船の底からブクブクと湧き出すたっぷりの源泉掛け流しで、ちょっと温めなので、じつにまったりとお湯に浸かれました。滑らかな炭酸泉です。男女とも貸切状態でした写真は男湯です。脱衣場の脇にも、掛け湯用なのか?源泉掛け流し。
この露天風呂の湯船がちょっと深くて、入るときに注意が必要です。でも入ってみると肩まで浸かれて、とっても快適なお風呂です。かいとく丸にはなかった露天風呂を堪能しつくして、大満足です。そのあと。移動ルートとしては不毛ですが、一旦河津まで。ここで金目鯛の味噌漬けを購入。河津桜満開の時期には、このお店にも人が群がりますが、シーズンオフだとさすがにそんなことはなくあっさり購入可能。
天城越えして、途中の道の駅でわさびを買ったりしつつ。
そして昼食場所としては、やっぱり沼津港でしょということで、ランチタイムサービスで値段がぐぐっと下がる沼津丼というものをいただくことに。
でも、居酒屋としてもよさげな店内のメニューを見て、地魚3点盛りを単品で注文してしまいました。左から、的鯛・カンパチ・黒ソイ。黒ソイはもともと大好きな魚なのですが、改めてそのしっかりした歯応えと滋味深い味わいに酔いしれました。的鯛も旨味の凝縮された白身の刺身でお気に入りに。運転があるのでお酒は飲まず…で、もちろん沼津丼も。
生桜エビと生しらす、そしてアジの刺身が載った沼津らしい丼といった感じです。ショウガとネギをあえた薬味を醤油で溶いて、上からかけて食べます。下のご飯がアジの炊き込みご飯なので、じつはアジの刺身が一番ごはんに合いました美味しかったです
昼食後は干物などのお買い物。お土産と年末の食材購入も兼ねて干物を手に入れました。
地タコのでっかい干物があったのですが、さすがに高価で、しかもデカすぎたので見るだけに。このあと沼津ICから東名高速に。このルートも意外と混んでいて時間がかかる
帰路も足柄SAにて休憩。しぞーかおでんがイートインコーナーにあったのですが、「いやいや、おでんは、いつかちゃんと飲みながら食べないと…」と決意して、写真だけにしておきました。湾岸線で事故の見学(←ここが情けない)渋滞に巻き込まれ、予想外に帰宅時間が遅くなりました。伊豆の温泉宿は、房総とは比較にならないほど秀でていると思いますが、ウチからだと首都高の料金も高いし、意外と時間がかかるので、しばらくは伊豆へという意欲が湧きません。これは決してお宿のせいではなく、ウチの交通事情ですでも行きたい宿はあるしなぁ~
2011-01-29 16:47
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岩地温泉民宿かいとく丸(1) [岩地温泉民宿かいとく丸]
10年12月某日。2010年の〆宿として行ったのは、岩地温泉民宿かいとく丸。食事の評判が抜群の民宿です。ウチから湾岸線→横浜新道方面→横浜町田ICから東名経由で沼津へ。東名って3車線なのに異常に走りにくい今回で改めて嫌いな高速になりました。やっぱり関越か東北道に限る…。
途中の足柄SAからは富士山が望めました足柄SAは新しくなってましたが、これといって買い物もせずじまい。単なるトイレ休憩。このあと伊豆中央道経由で長岡へ。まったく学習しない我が家は、いっつも同じ食事処ばかり。で、仕事で中伊豆にきたときも利用するので、何度もお世話になっている長岡の橋本という蕎麦屋へ。名物のかき揚げ天ざるとか穴子天ざるとかはさんざん食べ尽くしたので、今回は小エビのぶっかけ蕎麦を。
妻は小エビのあつ蕎麦を。かなり熱くて火傷した模様。
蕎麦はまぁ普通でしょうか。東伊豆に行くときに利用する多賀のほうが蕎麦そのものは美味しいと思いますけど、ここは天ぷらもリーズナブルに食べられるのでお気に入り。このあとは土肥経由で一気に西伊豆へ
