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濁河温泉朝日荘(2) [濁河温泉朝日荘]

浴室は1F奥、さらに少し下がった場所。
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正面に男女別の暖簾あり。右の空間は貸切風呂の前の休憩処的空間。大浴場の男女交代はなし。男湯の露天の先端が部屋から少しだけ見えてしまうので、交代がないのは当然かも知れません。まずは男湯の脱衣処から。
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至ってシンプルなもんです。
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浴室に入ると、まずは右側に内湯。ものすごい掛け流し量ですよん[るんるん] 濁り湯であることを実感できますねぇ。湯口に堆積する析出物が見事なオブジェと化しています。
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浴槽の向かいにはカランが4カ所。湯船まで近いので、シャワーの利用は注意が必要です。
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そして内湯の外には連続して露天風呂。ここの先端に行くと部屋から見えてしまいますが、まぁ仕方ないでしょうか。真ん中に聳える石を囲うようにL字形で深い浴槽部分。その石から手前左側が、
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ちょうど寝湯になっていて、木枕も設置されています。
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加水・加温なしの100%の源泉がじゃぶじゃぶと注ぎ込まれます。男女別の大浴場は毎分250リットルの湧出量を誇る自家源泉。飲めますが、ちょっと鉄っぽい味。飲めないほどマズイわけじゃないですが、決して美味しいもんじゃないです。
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夜、この露天に入ったら、とある親子と一緒に。そこでの親子の会話で親子共々温泉好きらしいことが判明。やっぱり源泉掛け流しのいいお湯を求めているようで、少なくとも親(それなりの老齢)は神奈川県から来ているような。しばらくBGMとして会話を耳にしていると、子曰く、毎分250ミリリットルの掛け流しだ、と親に強調。私:単位が違ってるじゃん、、、単なる言い間違いだろうけど、そんな少なかったらこんなお湯出ねぇよーーと内心苦笑。しかし子曰く、毎分250ミリリットルだよ、小さな缶コーヒー1つ分だよっ!!、それだけの量だからこんな掛け流しが出来るんだよーーと再度説明。私:げっ[がく~(落胆した顔)]言い間違いじゃなかったんだ、、、、と、ただただ内心唖然。よっぽど注意しようかと思っちゃいましたよ。
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晴れると青空がとっても気持ちよく見える露天風呂でした[かわいい]


次は女湯。撮影by妻。
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脱衣処はやっぱりシンプル。
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そして内湯の造りは多少の違いに目をつぶれば、基本的に左右対称。湯口の結晶はやっぱりそれなりの大きさに育っていますね。窓の外に位置する露天風呂も、
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男湯と左右対称の構造。右手前に寝湯の部分があって、深い部分は同様にL字形。男女ともに露天風呂はそんなに大きくないんですが、3~4人なら入れますよ、十分。


そしてこの宿の最大のウリかも知れない貸切風呂へ。チェックイン時に時間を予約。1組40分也。ウチは17:30~18:10がとれたので、夕食前に利用できました。各部屋で1度ずつ利用すると、その後、夜半からは空いていれば一晩中自由に利用できます。ただし朝は9:30まで。
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時間になったら浴室へ。入口手前にはマッサージ機もあります。
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脱衣処は狭いですが貸切ですから問題なし。窓の外にすでに露天風呂が見えていますねぇ。でもここからは出入りできません。
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まずは手前の内湯へ。洗い場も1カ所あります。
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この内湯も十分な広さ。露天風呂よりは温めに設定されているようです。
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源泉の注入量をそれなりに抑えているんでしょうね。とはいえ勢いよく注がれる源泉。貸切風呂には濁河温泉の共同湯が利用されています。どちらも似たようなお湯でした。味も、、、
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そんな内湯を尻目に、
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贅沢すぎる広さの露天風呂へ[soon]
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2カ所から源泉がじゃんじゃん注がれます。この奥行きの広さが写真だとイマイチ伝わりにくいのが残念です。とにかく大きいですよーーーーー[揺れるハート]
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40分なんて短すぎますって、、、と思ってしまうほど。お湯は温くはないので、ずっとお湯に浸かっているわけにはいきませんが、湯船をゆったり歩いたり、あっちこっちで休んだりしながら、心ゆくまで貸切時間を満喫しました。翌朝にも1度利用できたので、大満足です。
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そんな翌朝は青空を眺めながらの優雅な入浴。一方、夜は、下のような感じ。
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それぞれ風情があっていいですねぇ。貸切の濁り湯をこれでもかっというくらい堪能できるお風呂でした[揺れるハート]

タグ:岐阜県 温泉
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濁河温泉朝日荘(1) [濁河温泉朝日荘]

