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湯田川温泉湯どの庵(1) [湯田川温泉湯どの庵]

09年9月某日、日本秘湯を守る会のWスタンプキャンペーンを利用して湯田川温泉湯どの庵に行きました。温泉も楽しみつつ、かつ鶴岡の散策も兼ねて、千葉から車で行きましたが、さすがにちょっと遠かったです^^;
外観.jpg
玄関.jpg
上は温泉街の通りに面した外観。玄関はちょっと隠れたところにあって、手前が駐車場に。ここには4台分しかないので、車のカギを預けて、適宜移動してもらいます。左は玄関の裏側。写真右手の部屋でハーブティーを飲みながら記帳。




庭.jpg
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道路に面した建物の1Fはパブリックスペースで、木の椅子やら右写真のようなソファに座りながら、木漏れ日が明るいお庭を眺めることが出来ます。この空間はかなりいい[るんるん]ここではお風呂上がりに冷水も飲めます。パブリックスペースから渡り廊下を奥の宿泊棟へ。部屋へは案内されませんので自力で。

部屋1.jpg
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部屋は手前にお手洗い兼洗面所(一体化してます)、奥が上のように一段高いベッド空間と椅子などがあるスペースに。完全にホテル仕様といってもいいでしょう。最初から部屋でゴロゴロできるのはいいとして、灯りが全体に暗いし、窓も(開けられますが…)覆ってあるので、とにかく暗めの部屋。その閉塞感は、かなり強烈。好みの問題でしょうが、ここで読書は困難でしょう。ウチにとっての最大のネックはこの閉塞感にありました。パブリックスペースが非常に開放的で広々しているだけに、こういう部屋だとはあんまり予想していなかった…。
次にお風呂。最初は檜風呂が男湯でした。
檜風呂.jpg
湯どのカラン.jpg
お庭に面した明るい空間に設置されたお風呂で、天井も高くて雰囲気はとっても良い[いい気分(温泉)]カランも十分。これなら露天風呂なんてなくても十二分にお湯を楽しめます。お湯も浴感がやわらかいイイお湯でした。湯田川温泉ではどのお宿でも同じお湯を楽しめますが、お湯とともに、この檜風呂の雰囲気は非常に気に入りました。
石脱衣.jpg
もう一つの石風呂。こちらは夜から男湯に変わりました。右はその脱衣場。脱衣場は檜風呂のほうも広くて清潔。とっても快適です。





そして下が入り口から見た石風呂の様子。

石風呂.jpg
石風呂2.jpg

お風呂の左側半分くらいが寝湯になっていて、浴槽がとっても浅い。そして寝湯の奥に木の板が置かれ、窓の外へと通じているのがわかりますよね?浴室の左奥の扉から露天風呂に続く通路が続いているわけです。
この寝湯部分は2人くらいが横になれる幅で、実際に寝てみるととっても快適。問題は寝湯のせいで、湯船がかなり狭く感じられることくらいかな。石風呂の内湯では、いつも独占状態だったので、ずっとこの寝湯部分に一人でころがっていました。



次に露天に向かって。下は朝と夜の露天に向かう通路の様子。

露天昼夜.jpg
露天.jpg
露天風呂はかなり小さめ。4人くらい入れるけれど、気分的には2人くらいで限界かな?内湯を寝湯にして底上げすることで利用する湯量を減らし、それに対応した分量を露天風呂に利用しているといった感じでしょうか?露天のお湯はチョロチョロとしか注がれず、ゆえにかなり温めでした。眺望もないので、それほど魅力的な露天ではないかも…^^;
石風呂天井.jpg
最後は石風呂の内湯から見上げた天井。高い…
ここはやはり内湯がいいんじゃないでしょうか?露天にはあんまり魅力がないな。かなり無理して造ったという感じがします。むしろその結果できた寝湯がとってもいい形状で楽しめたのですが、これも混み合うとその争奪戦になって、結局内湯を狭く感じることになるので、一長一短ですね…

コメント(10) 

コメント 10

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ふくらすずめ

あっ!更新されてる♪
「湯どの庵」、もう何年も「行きたいリスト」の筆頭に挙げられているお宿なんです。
やっぱり、お部屋、閉塞感ありありでしたか。りんくさんも同じ感想をおもちでしたね。「うす暗い」っていうのは、老眼の大敵なんですよ。う~~ん(ーー)
でも、パブリックスペースのスッキリ広々した感じはいいですね。「読書などのお楽しみはパブリックスペースで。お部屋では純粋に休養だけ」という感じでしょうか。確かに、よ~く眠れそうなお部屋ですよね(笑)
内風呂は素敵ですね~。高い天井とか太い柱とかに「木の気」を感じます。寝湯部分の底の曲面が心地よさそう。お食事編が楽しみです。
by ふくらすずめ (2009-10-19 08:56) 

