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湯の花温泉御宿本家亀屋 ブログトップ

湯の花温泉御宿本家亀屋(2) [湯の花温泉御宿本家亀屋]

風呂三昧して腹が減り、部屋でゴロンとしていると、18:30頃、部屋まで呼びに来てくださいました。1Fの囲炉裏の間へと移動です
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そんな囲炉裏部屋の座卓には、下のようなセット。
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ぜんまい、しいたけ、油揚げの煮物。やさしい味の染み方[るんるん]決して味付けは濃くないです。
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なめこと大根おろし。大根がちょー辛い[あせあせ(飛び散る汗)]胃がきゅんきゅん。でもそうやって胃を整えることも大事なんです[ダッシュ(走り出すさま)]
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青トマトのにんにく醤油漬け。これがアテに最高でした[るんるん]帰りに青トマトをもらって、家でもやってみました。漬け具合がポイントで、漬けすぎるとしょっぱいですが、上手くいくとひじょーに美味に。でも青トマトがふつうは手に入らないでしょ?この時期、まだ赤くなったトマトは1つしか収穫していないとのことでした。
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ここでは瓶ビールと冷や。冷やは、甘口の会津金紋と辛口の開当男山とがあったので、男山に。
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やっこには山椒味噌をたっぷり盛りつけて山椒の濃厚な味わいは、まるでバジルソースを彷彿とさせるかのよう[グッド(上向き矢印)]上に載る山椒の葉は「固いから、食べない方がいいです」との若女将さんの助言通りに処理しました。豆腐そのものがと~ってもしっかりした逸品[ぴかぴか(新しい)]
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そして当日初収穫となった新じゃがこれはじゃがバターにしていただきます。皮までパリパリで、中はホクホク[グッド(上向き矢印)]妻は醤油をかけてましたが、バターだけでも十二分にじゃがいもの甘さをじっくり堪能できます。美味い[るんるん]
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「山の中ですがお魚も」というご主人の控えめな説明で出てきた白身魚の煮付け。あっさりした味付けなので、魚の脂ののりがストレートに伝わります。もちろん美味しい。
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そして。蕎麦生地を切って揚げたと思われる揚げ蕎麦。スナック菓子みたいです。噛んでみると、最後にじんわり蕎麦の奥深い味わいが広がる逸品。これはアテとして最高峰[かわいい]ちまちま囓りながら、しみじみ男山を味わい尽くします[グッド(上向き矢印)]
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若女将さんとひとしきり話し続けて、そのあと煮物。この日初収穫のインゲンを盛り込んだ煮物で、やっぱり濃くないあっさりした味付け。このあたりでかなりお腹一杯になりつつ。でも全貌がまだ見えず。若女将さんがまだ出ますよ的な発言なさるので、ビビる…
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そして茶碗蒸し。海老とか銀杏とか入ってます。色目も黄色の濃さがはっきりわかりますが、味わいもそういう感じ。出汁でゆるゆるになった茶碗蒸しとは異なって、玉子の味わいが濃い、そんなしっかり茶碗蒸し。これまたイイ[かわいい]
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そして、これが最後のお料理。やっと安心。一旦塩焼きにした岩魚を丸ごと揚げた岩魚の素揚げ。塩焼きしても骨がゴツく残るらしく、それを揚げて頭から食べられるように工夫してあるお料理です。もちろん頭からいけます[グッド(上向き矢印)]でもちょいとしょっぱかった。ただお酒を飲み続けていれば、この程度の塩加減はアテとして最高のレベルかも。もうこの頃は飲み過ぎモードで、お酒は控えめにしていたので、しょっぱく感じたのかも。
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ようやく最後の〆、手打ちそばつるんつるん[グッド(上向き矢印)]弾力しっかり、蕎麦の風味は豊か[ぴかぴか(新しい)]この1笊で2人前ですが、お代わりは自由らしいです。だから足りない方は、どうぞいくらでも…ウチはお代わりなんてできなかった…[たらーっ(汗)]
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かなり濃厚なそば湯まで呑んでしまうと、もはや動けん[あせあせ(飛び散る汗)]
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こうして、うまうまのお蕎麦とそば湯をかっくらって、大満足[かわいい]もう喰えん。部屋にもどって爆睡しませう[眠い(睡眠)]夕食中にお布団が敷かれていたので、21:30頃には寝てしまいました…。窓を閉めないと風邪ひくくらい、暑さとは無縁。熟睡…と思ったら、4:00前に、ひさびさに携帯がギュッギュッって鳴った。地震だ~~[あせあせ(飛び散る汗)]携帯の音が響いた数秒後、たしかに揺れましたけど、さすが、3・11のときですら大きな被害を受けなかった湯の花温泉の地盤はしっかり。それほどの揺れは感じず。再度眠りに落ちていくのでした[眠い(睡眠)]

