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蕎宿湯神再訪(1) [蕎宿湯神]

09年4月末に、湯神に再訪してきました。今回は車で。どうせチェックアウト時間ぎりぎりまでいるんだろうから、一番奥でいいやと、一番奥の駐車場に停めました。
玄関を入るとまっすぐな廊下が。前回は直進してT字路を左折した更科庵でしたが、今回はこの廊下沿い、厨房のすぐ隣にある松月庵という部屋でした。
廊下.jpg
写真は翌朝、出立時のもの。廊下右側の格子戸が厨房で、その奥の(ほとんどわかりませんねぇ…)引き戸が入り口なんです。







部屋.jpg

部屋にはいると…なんだこの広さ…。囲炉裏部屋の大きさが、更科庵のほぼ倍くらい。しかも部屋の中央に長~く二つ並んだ囲炉裏の迫力。配置は囲炉裏部屋の右側が脱衣所、左側が寝室(和室)。




奥から.jpg

奥の窓側から入り口を見るとこうなります。座布団がたくさん置いてあって、囲炉裏で大規模な食事会が催せるかのようになっていますが、和室の大きさは、他の部屋と同じ位なので、松月庵に大人数が泊まれるわけではありません。念のため。
囲炉裏部屋は、2間をぶち抜いた感じになっています。もちろん現在は囲炉裏があって、2間に仕切ることはできないのですが、天井部分を見上げると、矢で装飾した欄間があって、2間であったことがはっきりと窺えます。






天井.jpg
写真は入り口に近い側から見た欄間の様子。
それにしても天井が高い[exclamation]天井の高さゆえに感じる開放感は、他の部屋では望みようもありません。これはすごい…





天井2.jpg

奥の囲炉裏の上には、木製の立派な自在鉤がぶらさがっていました。こっちで食事というほうが雰囲気はいいなぁ、などと思ったのですが、ここ湯神の夕食は囲炉裏料理ではないし、鍋などが出るわけではないので…。案の定、入り口手前の囲炉裏で夕食となります。それはまた後日。
ちなみに囲炉裏に炭は入っていませんので、暖房はエアコンで。

入り口左.jpg




入り口を入ってすぐ左にはちょっとした装飾品(人形とか…)が飾ってあります。
が、その真ん中に、なぜか果実酒が。これ、飲めるのかなぁ?

下の方には石臼も。かつてはこれでそば粉を挽いたのでしょうか?(未確認、いい加減情報…)




窓の外.jpg
そして囲炉裏部屋の窓から外を望むと、遠くの山々を背景に、田畑が広がる長閑な風景が目に飛び込みます。しかし、目の前の通りは、あの有名な湯野上温泉の野天風呂に通じる道路となっており、案外人通りが多いので、室内が丸見えになってしまう恐怖もあるんです…



脱衣所.jpg



囲炉裏部屋の右側、脱衣所の様子。正面が洗面所とトイレ、右側は物置でした。左側が道路に面した内風呂になります。









寝室.jpg
反対側の和室。すでに布団が敷いてあります。広さは更科庵と同じ。落ち着いて眠るにはちょうど良い広さですね。液晶テレビは、アクオス亀山モデルでした。金庫も設けてあります(使いませんでしたが)。すでに私の荷物=リュックなんぞが置いてあって、雑然とした様子をさらけ出してしまっていますが…



夜の通路.jpg
和室から脱衣所をみると、間に囲炉裏が鎮座しているのがよくわかります。これって…夜中にトイレに行くとき、ちょっと不便なんですよね。直進できないので。囲炉裏に激突すると痛そうだしなぁ…。
でも今回は、2人とも囲炉裏に衝突することなく、無事に一晩を過ごしました。
コメント(12) 

コメント 12

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ジャンキー

ほう、今回は松月庵でしたか。一番デカい部屋。4人くらいのスリッパが並んでた時はありますが。天井に軒猿が潜んでそうですよね。
このGWは部屋の不要物の撤去作業をしていたのですが、本来置くべき場所でない書棚から、「湯神」の領収書が2枚ポロッと出て来ました。日付見たら、平成18年の1月と2月でした。
by ジャンキー (2009-05-06 11:29) 

遠霞(とおがすみ)

ジャンキーさん
コメント早いですねぇ…
そうそう。今回は一番大きな部屋松月庵でした。この部屋は会津鉄道の音が一番響かない部屋でしたね。踏切の音も。その代わり列車はよく見えない…という欠点?もあるのですが。前回さんざん列車を見たので、まあ今回はこれでも良かったかな~という感じです。和室や脱衣所、お風呂の大きさなどはまったく一緒ですから、何も不満はないです。それにしても囲炉裏が大きすぎて、もてあましますね…

湯神では、とくに指定しないと、どの和室に誰を入れるか、到着時まで考えていないのですかね?うちは、今回、○○さん(ジャンキーさんの本名)のご紹介でしたよね?という大旦那の一言に、「はい」と返事をしたら、じゃこっちでいいか…というような感じで、松月庵に案内されました。それともちゃんと決まっていたのかな?