木曽福島から開田高原を抜けて、県境の峠越えを果たして岐阜県へ。さらに山道をぐにょぐにょと移動することしばし。木曽福島からおよそ1時間半かけてやってきたのが、秘湯の提灯宿でもある濁河温泉朝日荘。濁河温泉は飛騨側から御嶽山に登る基点となる場所です。この前の噴火ではこの地に多くの救急車が待機していた様子が映像で流れました。
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リニューアルしてからそれほど経っていないので、かなりキレイなお宿。機能的な造りです。
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宿の前には立派な足湯がどどーーんと。
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少し濁りのある温泉が溢れていますね[グッド(上向き矢印)]
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玄関を入ると右手にフロント。その奥が食事処。
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フロントの正面には和箪笥と何やらこぢんまりした部屋が。
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和の休憩処という感じでしょうか。隠れ家的雰囲気もあります。
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フロント手前の通路を右手に行くと、喫煙所があります。部屋は禁煙。
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その通路沿いにはお土産物が並んでいて、そこをさらに奥へと進むと、
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くつろぎ処が登場。
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中は暖炉もある広々空間。木の床の肌触りがなかなかイイ感じです。こちらのお宿はスリッパがないので、素足でこの感触が楽しめます。
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くつろぎ処入口にはセルフで、冷水、紅茶、コーヒーなどが用意されています。
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最奥にはカウンターバーも。テーブルでコーヒーをゆったり飲んで、ひたすら寛ぎタイム[るんるん]
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テーブルの上にある不思議なオブジェは何じゃらほい?と思ったら、配管に詰まった温泉成分の塊となっ[爆弾] ずっしり重いですよ、これ。
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くつろぎ処は上の外観写真の右側に出張った建物の1F部分。御嶽山が望める側になっています。泊まった部屋は2Fの一番奥、御嶽山が見えない方。
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竜胆という部屋。
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洗面・トイレがあって、襖の奥に10畳の部屋。ここには到着時にすでに布団が敷いてあります。これはラクですね。
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窓際には広縁。冷蔵庫も完備。秘湯の宿としては十二分の部屋だと思います。


タグ:岐阜県 温泉
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開田高原 西野温泉やまかの湯(3) [開田高原 西野温泉やまかの湯]

朝食は8:00にお願いしました。夕食と同じ食事処にて。
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おかずがちょこちょこと載ったお皿の真ん中には、塩鮭。適度な塩味と脂ののりが美味しい。
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きゅうりには唐辛子味噌が。
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獅子唐と小エビが炒められていて、
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自家製と思しきキャラブキは抜群の美味しさ[揺れるハート]
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卵焼きに、
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奴にはふき味噌、生のズッキーニにはごま油がかかっていて、意外な逸品になってます。
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いかにもという沢庵と酸っぱさは控えめな梅干し。
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甘みのないヨーグルトにはブルーベリーソース。
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味噌汁にはユウガオとキノコと豆腐。このキノコも地元産の珍しいものでした。名前は完全に忘れました[あせあせ(飛び散る汗)] しっかりした食感が印象強いキノコです。朝食も地のものにこだわった美味しい品揃え。最後にコーヒーが供されて〆。美味しかったです[かわいい] 部屋も食事も温泉も満足です。お宿の方の対応もとっても良くて、再訪して良かったなぁと感じさせてくれました。

この日は曇りときどき豪雨だったので、御嶽山を望むのはムリだなぁと判断して、木曽福島へ。中山道の宿場見学を。
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古い町並みが残される一角へ。坂道を鍵形に曲がりながら上がると、
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上の段という趣ある通りへ。
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大通寺へつながる参道は海鼠壁に面した独特の風情です。
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その後、木曽を管轄した山村代官の下屋敷跡を見学したら、狐のミイラを拝めることに。貴重な体験でした。
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木曽福島で昼食、蕎麦となれば、一番の有名店はくるまや本店でせう。とにかく大きな店構え。
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店内には一部椅子席が導入されていますが、昔ながらの風情はそのまま。ここも2度目の訪問です。
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妻は冷かけそば、私はもりそば2枚=並。前に食べたはずの、くるまや本店の蕎麦の印象がまったく残っていないのはなぜだろうと思いながら、もりそばを口に入れて思い出しました、、、
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そうだ、、ここのは黒くて太くて見た目は間違いなく好みなのに、麺はふにゃっとしていたんだった…[バッド(下向き矢印)] このやわやわの蕎麦は独特なんでしょうが、好みからはハズれています、、、
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蕎麦湯が黒々しているのも他にはなさそうな。この味の濃さは素晴らしい。そしてやまかの湯の若女将さんオススメ、この時期限定の栗子餅を買うべく、街中の田ぐちというお菓子屋さんへ。
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木曽のいわゆる栗きんとんでお餅をくるんだもの。砂糖をほとんど使わない栗きんとん、私は好みのお菓子なのですが、妻はあのボサボサ感がダメらしくキライとのこと。ウチは夫婦で好みがなかなか合いませぬ(笑)
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名物のそば饅頭も購入しました。こっちは妻の好み也。そして木曽福島に来て寄らないはずがない蔵元へも。
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七笑ですよん[グッド(上向き矢印)] もちろんお酒を大量購入[かわいい]
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実はこれこそが木曽福島に来た最大の目的だったような、、、


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開田高原 西野温泉やまかの湯(2) [開田高原 西野温泉やまかの湯]