午後は風が強く吹いて、海は大荒れ晴れているのですけど。そして14:00過ぎに岩地温泉に到着。Pさんのブログにもあった建物が見えてきました
黒を基調とした母屋の1Fが食事処。その2Fは宿泊部屋。そして奥に隣接する4階建てらしき建物が主たる宿泊棟のよう。こちらの3Fに泊まりました。
門を入ると重厚な母屋が目の前に迫ります。入り口は宿泊棟のほうにあるので、そっちに。
とりあえずお宿には一番乗り。ご主人が到着に気づいてくださり、部屋まで案内されました。
お部屋は3Fの階段すぐのところ。民宿らしさ満開?の至って普通の部屋。でも清潔ですエアコンと電気カーペットで部屋は暖か思った以上に快適です。ただ部屋にはタオルと浴衣しかありませんので。バスタオルや歯ブラシなどはすべて持参が前提です。
ここでご主人から一通りの説明を受けます。あとで隣の部屋に到着したお客さんにも説明がありましたが、まったく同じ内容でした。その日に泊まる他のお客さんの人数なども併せて報告されます。もちろん3組で一杯でした。そして注意点は、食事の開始時間とあとは食事前のお風呂は混むかもしれないという点でした。なお…隣の説明が聞こえるように、廊下の音はかなり響きます。まして廊下を誰かが歩けばかなりの物音。こういうことに耐えられないと、こちらのお宿は難しいかもしれないですね。あくまで施設は民宿!と割り切ってしまえば、こんなもんでしょう、と許せちゃいます。さてさて、荷物を部屋において、2Fに降りるとそこに洗面所。
ここから続く廊下にも部屋があって、ここが母屋の2Fに相当します。
母屋の2Fの廊下から外を見ると、神社が見えるので、あのあたりまで行ってみようと探索に。まずは1Fへの階段を下りて
玄関脇にはちょっとした休憩スペース。そういえばチェックアウト時に、ここにあったポンカンを女将さんからいただきました
階段を上がらずに、この休憩スペース前の廊下を奥へ進むと、別棟になっているお風呂がありますが、それは散歩の後に。休憩スペースの反対側が母屋の1Fで食事処。
床暖房の掘り炬燵が3箇所。したがって宿泊客も3組しかとらないというこだわりのお宿です。
食事処の奥には、和箪笥があるこんな趣の部屋も。この向こうが厨房のようですね。さて手始めに海へ…と思ったら、ご主人が、「風が強いから、砂浜には出ない方がイイよ。砂が顔に当たると痛いくらいだから…。鼻なんかに当たると…」と。「わかりました~」
砂浜に出なくても…砂が痛かった強風に煽られた砂は凶器ですらある…脱兎の如く引き返すことに。そこで狭い路地に入ってみると。
すると左側に鮮やかな朱の鳥居と拝殿が鎮座。
石燈籠はかなり風化していて、表面の装飾は摩滅気味。拝殿に至ると、神社の規模の大きさが実感できます立入不可能な本殿は、どうやら新築中なのか、大工さんがせっせと工事中でした。
そこからさらに奥へとすすんで神社を見下ろす位置へ。黄色っぽい屋根が散見されますが、これこそが東洋のコートダジュールたる所以。もっと上から見ないとその趣はわかりませんが。
そしてこの狭い道の先には、数段にわたる石組みを施した段々畑が広がります。急峻で平地部分の少ない西伊豆の漁村における耕作地確保のための先人の智慧ですね。寒風吹き荒ぶこの日の天候は、西伊豆といえども温泉が恋しくなるほどです。神社前から別の路地を経て、お宿に戻り、さっそくお風呂へ。お風呂は2つを貸切で利用。まずは右側のお風呂へGO
脱衣場は貸切なら十二分な広さ。しかもきれい
湯船には大量の源泉が注ぎ込まれ、浴槽からはジャブジャブとお湯が溢れていきますこちら側のお風呂の源泉投入口は黒。
シャワーもあるし、民宿とは思えない充実のお風呂です。湯船の大きさは、湯神よりちょっと小さいかな?という感じ。源泉が注ぎ込まれる手前側が奥よりも少し狭くなっているので、2人での利用でぎりぎりかな?という大きさです。続けて左側へ。