ゆかりん

こちらの、ブログにもお邪魔します☆

いよいよ、始まりましたね。湯どの庵のレポ。楽しみにしてますよん。
湯田川のお湯、透明でしみじみしますよね。
好み的には万座のにごり湯が、一番好きなんですけど、温泉街の雰囲気とかお湯の柔らかさとか本当にいい感じです。



by ゆかりん (2009-10-19 09:44) 

りんく

あら、もうお帰りでいらっしゃいましたか!
しかも記事までUPされていたとは・・・(^_^;)
すみません、先ほどコメ返しでいつになったら帰るんですかなどと書いてしまいました。。。

湯どの庵、いいですね~。
料理と客室を除いては、遠霞さんの心の琴線にも少しは響きましたでしょうか♪
石湯の方は、ホント露天風呂つくる前の内湯の方が広くて良かったんですよ。豪華な岩とかも配置してあったし。
新しく作った露天は露天で湯どの庵らしさが出ていてボクはまぁキライではないんですが、やっぱり内湯のあの寝湯スペースはいらないかもって思いました(^^;)
夏(初秋)の時期は外の光りも明るいし、庭園の緑もホントにキレイですね~☆
ボクは最近陰鬱な冬ばかり行ってる感じなんで、遠霞さんの撮った美しい写真を見ると、館内全てがとっても清々しく感じます。これでもし冬に行ってたら、客室の閉塞感は更に倍増したかもですよ(笑)。

by りんく (2009-10-19 19:14) 

りこ

わーぃっ遠霞さん~「湯どの庵」のレポ初めて下さったんですね!(^^)!

あんまり~なんて感想していらしたので、次のレポは、湯どの庵じゃないのかな~と思ってたので、とても嬉しく拝見させていただきました^^

ほんとモダン系な秘湯お宿なんですね。湯田川温泉の泉質は、みなさんの絶賛なさるし、確かに内湯が素敵そう♪
お部屋は、ベッドじゃない一段下がった部分が、せめて畳だったら、もう少し寛ぎの場となったのかな~スペースや立地条件の問題もあったかもですが☆
露天ショット、ぴったり同じ位置での時間差撮影も素晴らしいですネ♪
足跡は遠霞さんの???(^^ゞ
続編も、ほーんと楽しみです♪いつも拝見させていただき、ありがとうございます♪
by りこ (2009-10-19 21:27) 

遠霞(とおがすみ)

ふくらすずめさん
はい、やっと更新しました^^;
といっても、写真の加工とかは、出張先でもポータブルHDに写真を入れて持ち歩いているので、可能です。単にログインできなかっただけですから…。その環境が少し変わったので。
湯どの庵は部屋の閉塞感だけですね、ウチが感じた問題は。あとは料理も含めてホントすばらしいお宿です。コスパも秘湯の宿とは思えぬ良さだと感じました。パブリックスペースの写真は、もっとたくさんあるのですが、それほどきれいに撮れたものがなかったのと、最近は簡略なブログにしないと続けられないんじゃないか…と、この先が不安になってきたので、と~っても簡単に紹介しただけです。もっと遙かに広いですし、そこかしこにくつろぎのスペースが用意されています。そういう空間を利用すれば、部屋の閉塞感を紛らわすことは可能だと思います。ウチはあんまりパブリックスペースを利用しないんですよね、引きこもり夫婦なのか^^;

by 遠霞(とおがすみ) (2009-10-19 22:24) 

遠霞(とおがすみ)

ゆかりんさん
こんなところまで、ありがとうございます。湯どの庵が終わったら、珠玉やを作成しようと思っています(写真はちょっと加工してありますので)。湯どの庵で食事をしながら、自分の背中側に珠玉やの食事処が見えました(あの丸窓だけですが…)。ちょうど真向かいの宿ですが、パブリックスペースが少なくてコンパクトなマンションのような珠玉やとパブリックスペースとなる大きくて古い家屋と宿泊棟とをそれぞれ独立させた湯どの庵とは、かなり印象の異なるお宿といえますね。次は湯どの庵・完結編=食事編を作成中です。一応?近日公開予定、な~んて^^
それほどのものではないのですが、お暇があればご覧くださいませ。

by 遠霞(とおがすみ) (2009-10-19 22:25) 

