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坂巻温泉旅館(3) [坂巻温泉旅館]

夕食は18:00から。準備ができると部屋に連絡があります。
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内湯と同じ2Fに行くと、内湯を背にして食事処と休憩処が並び立ちます。
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まずは右側の休憩処へ。ここではお風呂上がりに冷水やお茶などが飲めるようになっています。
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そして休憩処の左側が食事処。いかにも、、、秘湯の宿の食事処っぽい。
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テーブル席だったので一安心。座敷よりは椅子席の方がラクに感じるように…[たらーっ(汗)] 単なるトシか…
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着席するとすでに上のような準備が。温泉重視、秘湯の一軒宿ですから大いなる期待は禁物。
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まずは何より先に瓶ビールで乾杯[ビール]
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わらびは山の中らしい逸品。いいアテです。
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手作りと思しきふき味噌は、まず量がたっぷり。こんなに出てきたお宿は初めてかも。そして…ふきの青さや苦みがしっかり感じられる絶品でした[グッド(上向き矢印)] こういうふき味噌、大好きです[るんるん]
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お品書きはなく、また特段の説明もなかったので、いい加減な限りですが、、、、きっと胡麻豆腐。これは想定外にネットリしてます。ネットリとしっかり固めの中間みたいな。ふつーの胡麻豆腐の感覚でスプーンを入れると裏切られます。味はそんなに濃厚じゃないから、ふつーの胡麻豆腐という感じ。
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キノコと大根おろしの和え物は、酢の物といった感じ。
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天ぷらはふつーです。もちろんこうして前もって出ているので冷めています。ただつゆは熱々を出してくれているので、それにつけると温かいですよ。そしてお造り。
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マスと鯉の洗い。マスは醤油で、鯉はその横にあるちょいと辛めの醤油味噌みたいなものをつけて。これ、銚子で売っているひしおに似ている感じ。酢味噌ではなく、こういう鯉の洗いの食べ方は初めてでしたが、これが合う合う[るんるん]他の宿もこういう味付けにすればいいのに、、、、と思いました。
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ビールの後は冷酒を。辛口か甘口かのみ選択可能。辛口で。
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岩魚の塩焼きは熱々とまではいきませんが、まだまだ温かい。食事の時間に合わせて焼いたことがわかって好印象です。味はまぁふつー。こうして最初に並べられたものに手をつけ始めると、お椀が蓋付きで登場。
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蓋を開けると、中には鯉こく。
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なかなか蓋を開けないお客さんには、従業員さんが、これはお宿自慢の鯉こくで、臭みもなくて美味しいから、ぜひとも食べてください、と、ひたすら説明しながら薦めてくれます。じつは私は鯉こくお初…。妻は鯉こくは苦手のようで。小骨に気をつければ内臓部分も美味しいですよ、との説明に、意を決して食べてみると、確かに臭みなんぞはまったくなくて、鯉の味噌汁みたいな感じ。内臓は特に美味しいように思いました。他に鯉こくを食べた経験がないので、比較ができませんが、これはこれで美味しいものです。。。。が、何せお初。もっと慣れ親しんだ食べ物のほうが美味しく感じてしまいました…妻は、本人にしてはかなり食べたようですが、若干は残しました。まぁ鯉こくについての感想は、食べたことがない人が恐る恐る食べたという、そんな感想だと思ってください。決して口に合わないようなものではないのですが、、、、同じ鯉なら食べ慣れている鯉の旨煮のほうが好みかな。
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で。最初からセットされていた焼き物は、どうやらごはんをお願いすると火を入れてくれる仕組みのようで。
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ウチは例によってごはんはいらないので…ごはんはいらないのですが、火をつけてくださいとお願いすると、味噌汁となぜか漬け物が運ばれてきました。もちろんこの牛肉は美味しいですよん[るんるん]
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でも。ごはんを食べないのに漬け物は必要なのだろうか…[たらーっ(汗)] といいつつ、アテとして食べてしまうウチなのでした…
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デザートは信州らしくりんご。紅玉だったかな。お茶とともに。さっぱりした〆でした。秘湯のお宿の夕食としては頑張っているんじゃないかと思います。こちらのお宿は、秘湯の提灯宿にしては安めだから、これで十二分でしたよ。
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部屋に戻れば、布団が。部屋食よりやっぱりこういうのが望ましいですね。