基本的に左右対称で、湯船の大きさも同じ。源泉投入口がこちらは白。投入口には温泉成分が結晶化してこびりついています。これは黒・白双方とも同じ。景観はこれまたどちらもほとんど変わらず。密集した屋敷地のなかの立地ですから、目隠しが必要となり、外の景色は望めません。でも昼間は明るくて快適なお風呂です
ただ。激熱とのウワサだったのですが、なんと適温でも…源泉の温度がそもそもかなり温いぞ?湯船のお湯よりも温い…?どうも循環して湧かしているようでした。ボイラーがかなり活発に起動していましたし。源泉温度が冬だから低いのか、それとも加水しているのか、事情はわかりませんが、今回の宿泊時は、循環併用であることは間違いないような気がしました。でも源泉投入量はもちろん、これでもかっというくらいで、しょっぱさは目に入ると痛いくらいで、温泉力は強く感じました。塩辛い温泉故か、風呂上がりの汗がなかなかひかないので、お風呂入り口脇に伸びる石畳から裏庭へと出てみました。
するとこちらのお宿の畑と思しき空間。こちらで栽培された農産物も食卓を賑わす一員なのでしょうねぇ
畑からは母屋の裏側が見えて、とくに1F、食事処の様子がうっすらと窺えます。ご主人が甲斐甲斐しくいろいろと準備なさっている様子が見えました。このあとは楽しみな夕食の時間です。それまで部屋でゴロゴロすることにします。
途中の足柄SAからは富士山が望めました足柄SAは新しくなってましたが、これといって買い物もせずじまい。単なるトイレ休憩。このあと伊豆中央道経由で長岡へ。まったく学習しない我が家は、いっつも同じ食事処ばかり。で、仕事で中伊豆にきたときも利用するので、何度もお世話になっている長岡の橋本という蕎麦屋へ。名物のかき揚げ天ざるとか穴子天ざるとかはさんざん食べ尽くしたので、今回は小エビのぶっかけ蕎麦を。
妻は小エビのあつ蕎麦を。かなり熱くて火傷した模様。
蕎麦はまぁ普通でしょうか。東伊豆に行くときに利用する多賀のほうが蕎麦そのものは美味しいと思いますけど、ここは天ぷらもリーズナブルに食べられるのでお気に入り。このあとは土肥経由で一気に西伊豆へ
午後は風が強く吹いて、海は大荒れ晴れているのですけど。そして14:00過ぎに岩地温泉に到着。Pさんのブログにもあった建物が見えてきました
黒を基調とした母屋の1Fが食事処。その2Fは宿泊部屋。そして奥に隣接する4階建てらしき建物が主たる宿泊棟のよう。こちらの3Fに泊まりました。
門を入ると重厚な母屋が目の前に迫ります。入り口は宿泊棟のほうにあるので、そっちに。
とりあえずお宿には一番乗り。ご主人が到着に気づいてくださり、部屋まで案内されました。
お部屋は3Fの階段すぐのところ。民宿らしさ満開?の至って普通の部屋。でも清潔ですエアコンと電気カーペットで部屋は暖か思った以上に快適です。ただ部屋にはタオルと浴衣しかありませんので。バスタオルや歯ブラシなどはすべて持参が前提です。
ここでご主人から一通りの説明を受けます。あとで隣の部屋に到着したお客さんにも説明がありましたが、まったく同じ内容でした。その日に泊まる他のお客さんの人数なども併せて報告されます。もちろん3組で一杯でした。そして注意点は、食事の開始時間とあとは食事前のお風呂は混むかもしれないという点でした。なお…隣の説明が聞こえるように、廊下の音はかなり響きます。まして廊下を誰かが歩けばかなりの物音。こういうことに耐えられないと、こちらのお宿は難しいかもしれないですね。あくまで施設は民宿!と割り切ってしまえば、こんなもんでしょう、と許せちゃいます。さてさて、荷物を部屋において、2Fに降りるとそこに洗面所。
ここから続く廊下にも部屋があって、ここが母屋の2Fに相当します。