夕食は到着時に18:30でお願いしました。電話で連絡があって、食事処へ。
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上がり框の先に掘り炬燵形式の座卓が設えてあります。そこにはすでに準備が。食前酒は梅酒。写真だと右側にお皿の端だけが見えますが、開田高原産、というか、お隣の農家さんで採れたトウモロコシが用意されています。基本的に開田高原で採れた物が多い、地産地消を貫徹したような食事です。お品書きはないんですが、ていねいに説明してくれます。
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右側は素揚げしたインゲン。かなり大きなインゲンですが、ここまで大きくても固くならないのが地元産の特徴だそうです。甘くて美味しいですよ。真ん中のミョウガも近くでとれたもの。今年はあまり大きいものがとれなくて、とのことでしたが、柔らかくて、酢加減もちょうどで美味しかった。
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そして岩魚の卵の醤油漬け。こだわり業者の養殖岩魚から採ったものらしいです。こりゃアテに最高ですな。ちびちび飲みながらいただきました。
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塩漬け保存したものを塩抜きしたワラビにおかかをかけたもの。味が濃いですねぇ。山菜の時期じゃなくてもていねいな保存方法で美味しさが保たれています。
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お椀に入っていたのは、木曽地方では冠婚葬祭に欠かせない大平(おおびら)というお料理。いろんな野菜やこんにゃくなどが出汁で炊かれた逸品。こづゆみたいな感じ。素朴な煮物ですが、丁寧な作りで、ひじょーに美味しい[るんるん]
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白菜も開田高原の名産品。甘くて瑞々しい白菜を浅漬けにしてあります。
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着席時に火が付けられるのは、信州牛の朴葉味噌焼き。
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沸々してきたら適宜混ぜて火を通します。甘めの白味噌は味が濃いのですが、それにも負けない信州牛の甘さが際立ちますね。そして、ラップがかけてあった、まだまだ温かいトウモロコシ。
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お隣の農家での朝採れ。甘ーーーーい[るんるん] この時期の開田高原はトウモロコシ出荷の最盛期。道の駅にも、開田高原産と明記したトウモロコシがたくさんありました。品種はグラビスという黄色の粒に白い粒が適宜混じったもの。開田高原ではこの品種が一番多く栽培されているそうです。夜のうちに頼めば、翌朝、採り立てのトウモロコシを持って帰れるというので、速攻で注文です[るんるん]
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このときはHPから、日本酒がつくプランで申し込んだので、瓶ビールの後は、日本酒を2合。種類も選べてオトクでした。このあともちろん日本酒は有料で追加しましたけどね。そこへ熱々の蒸し物が到着。
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蕎麦の実の蒸し物でした。上には山葵が載り、餡がかけてあります。いろんな具材が入っているので混ぜてからどうぞ、とのこと。ネットリした蕎麦の実とキノコなどの具材との相性が絶妙の味わいでした。
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その後にこれまた熱々、焼きたての岩魚の塩焼き。岩魚は養殖ではありますが、かなりこだわって養殖している業者から仕入れたものだそうです。しかも多くの岩魚はニッコウ岩魚なのですが、これは小ぶりながら希少なヤマト岩魚。焼き加減もばっちりで、身はふわほろ状態。とっても美味しい岩魚でした[グッド(上向き矢印)]
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さらにしっかり冷えた馬刺し。すり下ろしニンニクで。美味しいに決まっているじゃないですか[かわいい] 抜群のアテですよん。しばらくすると、地元で採れ始めたので、、、と、何と初物の松茸[ぴかぴか(新しい)] 個人的に松茸料理では一番の大好物である土瓶蒸し[揺れるハート]
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この日が松茸を提供した最初の日になったようです。地物しか使用しないとのことで、例年、9月上旬からスタートとのこと。出始めの時期がいつになるか、豊作になるかどうか、こればっかりはわからないそうです。ウチはとにかく初物の松茸を味わえて、とってもラッキーでした。
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さらに小皿で、地元産の珍しいキノコ。名前は、ホウキタケ。ホイル蒸しになっています。前菜に間に合えば良かったのですが、入手できたのが夕方だったので、とのこと。そんな地元のキノコをわざわざ出してくれる姿勢が、ホントありがたいです。食感がしっかりしたキノコでした。お酒がすすみますねーーー[揺れるハート] 最後に手打ち蕎麦が出てくるのは昔と同じ。なので最後にごはんと蕎麦をどうするか聞かれます。妻は前回泊まったときにお腹一杯で蕎麦を食べ損ねて悔しがっていたので、とにかく蕎麦を、と。私も蕎麦は最優先で食べたかったので、じゃぁごはんはほんの少しだけ、と。
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で。ごはんは白米か炊き込みご飯かを選択できたので、ここはやっぱり炊き込みご飯を。この日はコシアブラのまぜご飯でした。コシアブラがキレイな緑色。かほりもしっかり。美味しいーーー[るんるん] 山菜の季節じゃないのに、、、と思ったら、冷凍にした地物のコシアブラとのこと。こういう季節物は採れるときにはイヤというほど採れるそうで、そのときにしっかり下処理をして、冷凍保存するそうです。だから発色もかほりも抜群なコシアブラが夏に食べられるわけです。若女将さん曰く、でもあまりにコシアブラが多いので、下処理を終わると、しばらくコシアブラを見たくなくなるとのことでした。そうした苦労と手間があってこそのこのご飯、ありがたく頂戴しました。そして、
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待ちに待った、打ち立ての蕎麦。さすが蕎麦の名産地、開田高原。最後の〆は手打ち蕎麦に限ります。もちろん美味しいですよーー[揺れるハート]
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ちゃんとデザートも。若女将さんお手製のほうじ茶プリン。上品な甘さでほうじ茶のかほりもしっかり。とっても満足な夕食でした。やっぱりこのお宿の料理は美味しい[るんるん]

タグ:温泉 長野県
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開田高原 西野温泉やまかの湯(1) [開田高原 西野温泉やまかの湯]

これからしばらく2014年9月上旬に行った御嶽山周辺の旅の模様をアップしようと思います。まさか御嶽山が噴火するとは予想だにしなかった時期の旅の記録です。その頃の思いや感じたことを、噴火前に下書きしてあって、それをほぼそのまま利用して記事にしていますので、脳天気な記述があろうかと思いますが、御容赦ください。御嶽山の噴火で亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。また泊まったお宿はどちらもとってもイイところでした。こうしたお宿が御嶽山の近辺にあることで風評被害などを受けないことをせつに祈念しております。では以下、、、