一休みして、夜の露天へ。きっと混んでいるんだろうなぁと思ったら、
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意外や意外。誰も居らず。
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ただただ1人でお湯と向き合います。
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湯船の縁までは見えますが、あとは暗黒の世界。そんな孤独感も、山の一軒宿の露天らしさかな。とにかくお湯だけをひたすら楽しむ時間が過ぎて、部屋に戻ったら寝込むのみ。
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月がキレイだなぁ。
タグ:長野県 温泉
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鴨ミール

食事処は本当にばりばり正当派秘湯系ですね(笑)
ついでに休憩所もいかにも、って感じです。
お食事はそれなり、ですかね。天ぷらが冷めているのは仕方ないのでしょうね。
鯉の洗いと鯉こくですか・・・・。私の妻は鯉がだめで、船山温泉で出てきた時はほとんど食べませんでした。
私は食べられますが、特に好きということもないので、微妙ですね。
しかしお肉は美味しそうだし、お腹は一杯になりそうですねえ。
宿泊費が安いとのことでしたら、十分な夕食に見えます。
夜の露天風呂は誰もいなければ、これほど気持ちの良いものはないでしょう!
景色の見えない風呂に入っていると瞑想できますよね。
by 鴨ミール (2013-12-01 22:16) 

sayurin

上高地に行くための割り切り宿に使えますね^^
車も駐車できるし、後で温泉も入れるし、送迎もしてくれそうだし~
お食事の内容も中の湯よりもイイような気がしました。
冷たい天ぷら、以前にとあるお宿でお肉の鉄板で暖めた記憶があります^^
私も鯉こくよりも旨煮の方が好きです。
一番おいしいと思ったのは初谷温泉でした。
蕗味噌も美味しそうだぁ~
やっぱり遠霞さんがイイと思われたお食事だと安心できますよ^^
この後は~私も7月に行ったウマウマなアノお宿ですね?
by sayurin (2013-12-01 23:32) 

ちゅんちゅんちゅん

おはようございます!
ほんと 月がきれいですね♪
満足していらっしゃったから
「きれい」だと思えたんだと思います(^^)v
by ちゅんちゅんちゅん (2013-12-02 06:13) 

遠霞(とおがすみ)

>鴨ミールさん
休憩所は外からも入ることができて、かつては喫茶店などとして利用されたのではないかと思います。いまでも繁忙期は使うのかな…?
食事処はいかにも…ですが、テーブルだったのでラクでした。これで座敷だったらかなりきつかったですね。
食事は天ぷらが冷めているのは、こういうお宿だとよくあることだと思います。山の宿らしい食事が並ぶので、秘湯の会に慣れていると違和感はない感じの食事ですね。でも鯉がダメだと、ここの場合はちょっとキビシイかも知れませんね。鯉がかなり重要な要素になっていると思いますから。
秘湯の会系のお宿は、値段が割高である気がするので、ここも決して安いという感じではないのですが、秘湯の会のお宿にすると安いかなぁと感じます。それを考えると設備も食事も頑張っていると思います。だから特段の不満はないのです。
by 遠霞(とおがすみ) (2013-12-02 11:40) 

遠霞(とおがすみ)

>sayurinさん
上高地に行くにはとっても便利ですよ、こちらは。駐車場に車を置いておくことも可能ですし、散策後にお風呂を利用することも可能のようなので。中の湯も、釜トンネル入り口に待機所があるから便利ですよね。でも食事は…そうでしたっけ?中の湯も泊まったことはるのですが、食事はもう覚えていません。とにかく必要ないなぁと思ったのに、部屋に着くなり、馬刺しの別注をかなり強引に薦められ、それに従わざるを得なかった記憶だけが鮮明です。あの営業姿勢には参った…という感じです。施設はキレイで良かったのですが。
天ぷらの温め方…参考になりますね(笑) いつかどこかで試したいですが、食事処だとなかなか困難かなぁとも思います。鯉の旨煮は初谷温泉が一番ですか。ここも泊まったのですが、もはや食事の記憶が…。食事がとっても美味しくて大満足だったという記憶ははっきりあるのですが、、、旨煮があったかどうかすら覚えていません。悲しい。
翌日のお宿は…そうです、奥飛騨のうまうま宿です♪
by 遠霞(とおがすみ) (2013-12-02 11:46) 

遠霞(とおがすみ)

