すみれ、リベンジ（２）

すみれはこの米沢牛尽くしの晩餐こそが目的なわけで今回は食事処の一番奥の部屋に通してもらえました。なのでテーブル横の窓から、玄関前の新緑が望めました。

最初はビールで乾杯食事内容はメニューがあるので、詳しくはそれを。


しんしんのハムは噛めば噛むほど下にはこごみとか空豆、タラの芽、ホワイトアスパラなど。ちょっと酸味のあるソース。こういう味わいはちょっと他ではお目にかかれないでしょうね

今回は赤ワインで。夕食前に酒蔵でさんざん吟味したのに、札を持参し忘れ、しかも食事処のメニューにのってなかったから…しどろもどろの注文断片的に覚えている単語を羅列。最後は無粋にも値段まで告げてしまう始末。妙にカタカナモジに弱いウチの特徴。でも担当してくださった男性の従業員さんは、春のお料理にはきっと一番合いますよ、とのこと。無事に予定通りのワインが到着しました。

上に載ったカリカリベーコンが味わい深い。キャベツの甘みが抜群。忘れられん


たたきももちろん美味でしたが、内ももの刺身は絶品脇に添えてある醤油のもろみでいただくのもオツでした。いつもの通り、お皿は男女でやっぱり別。


こりゃ何というか、肉を際だたせたシチューだなっもちろんお肉にぴったり。ウコギのリゾットというから…どんなの？と思っていたら、これまた美味でございます。ウコギを入れて表面を焼いたリゾットだから、なかはトロトロ、表面は固めの食感で、予想を裏切る反則的な美味さでした妻はこのお料理が一番印象に残ったとのこと。

シャーベットをちょいと啜って一休み。ワイン飲み続け～

いくら軍艦が霞んでしまうほど（まったく失礼）、大トロにぎりは感涙ものの美味さ。有頂天

そして大好物のアテ、すみれ漬焼。添えてあるのは根曲がり竹。今回はお宿から、両親におみやげのすみれ漬を発送しました間もなくステーキ、ということでその準備段階に。


千本というお肉も柔らかくてうまうま。上品極まりない酢の物。

ここの冷汁も大好物。


そしてもちろんうまうまＭＡＸのステーキ言葉が出まへん。塩は左からヒマラヤ、イタリア、モンゴルとのこと。塩そのものを舐めるのとステーキに付けてみるのとでは、かなり異なる味わい。妻は従業員さんに「チベットのが一番…」などと言ってしまって、あとからチベットなるものはないことを確認して恥ずかしい思いを。でも従業員さんは笑いながら「ヒマラヤのことだと思ってました」と。ははは最後は、わさびとイタリアの塩でいただくことに。それと。付け合わせの、おかひじきや豆もやしの炒め物も、これまた美味しいので、ステーキの味わいがさらにぐぐっと高まります

茶漬けも前回よりうまうまに感じました。さっぱりと〆という感じですね。

デザートはカウンターで。生ピアノの演奏をバックに、まったり。女将さんとひとしきりお話しして、最後はちょいとカクテルを呷って、このあとは風呂にも行かず、部屋でばったりと倒れ込みました。至福のひとときを十二分に堪能しました

コメント 12

コメントの受付は締め切りました

こんばんは～☆
憧れのすみれです。

じつは今秋に東北訪問を決め、中継地点の新潟某宿と湯神を１年以上前から予約してたんですよ。
あとはすみれ予約時期待ち状態でした。
で、震災関係で仕事が忙しくなり平日休めなくなって・・・
ロング旅行が出来なくなって、泣く泣くキャンセルしました。
本当なら湯神から遠霞さんがドライブ＆トレッキングされたコースをそのまま実行する予定でした。

いつか必ず行って肉三昧したいと思います。
ソノ前にトレッキングで運動しないといけませんね＾＾
by sayurin (2011-07-07 23:10) 

遠霞さん、私はこの冷汁？酢の物系を最後までキープしておかないと
おなかがいっぱいになりそうで危険です。（笑）
すみれのときに体調が悪くならないよう、管理を気をつけないと。
行きはそのルートを参考にしてみますね。まずはトレッキングしないと、、
おなかすかせないとね。