それにしてもジャンキーさん、毎月湯神に行っていたのですか、かつては?というくらいスゴイジャンキーぶりですね(笑)
うちも今年中にはもう一度行きたいなあ、なんて思ってます(^^)
by 遠霞(とおがすみ) (2009-05-06 14:27) 

ジャンキー

そう、かつては。番頭さんトコで船山を知る前は4回/年くらい行ってましたが、最近は減りました。(船山のせいだっ)←すぐ人のせいにする。
松月庵は初回(真夏)と二回目に泊まったきりです。初回は岩魚刺身と、朝食時に鱒のフライが出ました(フライは連泊した2日めの朝に出たこともあります)。その後更科庵に移り、増築した時は奥の洋室(恵明庵だったかな)も数回。大旦那は私らに洋室を使って欲しかったみたいですが、双方で「部屋はいつもの・・・」の遣り取りしてたら9割方更科庵になりました。どなたかの連泊等で埋まってれば右隣の・・・ZUNさんが泊まられた部屋・・・長寿庵だったか新生庵だったか・・・ですね。
今回は平日?平日で空いてたのなら、ホントに宿入直前まで考えてないのかも。それか、一度はデカい松月庵泊を経験して欲しかったのでしょう。そのうちメゾネットの洋室も勧められると思う。私は7月に行きます。このHPに刺激されて。

by ジャンキー (2009-05-06 15:45) 

ポルポ

こんばんは!
遠霞さんは蕎麦湯神に再訪されたんですね^^
それにしても囲炉裏おっきいですね~
天井も高くて、何だかお部屋という感じがしない気がします。
こんな囲炉裏のお部屋+寝室+お風呂が付いてるんですよね。やっぱりスゴイお宿だなぁと思います。
夜中のお手洗いは私は確実に激突しそうな気が・・・(^^ゞ

果実酒は飲めるかどうかの謎は解明されたのでしょうか(^艸^)
by ポルポ (2009-05-06 22:56) 

ごんた

遠霞さんこんばんは☆
早速湯神に再訪されていたんですね。
前回の更科庵もそうでしたが、今回のお部屋も空間に余裕がありますねぇ。。。
それだけでも、なんだか贅沢な気分になりますよね。
今回は車で行かれたとのことでしたが、時間的にはどれぐらいかかりましたか?渋滞には遭いませんでした?

by ごんた (2009-05-07 00:18) 

めりな

我が家の目の前の線路を歩いていくと、いつか蕎宿湯神に着くはずです。
いつか行ってみたい宿なんです。また夫婦2人で旅するようになったら。

ビールはですねぇ、うるさくないです、全然(笑)
20代は乾杯ビールのあとは、ワインか焼酎でした。
日本酒は味は好きだけど、昔から悪酔いしちゃって。
それが、お産でブランクがあったせいか、子どもが分解能力を持って出たせいか、全然呑めなくなったんです。
ビールは、悪酔いする前に、満腹で飲めない状況になって安心なので、消去法のビール派なのでした(^^ゞ

そして、満山荘の料理、堪能してきましたよー。
すごいですね、あれは酒飲みには堪らない料理ですね。
日本酒が強かったら、2倍3倍の至福だろう!と思いながら食べてました。
そして新しいお風呂!
新風呂は女性優遇なので、男性が気の毒なくらい、すっごく良いお風呂でした。
つまり、お酒が飲めない男性には、かなり不公平感を感じそうな宿で、
酒好きの女性には天国のような宿ですネ(笑)
by めりな (2009-05-07 13:05) 

遠霞(とおがすみ)

ジャンキーさん、どうも!、毎度毎度…すばやいコメントで。
そうですか、ジャンキーさんですら、松月庵にはあんまり泊まったことがないのですね。そうなると泊めていただけただけでもありがたいわけですね。それと、この宿、連泊できるんですね…ダメかなと勝手に思いこんでいました。こうなると俄然、今度の冬の雪見お籠もり連泊宿の候補になりますよ。

大旦那さんの案内の仕方がどうも不思議で。廊下を歩きながら、上の質問、それに答えていると、急に「じゃあこっちでいいか」ということで立ち止まって、松月庵に。あれは、本当は長寿庵に入れるつもりだったのかなと。そのとき更科庵には先客がいましたし、この日は休前日ではなかったのですが、満室でしたから。いまだに謎ですが、いい経験できましたから、何も不満はなしです。

7月にまたまた湯神訪問ですか!いいですね~。ご本家のご感想、コメントを強く欲するところです。本家の掲示板あたりで、率直かつ心に響く遠征記、楽しみにしていま~す!
by 遠霞(とおがすみ) (2009-05-07 21:51) 