>ちゅんちゅんちゅんさん
こんにちは。月がキレイに感じられたのは、たしかにお宿にそれなりに満足していたからかも知れませんね。とにかく温泉は大満足のお宿でしたから♪
by 遠霞(とおがすみ) (2013-12-02 11:48) 

citron

休憩スペースは何となく記憶があります。
当時と変わってないみたいですね。
お食事は初めに並べてあるのでしたら冷めても多少は仕方ないですね。
よくを言えば温かい物だけは温かく出してくれると尚嬉しいかな~
と思いますが夜空を眺めながらいい湯に浸かる・・・これで許せちゃい
そうです。鯉はこってりした味付けなら食べられます(中華風)
by citron (2013-12-02 16:24) 

ぐす

なかなか渋い造りの旅館でいい感じですね。

亜流本道さんはやはり醤油(本道)がお勧めです(^ ^)
by ぐす (2013-12-02 23:59) 

遠霞(とおがすみ)

>citronさん
お宿の感じは昔と変わらないのですね。こちらのお宿は意外と部屋数も多いので、少ない人数で食事処を維持するためには、はじめにいろいろと食事が並んでしまうのも仕方がないと思います。たしかに温かいものは後で出てくるとうれしいですし、その点では鯉こくが後から提供されたのは頑張っているんだろうなぁと思います。
でもこちらは温泉がメインですから(笑) おっしゃるようにいいお湯に浸かると何でも許せちゃいます。鯉は個人的には、やっぱり旨煮が一番好きかも知れません。
by 遠霞(とおがすみ) (2013-12-03 08:23) 

遠霞(とおがすみ)

>ぐすさん
亜流本道の情報ありがとうございます。今日も仕事で千葉行なのですが、本道さんにしようか、別のお店にしようか悩み中です。いずれにせよ、本道さんに行ったら、まずは醤油を注文することにします♪
by 遠霞(とおがすみ) (2013-12-03 08:26) 

ヒロ

よろしいですな~(^o^)
お月さまを見ながらの湯浴み、しかも周りを騒がす音もなく、ひとりだけで湯を感じるなんて至極のひとときですね。
昔、なんかの詩で読みました。
「天と地の間に我一人のみ在る」みたいなそんな感じ。
私も1月のスキー旅行でこんな気分、味わえるかな?
by ヒロ (2013-12-03 21:37) 

pooh

こんばんは(^_^)
料理は品数があり、お酒やビールが進みそうですね。岩魚の塩焼きやお肉もいただきたいです。佐賀県に鯉料理が名物の所があり、時々食べに出かけます。子供の頃、実家で食べた鯉こくが臭みがあったので苦手でしたが、まったく臭みのない鯉こくをいただいてから好きになりました。酢味噌で食べる鯉の洗い(刺身)も美味しいです。月を眺めながら露天風呂でまったり♪浸かっている気分で楽しませていただきました、温泉へ行きたいです(笑)
by pooh (2013-12-03 22:28) 

遠霞(とおがすみ)

>ヒロさん
湯船以外に、外は暗黒というお風呂に入っていると、じつは結構コワイような気もしますが、それこそ山の秘湯の醍醐味なんだろうなぁと思います。ただただお湯と相対する、そんな感じです。
天と地の間に1人ですか…それって、お釈迦さまが生まれたときの、天上天下、唯我独尊、というのにそっくりであるような?? そんなポーズをしながらお湯を楽しむのもいいのかも知れませんね。
by 遠霞(とおがすみ) (2013-12-04 22:22) 

遠霞(とおがすみ)

>poohさん
というかプースケさん??HNが変わったのですね。
佐賀には鯉料理で有名なところがあるのですね。鯉こくは臭みがあることが多いのでしょうか、ふつうは。もちろんこちらのお宿の鯉こくはそういう感じは全くなくて、クセはなかったです。単に食べ慣れていないので、どういうものかわからなかったというのが正直なところです。まだまだ修行が足りませぬ。
鯉の洗いはふつうは酢味噌ですよね。それは何度も食べたことがあって、美味しいなぁと思っていましたが、こちらのお宿のような味付けは、そういうのとは異なる味付けが新鮮で、これもまた美味しいなぁと思いました。新たな発見でした♪
食後の月見露天は、もちろん言うこと無しの素晴らしさでした。独占できたのでなおのこと、大満足でした!
by 遠霞(とおがすみ) (2013-12-04 22:29) 

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