那須は、ほんとに格安なんです。あとで発表しますが、、
なのであまり期待はしてません。目的は、沼ッ原湿原の散策と立ち寄りかな。とく森クーポンやるるぶfreeクーポンがあるのでそれを優先かな。
鹿の湯はタダ券を持っているのと、あとは北温泉、大丸温泉なんぞを
立ち寄りしてみたいです。板室温泉は立ち寄り不可が多いので寄らないかも。気になってるのは、明賀屋ですがあまり入ると湯疲れするし、、。
まっ、那須はまた紅葉前に日帰りするかもしれないし、、。
疲れない程度に入ってきますね。

すみれの朝ご飯はまだ洋食か和食か迷ってます。
那須では洋食なので、相棒の希望通りにしようかと思ってます。
by ろと (2011-07-07 23:30) 

史家さんのときも思いましたが、本当にここはいいですね。
実はボクも肉好きなので、一度は行ってみたい宿のひとつになっています。
ただ、コストも相当なものらしくって････。先日史家さんにお会いしたとき、無粋ながら「おいくらくらい支払われたの？」とお聞きして「○○○○○円でしたよ」。
予想の上限を出ていました････。
でも、いつかはかならず、の宿ではあります（＾＾）
by ヒロ (2011-07-08 07:43) 

わっはっはー！面白かったですぅ。
なんか遠霞さんご夫妻のほのぼのぉとした雰囲気がよぉく伝わってきましたぁ^^
ヘロヘロとなった、ちびまるこちゃんが頭の上のあたりを歩いてますぅ。

んでも、普通の人はこんなもんでしょ。見慣れない名前とか覚えられないし、自分の頭の中でイメージした国は全部同じようなカテゴリーに勝手に入っちゃうものね。
私も、よく説明聞きながら「なるほどぉ～」なんて聞いてるようで、まったく聞いていないとか、せっかく調べて行ったお店にたどり着いて、旦那さんに「で？ここは何がオススメなの？」って聞かれたら何にも覚えていなかったなんて、よくあります！！

そして、いよいよ旅に出ます。今日は荷造りしなくっちゃ。お天気がしんぱーい^^;　船山＆湯神もう頭の中膨らんじゃってます！
by ゆかりん (2011-07-08 09:47) 

美味しかった。
（高かったけど）

カッコよかった。

旅館というよりプレゼンみたいだった。

生涯、忘れられない夜になるだろうな。

ゆかりんさんの「船山」「湯神」ツアーに続いて、sayurinさんが「湯神」へ。。。
何だか緊張してきたぞ俺。
by 船山史家 (2011-07-08 13:03) 

sayurinさん
こんばんは～
すみれと湯神を縦走するというプランは非常に魅力的ですねぇ～
そういうことを念頭においたプランを１年以上前に押さえていたのに、震災の影響でキャンセルでしたか。日々のいろんな生活にまであれこれと影響を及ぼすところが、震災ならではという感じですね。職場に直接影響することになると、非常に厄介な問題だと思います。
いつの日か、東北方面ロング旅行が実現する日が来ることを心から祈念しております。本当に。

磐梯吾妻のあのルートで高湯に出ると、あとはちょっと走ると山形ですから、すみれに行く前のルートとしては悪くないと思います、今回のルート。ウチは単にひなたぼっこして、にもかかわらず肉三昧はさんざん楽しんだという感じでしょうか（＾＾；運動とはいえないレベルの、単なる散策に過ぎません。
by 遠霞（とおがすみ） (2011-07-08 22:43) 

ろとさん
冷や汁と酢の物キープ？？
冷や汁はあんなに美味しいのだし、しかも牛肉を使用してない唯一のお料理ですから、食べちゃっても、そんなに影響はないんじゃないないでしょうか？
あ。でもすみれの夕食時に体調が悪いとか、あるいはお腹が減ってないとかは、危険ですよね。すみれは夕食こそが最大の楽しみですもんね。

このあとの那須、そしてすみれの朝食がどうなったか…に関するご報告を楽しみに待っております。
by 遠霞（とおがすみ） (2011-07-08 22:43) 