母屋の2Fの廊下から外を見ると、神社が見えるので、あのあたりまで行ってみようと探索に。まずは1Fへの階段を下りて
玄関脇にはちょっとした休憩スペース。そういえばチェックアウト時に、ここにあったポンカンを女将さんからいただきました
階段を上がらずに、この休憩スペース前の廊下を奥へ進むと、別棟になっているお風呂がありますが、それは散歩の後に。休憩スペースの反対側が母屋の1Fで食事処。
床暖房の掘り炬燵が3箇所。したがって宿泊客も3組しかとらないというこだわりのお宿です。
食事処の奥には、和箪笥があるこんな趣の部屋も。この向こうが厨房のようですね。さて手始めに海へ…と思ったら、ご主人が、「風が強いから、砂浜には出ない方がイイよ。砂が顔に当たると痛いくらいだから…。鼻なんかに当たると…」と。「わかりました~」
砂浜に出なくても…砂が痛かった強風に煽られた砂は凶器ですらある…脱兎の如く引き返すことに。そこで狭い路地に入ってみると。
すると左側に鮮やかな朱の鳥居と拝殿が鎮座。
石燈籠はかなり風化していて、表面の装飾は摩滅気味。拝殿に至ると、神社の規模の大きさが実感できます立入不可能な本殿は、どうやら新築中なのか、大工さんがせっせと工事中でした。
そこからさらに奥へとすすんで神社を見下ろす位置へ。黄色っぽい屋根が散見されますが、これこそが東洋のコートダジュールたる所以。もっと上から見ないとその趣はわかりませんが。
そしてこの狭い道の先には、数段にわたる石組みを施した段々畑が広がります。急峻で平地部分の少ない西伊豆の漁村における耕作地確保のための先人の智慧ですね。寒風吹き荒ぶこの日の天候は、西伊豆といえども温泉が恋しくなるほどです。神社前から別の路地を経て、お宿に戻り、さっそくお風呂へ。お風呂は2つを貸切で利用。まずは右側のお風呂へGO
脱衣場は貸切なら十二分な広さ。しかもきれい
湯船には大量の源泉が注ぎ込まれ、浴槽からはジャブジャブとお湯が溢れていきますこちら側のお風呂の源泉投入口は黒。
シャワーもあるし、民宿とは思えない充実のお風呂です。湯船の大きさは、湯神よりちょっと小さいかな?という感じ。源泉が注ぎ込まれる手前側が奥よりも少し狭くなっているので、2人での利用でぎりぎりかな?という大きさです。続けて左側へ。
基本的に左右対称で、湯船の大きさも同じ。源泉投入口がこちらは白。投入口には温泉成分が結晶化してこびりついています。これは黒・白双方とも同じ。景観はこれまたどちらもほとんど変わらず。密集した屋敷地のなかの立地ですから、目隠しが必要となり、外の景色は望めません。でも昼間は明るくて快適なお風呂です
ただ。激熱とのウワサだったのですが、なんと適温でも…源泉の温度がそもそもかなり温いぞ?湯船のお湯よりも温い…?どうも循環して湧かしているようでした。ボイラーがかなり活発に起動していましたし。源泉温度が冬だから低いのか、それとも加水しているのか、事情はわかりませんが、今回の宿泊時は、循環併用であることは間違いないような気がしました。でも源泉投入量はもちろん、これでもかっというくらいで、しょっぱさは目に入ると痛いくらいで、温泉力は強く感じました。塩辛い温泉故か、風呂上がりの汗がなかなかひかないので、お風呂入り口脇に伸びる石畳から裏庭へと出てみました。
するとこちらのお宿の畑と思しき空間。こちらで栽培された農産物も食卓を賑わす一員なのでしょうねぇ
畑からは母屋の裏側が見えて、とくに1F、食事処の様子がうっすらと窺えます。ご主人が甲斐甲斐しくいろいろと準備なさっている様子が見えました。このあとは楽しみな夕食の時間です。それまで部屋でゴロゴロすることにします。
2011-01-27 21:42
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