2014年9月。混雑する首都高を抜けて、中央道を延々と伊那ICまで。そこから権兵衛トンネルを抜けて、木曽はすべて山のなか。
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ちょうど昼食時なので、今回の旅のテーマ??でもある蕎麦を。水車家という大規模なお店にて。
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私はふつーにざるそば。細いタイプの麺です。ふつーに美味しかったです。
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妻は冷たいおろしのぶっかけ。おろしのぶっかけにもざるそばにも、冷や奴と甘ーーーいお菓子がついてくるんですが、個人的には不必要かなぁと。

そこから名所・旧跡巡り。実は木曽は何度か訪問しているんですが、未訪問だったのが寝覚ノ床。
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寺院の境内から見下ろすのが絶景ですが、中央本線の電線は邪魔ですね。とはいえ仕方がない。
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電線のない姿を求めて、結局下まで降りることに。浦島太郎は本当にここで目覚めたのであろうか、、、などと余計な想像は禁物なのでしょう。そこから道の駅なんぞに寄りつつ、王滝村へ。
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いまはとても観光というわけにはいかないでしょうが、このときは9月上旬。御嶽山の噴火なんて予想だにしなかった時期です。だから王滝村にも気軽に出かけておりました。出向いたのは、王滝村にある御嶽神社里宮。御嶽山に至る各所のルートに里宮があるわけですが、このときの旅ではこの御嶽山も旅のサブ・テーマになっていたりします。ひたすら階段を上がった先には、『夜明け前』の主人公青山半蔵がお籠もりした里宮が出現します。たしか第一部の最後でしたかね。うろ覚えになりつつ、、、。この山岳信仰やら何やら、とにかくいろんな在地の信仰が混じったかのような(具体的には何も知らないんですが)おどろおどろしさ、、、ここに来るのは2度目なんですが、またしても衝撃を受ける、そんな霊場だなぁと感じました。

そして。避暑を兼ねて出かけた先は、開田高原。そこにある西野温泉やまかの湯
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まさに前回王滝村を訪問したときに泊まったお宿。だから再訪です。とはいえ、、、、前回訪問したのは、10年以上前。あの頃はちゃんと事前学習で『夜明け前』を読んでから来たなぁなどと思いつつ。
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玄関を入るも、まったく記憶にないんですよね、これが[たらーっ(汗)] もちろん快適だったことと食事が美味しかったことは覚えていますが。
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フロントを過ぎるとお土産物が少しだけ売っています。開田高原はさすが避暑地。若女将さんの話ですと、最低気温は夏でも21度を超えたことがない、とのこと。夏なのに、千葉だと掛布団を利用して寝るなんて想像できない季節に、冷房ナシ、かつ掛布団が必要となる、そんな環境です。
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泊まったのは廊下を進んだ、一番奥、105のひのきという部屋。
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ここはバス・トイレ付き。ちなみに全部屋トイレ付きです。
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10畳の部屋の奥に掘り炬燵形式の空間。贅沢な間取りです。
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網戸にしていれば、涼しくて快適。夜は閉めないと寒いくらいです。
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では温泉へ[soon] 男女別大浴場の入口の左側にはお休み処と貸切風呂の入口。貸切は有料なので利用しませんでした。このお休み処では麦茶が飲めました。
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上は男湯の脱衣処の様子。マッサージ機があります。
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浴室にはシンプルな内湯のみ。両側にそれぞれ2つずつカラン・シャワーがあります。
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シャンプーとリンスは1種類のみですが、ボディソープはハーブ塩も含めて3種ありました。ハーブ塩が傷口に凍みますよ。
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少しだけ塩素臭がしますが、慣れると気にならない程度。湯船は4人くらいが同時に入ったら一杯です。かつて泊まったときは、浴室が混雑した記憶が鮮明にあるんですが、今回は大丈夫でした。
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組合所有の西野温泉は13度ちょっとの冷泉なので、加温した源泉が湯口から注がれます。加水はしていませんが、循環併用タイプ。
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湯口から注がれるかなりの量がそのまま湯船の外へと流れていきます。加温しているのに、24時間利用可というのも、きっと経費はかかるんだろうなぁと。それを負担しても夜中も入れますよというのは、温泉宿としての矜恃でしょうかね。お湯は、ちゃんと、とろみを実感できる温泉でした[るんるん]

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400記事達成は、、、らーめんめぐり [らーめんを喰らふ]

だんだん寒い季節になってきて、こりゃまたらーめんがうまうまっ[揺れるハート] ですが、、


三代目麺処まるは極

ブログに載せていないときもあるので、訪問回数は不明。もう何度も通っているから、、、やめようかと思いつつも載せてしまった、、、
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京成船橋駅すぐの立地。一番奥のテーブル席に陣取って、
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妻は定番の鶏白湯らーめん780円也を。甘い鶏白湯スープがやっぱり美味しいですねぇ。
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私はもう一つの定番メニュー、九十九里煮干しらーめん780円也。こっちは細麺。鶏白湯スープに煮干しがしっかりかほる味わいで、やっぱりうまうま[揺れるハート] 海老そばもいいけど、やっぱり本家は安心の美味しさでございます。