朝風呂を堪能しつくして8:00過ぎに朝食開始。夕食と同じ囲炉裏の部屋へ。
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シンプルながら十二分な朝食だと思います。野菜の味が濃いですねぇ
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ごはんをお櫃から盛っていると、焼き魚(ホッケ)の登場。
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さらにみそ汁と梅干し、そしてお新香が到着。みそ汁の具は、巨大キュウリと油揚げ。巨大キュウリを具にするのは、この地域では当たり前のことのようです。キュウリのみそ汁は初めてでした。
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梅干しは、はっきりと梅の風味を感じる手作り。でもとにかく酸っぱい[あせあせ(飛び散る汗)]写真を見て、またまたそのことを思い出すくらいです。お新香は、朝、収穫したての茄子の浅漬けキュウリのジャガイモ床漬け(糠の代わりに蒸したジャガイモを床に利用した漬けものらしいです)と、左にあるのは、スイカの漬け物。スイカは、たしかにスイカの風味がはっきり。なぜスイカが漬け物になってしまったのか、については、若女将さんの名誉のために、ここでは伏せておきます。
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お宿の裏には広大な畑が展開。最後にその様子をちょっとだけ拝見させていただきました。お宿の食事で供される野菜は、無農薬で自家栽培。この畑で育っているわけです。食用のほおずきも栽培されていました。それが食卓に出てくるのはいつなのでしょうか…また季節を変えて、泊まりに行きたいと思います。そういえばウチが泊まった直後の、7月の新潟・福島豪雨の影響はどうだったのでしょうか…そのことはかなり心配です。田んぼや畑は無事だったのでしょうか?

震災後、毎日3000個ものおにぎりを被災地に送り続けた湯の花温泉街。塩むすびだけでは…と、各家に備蓄されていた梅干しやお新香をすべて供出してしまわれたとのことでした。だから今年は例年の3倍の梅干しを漬けるのだと…。頭が下がります。朝食後のコーヒーを味わいながら、ひょんなきっかけでご主人、若女将さんと話し込んでしまい、気づくと9:45に。偶然の巡り合わせに奇縁を感じた1泊となりました。貸切利用という僥倖に恵まれたことが幸いした面もありますが、また貸切利用で泊まりたいですねぇ~。というか必ず再訪はしますけど[るんるん]
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湯の花温泉御宿本家亀屋(1) [湯の花温泉御宿本家亀屋]