ヒロさん
今頃はおさかな三昧のあとでしょうか？どこなんでしょうか？？？楽しみですね、ブログ更新が！！

もしお肉好きでしたら、絶対にすみれは満足できることと思います。それほど牛肉に興味がないウチでも、ここだけは別格ですから…。ここはホント癒されるし、快適だし、美味しいし…さらにオリジナルだし…と魅力が満載ですよ。
でも、もちろん、史家さんほど払ってはいませんけど、ここは大散財のお宿です。ウチには高級宿として認識されております。
でもいつかは…ぜひとも行かれることをオススメします。
by 遠霞（とおがすみ） (2011-07-08 22:45) 

ゆかりんさん
最近はこのブログも、宿の紹介みたいな感じではなく、なんというか、旅行の記録になりつつあって、ついついくだらんネタを垂れ流してしまいました（＾＾；ホントお恥ずかしい話なのに、なんだか記憶に残る会話、やりとりだったので、自分達の記録として書いてしまいました…。ほのぼのというより…背筋が凍る…というほうが適切かと（＾＾；
ワインの名前なんて、絶対に覚えられません。カタカナはキライですね…高校の世界史で、カタカナ名前に四苦八苦した記憶がいじめのようにいま甦っております…
夏の旅は、明日からでしょうか？奥飛騨あたりから湯神までのロングドライブ、かつ話題のお宿のはしご旅、う～ん、いまから、旅行後のご感想が楽しみになってきました（＾＾）ウチも明日から遊んできま～す。
by 遠霞（とおがすみ） (2011-07-08 22:46) 

史家さん
＞美味しかった。（高かったけど）
感想は一緒ですよ…高かったなぁ………という。でもやっぱり美味かったなぁ…また食べたいなぁ…なんですよ。

史家さんが泊まった部屋より安いから、その分きっとウチは安く感じてますけど、それでも高いですもんね。
たしかに生涯忘れられない夜になりました、ウチも。いろんな意味で。でもやっぱりあの味わいが恋しくなって、また泊まりに行くんですよ、ウチは、確実に。
by 遠霞（とおがすみ） (2011-07-08 22:47) 

あ～、６月のすみれのメニューもステキ過ぎますね～(~o~)
いままで出たメニューでこれはちょっと・・・っていうメニュー１度も出たことがありません。
よくぞまぁあれだけ美味しい料理をいろいろと考えてくれるもんです。
遠霞さんご夫妻もあらためて大満足の一夜だったご様子でホントに良かったですね♪
ボクも同じように非日常の特別な一夜になるように胸を躍らせています。
今回はすみれ→一條→ロッジアイリスという宿泊順なので、ロッジアイリスの代わりに別邸山風木にするかどうか本気で悩みました。
美食宿３宿巡りを前から一度実現させたかったんですが、やはり完全に豚になるのを危惧して、普通の山の宿を選んでしまいました(^^;)
新高湯も久々に行きたいですなぁ～。
by りんく (2011-07-31 20:29) 

りんくさん
わざわざこちらにも、ありがとうございます。まだ被災地派遣から戻られたばかりでしょうから、気になさらず、ごゆっくりなさってくださいませ。

すみれの食事は、ホントにハズレっていうのがないから、素晴らしいですよね。米沢牛尽くし～っと言っても、飽きるような肉攻めではなくて、どれもこれも、ちゃんと異なる味わいで、それでいて定番の刺身とかにぎりは、しっかり堪能させてくれる、そんな極上の夕食だと思います。今回の２度目の方が、前回以上にゆったりとくつろいで過ごせた感じで、よりいっそうすみれがお気に入りになってしまい、安くはないから困っている状態です。すみれと一條、それに山風木…なんという美食旅！って感じですが、さすがに躊躇なさったわけですね。う～ん残念というか何というか。ウチはすみれに行くときは、その１箇所で美食は十分な気がしますので、こういう贅沢なプランは企画できんなぁと思ってます。
そうそう。すみれの美食のあとは、温泉と向き合うべく新高湯…このくらいがウチに最適な旅かな…と（＾＾；
by 遠霞（とおがすみ） (2011-08-02 22:08)