創新麺庵 生粋 池袋店

ヒロさんが行きたかったお店、ということで再登場[グッド(上向き矢印)] やっぱり店内には甘いサンマのかほりが充満。
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前回は基本の正油そばだったので、今回は塩味を、と。
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しかもトッピングが全部揃った上生粋塩そば980円也。塩と正油とではトッピングにも違いがあるようです。上なのでチャーシューは2枚。そして、
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軟骨入りのつくねが2個。ほろほろと崩れるつくねもいい味[るんるん]
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味玉は白身の表面がピンク色に染まっています。ちょっと他にはない味付け。何だろう、これ。もちろん美味しいんですが。スープは醤油と比較すると透明度が高く、サンマの甘いかほりは控えめ。でもやっぱりサンマの甘い味わいがちゃんとあるんですねぇ。胡椒がかなりしっかり利いていて、らーめん全体をキリッと引き締めたような感じ。いやはやサンマ出汁のらーめん、やっぱり美味しいーーー[揺れるハート]


津田沼 必勝軒

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一時的にお弟子さんが麺や大関(仮名)として営業していました。その頃は何度か行ったのですが、本当の必勝軒に戻ってからはなかなか行く機会がなく、初訪問が延び延びになっていました。いっつも混んでいて並んでいるので、おとなしく列に加わり待つことしばし。この日はそれほど待ち時間は長くなく、ラッキー。そしてスープは唯一の
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濃厚鶏豚スープの日。頼んだのは定番のラーメン750円也。
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麺は2玉分で260g。かなり濃厚な味わいですが、鶏や豚の甘みをしっかり感じるスープです。クセのない美味しさ[るんるん] こういうのに魚介を利かせた別の日も楽しみだなぁーー[グッド(上向き矢印)]
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具はネギ、チャーシュー、メンマ、ナルトとシンプル。麺は細いながらも、打ち立てじゃなくて、しばらく寝かせた麺なので独特の食感。このあたりは麺や大関(仮名)でも同じだったので、安心かつ魅力的[かわいい] この麺はホントうまうまです[揺れるハート] それにしても店主さん、よーーーしゃべりますわ。南大阪で訪問した綿麺さんの対極かなぁというくらい。肉ワンタン=小籠包の注文は最初のみ、とか、肉ワンタンは数量限定ですぐになくなるとか、本日のスープの特徴とか、ずっと何かをお話になっています。独り言のようで説明のようで、繰り返されるテープのようで、、、、もはやBGMと化しているようです。たぶんこれあってこその必勝軒でせう。

そして早速再訪。大雨が降っていたためか、昼時なのに待ち客なしで入れました。
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今度は木曜日だったので、濃厚魚介スープ。
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初訪問時と同じく、ラーメン並(2玉)750円也。水曜日に出てくる濃厚鶏豚スープに魚介を加えたもの。実際にはそれほど魚介を強く感じるわけではないです。だから水曜日と比較すると、濃厚さが少し和らいだ代わりに醤油的なしょっぱさが適度に加わったスープといった感じ。個人的には水曜日より好み。でももっと魚介系が強くてもいいんじゃないかと、改めて金曜日のスープに興味が生まれますが。
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麺は独特ですねぇ。美味しいんですよね、これ[るんるん] 他のスープもぜひとも味わいたいなぁと思っていたら、9月上旬からまたまた店主の病気だか怪我だかで、閉店してますね。ちょっと残念。あの滑らかなBGMを聞きながら、バランススープとかオールマイティスープなんぞを試してみたい限りです[るんるん]


松戸富田製麺 船橋ららぽーと店

木更津のアウトレットに行ったときにフードコートで食べて、こりゃうめぇっとなっていたら、何のことはない、船橋ららぽーとにもあったんだ。松戸以外でこの麺が味わえるのは、どうやら木更津と船橋ららぽーとのみ。となれば、行くしかないでしょ、近いんだし、、、、ということで、やってきました。
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げげっ。平日に昼食タイムを多少ハズしてみても長蛇の列。さすが人気のお店です[あせあせ(飛び散る汗)]
木更津ではつけ麺を堪能したので、今度は太麺の中華そばに味玉をつけてみようと。
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私は濃厚半熟味玉そばを。妻は、
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濃厚中華そばを。スープはホント濃厚[かわいい] ネギの上に柚子が少し載ってますね。これで少しだけさっぱり感を演出。
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極太麺にまったく負けない濃厚な魚介とんこつ。でも何というか、そんなにしつこくない。そのギリギリが人気をしっかり呼ぶのでしょうね。確かにうまーーーー[揺れるハート]
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チャーシューは鶏と豚。豚肉はレアチャーシューで味が濃厚。すんごく美味しいです[るんるん] 大満足の1杯でした。次は原点に戻ってつけ麺だな、また。今後は交互に食べませう。


以下は番外編的に。


大分自動車道 山田SA フードコート グリーンキッチン

2014年10月にはちょいと九州へ。秋月城を巡った後、高速を利用して一路九重町へ。
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その途中、とにかくお昼にありつきたい一心で、、、、、山田SAのフードコートへ。かなりキレイな施設でした。ここで食べたのは山田ラーメン520円也。
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紅しょうがはお好みでトッピング(無料)。久留米らーめん風のアレンジとのこと。たしかに好みのとんこつ醤油らーめんでした。
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SAとは侮れない美味しさ、しかも安いので、最適な昼食かな[るんるん]