2011年7月後半。ワタスゲやニッコウキスゲには遅くなってしまったけれども、ちょいと湿原にでも行ってみるか…ということになって、駒止湿原に。そこにはワタスゲの残骸が夥しく居残っていましたが、それなりに高原植物にも出会えました。
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左上から時計回りに、コバギボウシノリウツギカキランコオニユリ。そしてちょうど満開だった金黄花(キンコウカ)の群生
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大谷地という湿原の出口に近いあたりにのみ群生している植物です。ちょうど満開で眼福のひととき。こうしてほんの少しの運動を経て、あとは温泉だ~[次項有]
さ~て今夜のお宿に移動。今回は駒止湿原から比較的近くて、とにかく安めの宿を探してみました。そのなかで前から気になっていて、いつかは…と思っていた、泊まらないことにはその独自源泉を堪能できないお宿に。それが湯の花温泉御宿本家亀屋です。1泊1人7500円だから、安くて安心、安心。奥会津の湯の花温泉には、かつてスタンプ宿に泊まったことがあるので、これが2度目。でも共同湯は未経験だったし、今回それも体験しようと宿泊決定。
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通りから曲がるとすぐに、「本家亀屋」の看板が下がった曲家が見えます。ここがお宿です。いわゆる古民家を利用したお宿(ご主人は今でも利用しているわけだから、「古」といわれるのには違和感があるようでした)。広い敷地には蔵や畑などがありました。薪も大量にありますね。内部は適宜リフォームされているようで、快適でした。
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玄関を入ると左に下足棚。ここには石鹸やシャンプーの入った籠もあって、これをぶらさげて共同湯に出かけます。玄関の左が食事処で正面は宿の方の生活空間。階段を上がって2Fへ。
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2Fにはトイレが1箇所。トイレ付近には萱葺であることが判明する部分も。なお2Fには3部屋ありました…が、この日はなんと運良く貸切状態[るんるん]そんな2Fから食事処になる囲炉裏の間を見下ろすこともできます。
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う~ん、こういう空間は好み[揺れるハート]そして泊まった部屋は玄関の上あたり。かなり広い。冷房がなくても扇風機がなくても、部屋を抜ける風が涼しい[ダッシュ(走り出すさま)]
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到着したら自家製の紫蘇と梅(だったかな?)のジュースで涼を。共同湯に1日入れる入浴券(200円)を購入して、まずはカランとシャワーのある男女別の弘法の湯へ。浴衣に着替えて出掛けます。こちらのお宿は、タオルと浴衣のみ用意されています。あとは持参しないとなりません。さて目的の弘法の湯は、お宿の斜め向かいくらい。
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5人ほど入浴中につき内部写真はナシ。もちろん熱い源泉の掛け流しですが、たくさんの人が入っているおかげで、温めのお湯になっていました。その後は湯冷ましを兼ねて石湯の見学に。
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石湯は混浴。ご夫婦の先客があり、湯船を拝見するだけで撤退しました。ちなみにホースでガンガン水を入れておられました。やっぱりかなりの激熱なのですね…でも、ここだけ源泉が異なるとのことで、いつか入ってみようと。そして宿に戻る前に、確認のため宿の真横にある天神湯へ。
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ここも混浴。誰もいなかったので入ってみましたが…激熱[爆弾]火傷しますよ、このままじゃ。でも何回か我慢して入浴を繰り返し、疲弊しながらお宿に戻りました。そして…しばらく部屋でゴロゴロして、ようやく真打ち登場。お宿の自家源泉である新湯に向かってGO[次項有]
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温泉街を歩くこと数分…雨だと面倒だろうなぁ…。川沿いに建つ湯小屋が見えてきたのですが、はっきりいってどれだかよくわからん[たらーっ(汗)]
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上の写真に写っているのですが、う~ん[あせあせ(飛び散る汗)]そこで川の対岸から見ると
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一番小さなこの建物ですよ。これが湯小屋。
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施錠された入り口は反対側に。
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カギを開けて中に入ると…
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もわぁっ[あせあせ(飛び散る汗)]サウナ状態だ…室温高めですよ、やっぱり。でもシンプルながら雰囲気はいいっ[グッド(上向き矢印)]
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脱衣場も洗い場もきわめてシンプル。水もありませんから、熱くてもうめられません。外側のトタンからは想像しにくい、コンクリートと木造の趣ある湯小屋です。湯船の底はちょっとゴツゴツ。足裏に響いたりして…[たらーっ(汗)]でも、こうしてようやく新鮮な自然湧出のお湯に出会えました。源泉は45~46度くらいなので、外気温が高いときには湯温が44度くらいにもなるらしいですが、天神湯と比べたら、天国ですよ~。ちゃんとゆっくり入れますから[グッド(上向き矢印)]
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動力で汲み上げるのではなく、自然に湧き出る温泉の、その真上に作った湯船ですから、ときどき下からお湯が沸いてくるわけです。塩ビ管からも出てくるのですが、その横のコンクリートから直接泡とともに出てきたりもします。上の写真は一応お湯が上がってきた瞬間なのですが、ちょっとわかりにくいですね。しっとりまとわりつくようなお湯で、浴室では感じないものの、お湯に鼻を近づけるとわずかに気づくタマゴ臭も。こんな新鮮ないいお湯を独占できるなんて…感動ものでした[るんるん]宿泊客がウチだけと聞いて、安心して入浴後には散策もしたり。
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ちなみに石湯以外の共同湯の源泉は、上の写真にある湯端の湯のもの。ここから配湯しているわけです。湯端の湯は新湯からさらに歩いた先、ちょうど温泉神社の前にありました。ここでUターン。お宿に戻って…さぁ夕食だ[次項有]
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