遠霞(とおがすみ)

ポルポさん
こんな初歩の記事にコメントどうもです。
湯神、前回の宿泊が良すぎて、すぐに再訪しました。すぐに再訪の予約をしてしまいました…。
この部屋の囲炉裏は大きいですよ。囲炉裏部屋だけで普通の客室より広いくらいです。どう使ったらいいのか、悩むくらいですよ、小心者のうちには(笑)

果実酒の確認はまったくせずじまいでした。そんなことは、すぐに忘れるくらい料理とお風呂を堪能できる、抜群の宿だったので…。絶対にお奨めですよ。

by 遠霞(とおがすみ) (2009-05-07 21:53) 

遠霞(とおがすみ)

ごんたさん
ご訪問、多謝です。ごんたさんの有馬温泉のレポも熟読したのですが、読み逃げしてしまい、ごめんなさい(^^;)

10500円(ただし和室限定)でお風呂付き、寝室別、囲炉裏部屋で部屋食という設定は、たぶん他にはないのではないかと思います。それだけで十分満足ですが、今回の豪快な部屋の大きさは、それだけ、をさらに超えた不思議な感覚でした。これで2人泊でいいんですか?と問いただしたくなる歓待なんです。贅沢にも程がある、というリッチ気分になれますよ。

それと。うちの車はETC付きなんですが、日程がどうしてもうまくいかず、行きも帰りも1000円の恩恵を受けられませんでした。だから、結構混んでいたにもかかわらず、いわゆる大渋滞には遭遇せずに済みました。でも払った高速代は高い(泣)

by 遠霞(とおがすみ) (2009-05-07 21:57) 

遠霞(とおがすみ)

めりなさん
今夜は、じつはネットにつないで、ポルポさんのブログを最初にみてしまいました。そうしたら、めりなさんの、

>ビールにうるさいかどうかは、あとで、遠霞さんのトコでお答えしますネ。興味のある方は、左の「ちょっとだけ温泉気分」をクリック。誰も興味ねーよ!ってみんな言いそう(笑)

っていうのをみて、びっくりして、自分のブログに戻りました(笑)
ちなみに、興味津々(爆)。

いろいろ突っ込みたくなって…
家の前に線路があるのですか?それが湯神につながってるって、まさかすべての道はローマに…というような適当なレベルではなく、本当に繋がっているのですか?どこに住んでいるんだろう?と。

ビールは、悪酔いしないために飲んでいるとは、どうしても、いろいろな書き込みの様子を(とくに中ノ沢温泉のネタ)読んでいると、思えないので、ご謙遜(笑)ですか?
でもかつては、ワインとか焼酎とか日本酒とかお飲みになっていたのですね。さすが…
ただビールにはうるさくなくても、「ビール!」とうるさいという感じでは当たっているような気がしてきました。どうなんでしょう?

そして満山荘のお料理、やっぱり良かったですかぁ~?そういわれるともう一度行きたくなりますが、何?何?改装後は、女性風呂のみが良くなっているのですか?交代もないのですか?どうして男性風呂は気の毒なんですか?って、聞きたいことが一杯発生しました。いずれごんたさんのトコで詳細が明らかにされるのだろうと期待していますが、それって男性には絶望への入り口?になるのでしょうか?ちょっと心配です。

ちなみに満山荘が「酒好きの女性には天国のような宿」ということは、めりなさんはすでに天国にお逝きになったのかと…。冗談です^^酔った勢いで…

by 遠霞(とおがすみ) (2009-05-07 22:03) 

めりな

おはよーございます。
あはは、ベランダから見える東武の線路が見えるんです。
うちは浅草の隣町って感じですかねー。
下町で生まれて、今は戻ったけど、あいだ15年くらい千葉県民だったんですよー。
満山荘でも、秘湯ビール2本で限界量。ほんと量はいけなくなりました。
でも宿の温泉に最初に入ったあとは、冷水の誘惑に負けず、冷えたビールをキューっと飲む幸せにかけたいと常々思っております。
これで、ちょっとはうるさく見えるでしょうか?
by めりな (2009-05-09 10:23) 

遠霞(とおがすみ)

東武線の線路が見えるのですか!
それなら確かに、つながってますね。全ての鉄路は…といういい加減な話ではなかったのですね、すいません。問いつめるつもりは全くなかったのに、ご丁寧なお答え、ありがとうございます。

温泉入浴後の冷水を控えるあたり、やはりビール!って「うるさい」お方なんだと、感じ入りました。十二分にそうみえますよ。
これからは「ビールにうるさい」ならぬ、「ビール!ってうるさい」めりなさんというイメージで固定させていただきました(笑)

by 遠霞(とおがすみ) (2009-05-09 21:09) 

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