大衆食堂 大寅屋

豊後高田の中心地は、昭和レトロを売り物にする昭和の町。その中でも昭和55年以来値上げをしていないというお店へ。
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昭和らしさが溢れております。そんな店内は、
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これまたかなりレトロ。土日祝日は平日よりメニューは少ないのですが、それでも定番のハヤシライスとか高菜めしなどが魅力的。そうしたなかでオススメで格安のちゃんぽん350円也を。
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消費税込みですからね、驚くべき安さです[グッド(上向き矢印)]
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盛り上がった野菜の山には豚肉と海老もしっかり入ってます。ちょいと細めのちゃんぽん麺。安くても量はしっかり、味もなかなか。近江ちゃんぽんに通じるタンメン的味わいで美味しいです。これで350円とは、、、、他のお店だと価格は昭和値段じゃないですから、高いです、それなりに。ここは価格まで昭和レトロのまま。そんな姿が温存されているワケです。店内はテーブルが5つくらい。ウチが店を出る頃には満席でした。


博多ラーメン ちくぜん

福岡空港の3Fにあるお店。
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羽田に戻る前にここでらーめんを夕食として食べました。高菜はとり放題とのこと。
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最後に少しだけらーめんに入れましたが、まあそれなりでしょうか。ごはんにはもっと合うでせう。注文したのは、
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こってり黒とんこつラーメン680円也。
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これまた好みでございました[るんるん] さっぱりめのとんこつに黒マー油みたいのをかけてありますが、その味わいがコクを生んだ感じ。九州旅の〆に抜群でしたよ[揺れるハート]


そして。さらなる番外編へと。


竹田丸福

やっぱり九州ではとり天が食べたーーーーーいと、
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こんな日本のナイアガラを見たあとに行ったのが、荒城の月の舞台となった岡城があることで著名な豊後竹田駅にほど近いお店。ちなみに今回で日本のナイアガラと称する3つの滝(吹割の滝、曽木の滝、原尻の滝、下線が今回)は制覇できました[グッド(上向き矢印)]
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かなりの有名店で、この日も名前を書いてしばらく待ちました。小上がりに案内されて、料理が出てくる前に見つけたサラダのドレッシング。
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これ、なかなか美味しい。そして待望のとり天定食620円也が到着[揺れるハート]
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大きくて熱々揚げたてのとり天が5つも[るんるん] 食べ応え十分なりーーーー[グッド(上向き矢印)] もちろんうまうまーーーー[かわいい]

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白布温泉西屋(4) [白布温泉西屋]

朝食は8:00にお願いしました。部屋に電話があって、食事処へと出かけます。
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大広間と書かれた入口。夕食時と同じ場所、同じテーブルです。
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中へ進むと、廊下に沿って、
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自由に取ることができる、豆乳、牛乳、お茶、紅茶、コーヒーが。
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こんな感じで準備済み。鍋の味噌汁はすでに火が付いていました。
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オレンジジュースがあって、
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真ん中のプレートには、ハム、沢庵、梅干し、塩鮭、青菜漬、くるみ味噌、卵焼き。
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温泉卵は出汁に浸かっております。
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豆腐にはオクラ、
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サラダにはドレッシングをかけて。ポテサラもついてますね。
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かなり大きな器には少量の納豆。もちろんごはんへ[グッド(上向き矢印)]
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鍋の味噌汁はお椀に盛って、つや姫ご飯とともに。ご飯のおかわりをせずとも十分でした。
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コーヒーをセルフで運んできて、ぜんざいを。
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大きなお餅が1つごろんと。かなり甘いぜんざいです。
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ぜんざいの器と湯飲みに西屋さんの家紋がくっきり。意外と快適なお宿だなぁ、というのが印象。東屋さんと比べてお風呂も少ないのですが、夕食は満足だし、趣ある建物の雰囲気を満喫できるので、遜色なしという感じでした。やっぱり滝風呂はいいっ[かわいい]

白布温泉に泊まったのは、翌朝に天元台高原に行こうと計画していたから。夏の天元台は、もう3年越しの課題だったのですが、ようやく晴れました。
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ロープウェイで登っていくと、朝からステーキでも著名な新高湯温泉が見えました。露天風呂もくっきりと。あんな山の中の急斜面に建っているんだなぁと改めて感銘を受けますね、このお宿は。
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さらに夏山リフトで奥へ奥へ。ロープウェイ乗車から実に40分もかけて、ようやくリフト終着点へ。
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そこから20分強の急な上りを経て、かもしか展望台へ。岩場です。ここでしばらく休憩。
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あちこちに見られたワタスゲの満開はまだこれからの様子。
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木道を快適にハイキングして、でも西吾妻山の山頂を目指すほどの勇気もなく、
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ぐるっと人形石のほうに回って、
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石の上から下を望み、
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リフトで下界へ戻ります。米沢市街が見えますが、山の上と違って市街は酷暑の模様。34度は体感したくないものですが、、、そこに降りないと帰宅できないし[たらーっ(汗)]

でもその前に白布温泉に戻り、昼食。自家製麺の蕎麦、うどん、らーめんが食べられる食事処吾妻軒にて。
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店内は冷房もなく、暑くてしょーがないのに、でもやっぱりらーめんだろ、ここは。
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ということで、中華そば600円也。
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自家製の細めのちぢれ麺。いかにも米沢らーめんという感じ。じつにシンプルな醤油らーめんです。メンマとチャーシューもふつーに美味しいです。これで600円(税込み)とは、ありがたやー[グッド(上向き矢印)] そして白布温泉街でたとえば下の写真のような日本酒を大量に購入して、
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あとは福島へ抜けようと。そうすると直江石堤のところを通る方が近道なんですが、そこを通ると、
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関根駅近くの踏切で山形新幹線つばさに遭遇。このあとあの米沢牛尽くしの宿の前をただただ通過するという悲しい出来事。
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そして福島県へ。フルーツラインを走り抜けるとJA吾妻の直売所があって、とにかく買い物だっ、、、と車外へ、、、よろけそうになりました、、、37度という気温の地獄を体験して。とにかく建物内へ1度避難。そして桃の物色に勤しみました。まぁ何とも大量の桃が溢れんばかりに売ってます。もちろん箱買いして、その後、家で1日2個ペースで食べましたとさ。