遠霞(とおがすみ)

りんくさん
早々にご覧くださり、ありがとうございます。
客室以外は、琴線にふれました。料理も気に入っているんですよ^^
とくに内湯はすばらしいと思いました。ホントはもっとたくさん意味のない写真まであるんですが(たとえば寝湯のタイルのラインがズレている箇所をアップにした写真とか^^)、とにかく2回程度で切り上げてしまおうと思って作り始めたので、簡略編になって、使用する写真も少なくしてしまいました。だからといって気に入らなかったわけではまったくありません。単に、これからもブログをなんとか更新するための苦肉の策に過ぎないのです、簡略化は。
りんくさんはあの露天もお気に入りでしたか。私は寝湯のほうが…^^;
寝湯を独占できたからかな?あれは他人がいるとちょっと入りにくいかもしれないですね。それなら露天の方が、こぢんまりしていていいのかも。
パブリックスペースの充実ぶりと、あの庭の緑には、癒されました。朝食時に2Fの階段上から見下ろした庭の緑の美しさは、いまでも目に焼き付いています。写真では載せてないのですけど。

そうかぁ~雪の季節だと、もっと閉塞感があるんですか…それは避けたい^^;

それと、まだ自宅にはもどっていませんから。ログインできるようになっただけで、生活が通常に戻るのはまだずっと先の予定です。だから紅葉シーズンの温泉に行けないんですよ(泣)
by 遠霞(とおがすみ) (2009-10-19 22:28) 

遠霞(とおがすみ)

りこさん
湯田川温泉のお湯はイイですよ。透明感もあって(当然か…)。
あんまり~ということでもなくて、もう1軒の珠玉やが気に入ってしまったということです。客室は好みによりますが、ウチ好みではなかったというだけです。それ以外は非常に良かったですよ。そして値段も良心的でした^^

そうですねえ…ベッドの下の部分が畳だとずいぶん雰囲気は違いますね。でもあのスペースは廊下的なんで、畳にしても…う~ん…という感じでしょうか。部屋の奥に畳スペースがちょっとあると違ったかもしれません。

露天ショットは偶然ですよ^^;一応夜に撮影して、翌朝もまた1人だったので、明るい方が写真はきれいだろうと撮り直したまでです。そうしたら、ちょうど同じような写真があったので載せてみました。足跡は、夜は私のかもしれませんが、朝は違いますよ。
続編は食事編ですが、もう半分以上はできてますから。

by 遠霞(とおがすみ) (2009-10-19 22:29) 

ポルポ

遠霞さん、夜分遅くにこんばんは~
まだ出張は続いてらっしゃるんですね、慣れない環境の中、体調崩さないようにご自愛くださいね~

そしてそして、湯どの庵のレポに突入ですね~♪
自分も夏に行った宿だけに、あー、懐かしいなぁ、とか、うんうん、確かにそうだ!とか、あれこれ考えながら楽しませて頂きました。
そしてお写真のアングルとかも自分と違ってて、ああ、こういう撮り方もいいなぁなんて参考にさせて頂きました^^タイムリー(といっても既に2ヶ月経ってますが)な記事って楽しいですね。

私もお風呂は内湯だけで満足出来ました、露天風呂は写真撮影の為(笑)一度物色してちょこっと浸かっただけです(^^ゞそして同じく檜風呂に軍配が上がりました。
お部屋の閉塞感は確かに他に、確かに読書はムリかも(^^ゞ、パブリックとのギャップが激しいですよね。私はあのほの暗さのおかげ?か、お部屋にいると眠くて眠くて(笑)ほとんど寝ていた気がします(^^ゞ
by ポルポ (2009-10-20 00:57) 

遠霞(とおがすみ)

ポルポさん
こんばんは~ご心配ありがとうございます。なんとか非日常の生活を送っております。

湯どの庵の写真は、ホント適当なものばかりで、ブログを考えて写真の角度を選んだものはありませんから^^;いずれも偶然のなせるわざにすぎません。ポルポさんはそのあたりにもしっかりと気を配っていらっしゃるのですね、さすが…
ぜひその成果を、ブログ更新で公開していただければ、とっても助かるのですが…とくに、かいとく丸とか…

私も内湯で十二分に満足しました。とくに檜風呂には。部屋は寝る場所!と割り切れば、湯どの庵の宿泊は上質なものだなあというふうに思います。実際、部屋が暗かったから、読書なんてしなかったんですけどね…

by 遠霞(とおがすみ) (2009-10-20 20:34) 

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