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白布温泉西屋(3) [白布温泉西屋]

夕食は18:00~18:45くらいの間で選んでください、というので、18:30を選択しました。
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時間になると部屋にお迎えが来ます。そして食事処へと案内されます。離れの客室からは階段を降りていったすぐ先なので近いです。雰囲気のいい空間です。
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今回は米沢牛すき焼き膳コースを頼んでいたので、すでにこのような準備が。食前酒は高畠ワインの白。美味しい白ワインです。
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前菜には手の込んだものが少しずつ。食事処がじつはかなり暗いので、どの写真も手ぶれがヒドイのですが、まぁこれしかないので[あせあせ(飛び散る汗)]
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前菜、手前にあるのは、蛤炙り焼き串、穴子玉子流し。穴子と玉子の相性がいいです。蛤もいいアテです。これらをキリンの瓶ビールで[グッド(上向き矢印)]
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小さなお皿には、つぶ貝山葵和え。山葵はツンと来るような感じでなく、控えめ。こりゃお酒がどんどん進む。
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前菜の一番上には、だだちゃ豆豆腐と南瓜あんかけとそら豆。だだちゃ豆の豆腐が甘くて美味しい。その下に南瓜の餡が敷かれています。
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梅の甘露煮といわし梅煮。どちらも梅味ということで1皿なのでしょう。いわしと梅は合いますなぁ。
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小鉢その1。焼茄子のおひたし、スナップえんどう添え。
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小鉢その2。じゅんさいもずく酢、なた豆の花。
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そしてすき焼きセットの横にあるのは、
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揚げた蕎麦の実が別途用意された、米沢郷土料理冷汁。
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野菜や凍み豆腐を炊いたものであるのはすみれと同じですね。入っている野菜には多少の違いもありますが、こちらもやっぱり美味しい冷汁でした。蕎麦の実の食感もとってもいいです。
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そこに焼きたて熱々の岩魚の塩焼き。背鰭や尾鰭には塩が付いてますが、身の部分は塩は控えめ。だから鰭の部分の塩で好みの味わいにどうぞ、とのことでした。たしかに塩分控えめ。でも焼き加減はちょうどで美味しい塩焼きでした。
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ビールの後は米沢城下の蔵元で醸造する東光の吟醸。雅山流なんかもあったのですが、安いこのお酒でも十二分。
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そして、、、米沢牛[揺れるハート]
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すき焼きは、前菜などを食べ終わった後に、適宜お願いすればすぐに作ってもらえます。そのあとは自分達のペースでうまうま肉をじっくりと味わいます[かわいい]
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お酒も尽きたので、つや姫ごはんを。蕎麦味噌がごはんのお供として。
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味噌汁ではなく、じゃがいもの冷製スープ。これが美味いっ[るんるん] すき焼きですでに十分暑い状態でしたからね。
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生卵に絡めた米沢牛をつや姫ごはんへ。はぁーーー至福のひとときです[黒ハート]
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最後はデザート。さっぱりレモンシャーベット。シャリシャリかつ甘酸っぱさが適度。最後のさっぱり感を演出してくれました。満足、満足[かわいい]

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白布温泉西屋(2) [白布温泉西屋]

お宿の中心部の2Fに戻り、下の写真のような部屋が連なる、あるいは共同の洗面所が並ぶ廊下を抜けた先に貸切風呂があります。
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予約不要、空いていればいつでも利用可。ちなみに上の写真は利用中の様子。扉を閉めて内鍵をかけて利用するので、扉が閉まっていれば使用中。内鍵を外すと自然に扉は外側に開く仕掛けになっています。
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貸切風呂の脱衣場は至って簡素。最低限のみです。そして、浴室内も
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至ってシンプル。洗い場はもちろんありますが、シャワーはありません。大浴場にももちろんないですよ。湯船から桶でお湯を汲むのが基本です。そういうのが無理であるなら、こちらのお宿には泊まれないでしょうね。
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ホースからは水が出ていました。それでもかなり熱めのお湯。湯船は2人で利用するには十分な大きさですが、源泉の注入量も多いので、水を入れないと熱くて入れません。ウチは水の量をもう少し増やして利用しました。もちろん利用後は元の量に戻しましたが。
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白布の1~3号泉の混合泉が湯船に溢れます[揺れるハート] 温泉成分の結晶もなかなか見応えありますね。


次は男女別の大浴場に向けて1Fに降ります。
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階段の途中から、
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大浴場の外観がちょうど見えます。
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統一感のある館内の廊下を「滝風呂」の表示を目当てに進みます。
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そして男女別の入口。一番手前が男湯の入口。一番奥が女湯の入口。左右対称の構造なので、入口は両端にあるわけです。以下写真は男湯のみですが。
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中庭から入れるような表示もあるのですが、そういうルートを利用する人はおらず。そもそもそういう案内をされませんからね。では、いざ脱衣場。
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これまた至ってシンプル。では足ふきマットのあるところから浴室へ。
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基本の構造は東屋と同じ浴槽ですね。壁の向こうに滝のようになった湯筋があって、それが手前の浴槽にそのまま流れ込み、そして手前の縁からどぶどぶと溢れていく、そんな感じ。とにかく溢れ行くお湯の量に圧倒されます。そして湯滝の轟音にも[るんるん]
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黒々した石造りの浴槽と床は、白布温泉に来たなぁと思わせる存在感。絶えず溢れるお湯で床は埋め尽くされます。
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湯滝の右側に入浴に良さげな大きさの湯船があるんですが、ここにはどうも源泉が高温のまま注がれているらしく、激熱[爆弾] とてもこんな浴槽には入れません。
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浴室入口の並びには、椅子と桶とボディソープ類が置かれます。浴槽の回りの空間が狭いので、このまえ辺りでしか体を洗うことはできないかも。もちろんシャワーやカランなどはありませんから、湯船から桶でお湯を掬うのみ。混雑すると厄介です、、、、が、どういうわけか、かなりの宿泊客が泊まっていたハズなのに、いっつも1人でした。妻は1度目の時に大混雑した模様で、洗い場の争奪戦だった、逆上せるかと思ったなどと言っておりました。
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夕食前、この湯滝の隙間から見えるところで従業員の方が作業中でした。たぶん加水の量を調節したんだと思います。そのためか、湯滝そのものが激熱ではなく、適温になってました。だから湯船も至って快適[揺れるハート] 結構な長湯が楽しめました。
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3本の湯滝となって、豪快に湯船に注ぐお湯。白布温泉ならではの光景ですね。
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壁の内側から撮影するとデジカメがズブ濡れになるかなと心配したのですが、まったくの杞憂。濡れることなく撮影できました。
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わずかな硫黄臭を感じる大量のお湯は、このあとどうなるかというと、縁から溢れ、湯滝と正反対の側へと流れていきます。
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白い湯の花が大量に舞うお湯は明るい格子戸の下を潜り、浴室から流れ出て、それがそのまま浴室外の廊下にある簀の子の下を通り抜けて、中庭へ。
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中庭の水路に集まった温泉は外へと排水されていくのでした。こういう造りはカランやシャワーが浴室内に設置されている東屋とはだいぶ異なりますね。素朴な西屋の滝風呂は、やっぱり独特の風情を持ち合わせているなぁと感じました。

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白布温泉西屋(1) [白布温泉西屋]

蔵王温泉街から上山、米沢市街を抜けてやって来たのは白布温泉。秘湯の提灯宿で、なおかつ未訪のお宿を今回は選んでみました。
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それが白布温泉西屋。かつて3軒あった茅葺きのお宿のうち、焼失を免れたただ1軒。建て直された東屋のように便利なお宿もいいのですが、この昔ながらの雰囲気を1度は体験しておかないと、と思って。
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他のお宿に泊まった方もその外観を見学したくなる、そんなお宿です。
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苔むした石垣とその上に建つ2層の建物が、昔ながらの温泉宿の風情を残していますね。そして玄関へ。
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実に広々した石造りの玄関スペース。現代風の温泉宿にはあり得ない贅沢空間です。
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玄関正面左手の奥にフロント、
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その手前に囲炉裏空間。茅葺きの下の空間は、ひたすら昔ながらの風情を保ちます。さらにその手前、外観で目立った茅葺きの建物の中は下の写真のような空間。
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昔ながらの囲炉裏や神棚がそのままになった空間ですが、ここでは冷水を飲むことができます。おそらく多くの宿泊客は気づかぬままだったのではないでしょうか。
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フロント脇には目を惹く生け花。いい感じです。
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そして宿泊部屋の並ぶ廊下へと。例の提灯が燦然と。
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道路側、一番手前の部屋は休憩室になっていました。その隣からは宿泊部屋が続きます。
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館内には生け花のみならず、笹野一刀彫りの造花も。昔、生け花を常時用意するのが困難だった時代の名残であるようです。見事な一刀彫りです。
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廊下を歩くと椅子のある休憩スペースがすぐにあり、ここから2Fへと上がります。
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さらに奥へ奥へと進んでいくと、お宿に2部屋しかないトイレ・洗面所付の一番高い部屋へと続きます。
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まぁ要するにお宿としては離れの扱いになっている部屋です。そこは山の斜面を少しずつ這うように廊下が繋がるので、結構上り階段がキツイ[あせあせ(飛び散る汗)] その代わり途中の廊下からはお宿の全景が見下ろせます。
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茅葺きの部分が見えたりします。上の写真の一番右は貸切風呂の屋根です。湯気抜きの設備が見えますが、わかりますかね。
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そんなわけで、今回は諸般の事情で一番お高い部屋に泊まることに。2部屋の内の手前、虹という部屋です。
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部屋に入ると正面に洗面所、奥にトイレ。そして右側に2間続きの部屋。どういうわけだか洗面所が2カ所隣り合って存在します。2人で利用するのに、そんな贅沢な、、、と思いましたが、最大で6人の宿泊が可能ですから、2カ所あってもいいんじゃないかと思います。
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2間続きの手前の部屋にはすでに布団が敷いてありました。ということはお宿の方はもう入ってこない、ということでとっても便利でした。もちろん風呂上がりにゴロゴロできるので、ありがたいご配慮でした。で、布団の敷いてある部屋の隣が居間という扱い。
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テレビやら浴衣やら、すべてこちらに用意されていました。
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テーブルの上にはお茶菓子。緑の蓋の小鉢には、さくらんぼの酢漬け?みたいなものが。梅干しみたいに酸っぱかったです。

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