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七釜温泉旅館あかね荘 ブログトップ

七釜温泉旅館あかね荘(4) [七釜温泉旅館あかね荘]

これまた楽しみな朝食です[ぴかぴか(新しい)]場所は夕食と同じ個室の広間。前日に朝食は8:00~とお願いして、勝手に食事処へ。するとこんな準備が…
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朝から相当の量です。煮豆、切り干し大根、肉じゃがなど。切り干し大根も自家製なんでしょうか?しっかり太めの切り干し大根で、出汁も染みていてホント味わい深い。それと…
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烏骨鶏の温泉卵[レストラン]通常のシーズンには、これが卵かけごはんで味わえるとのこと。この時期は、下にあるように釜飯なので、温泉卵さんになるわけです。黄身の味が濃くて、とっても美味でした。但馬の食材に万歳!って感じです。
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そして自家製のカレイの干物が、ホント絶品[るんるん]思わず帰りに浜坂駅前でカレイの干物を買って帰ったのですが、それとはやはり異なる出来栄えでした。下処理と天日干しの方法が丁寧なのでしょうね、やっぱり自家製は。お皿の端の蕗は山椒が効いてていい味。ここにセコカニの釜飯とみそ汁が登場するわけです。
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みそ汁.jpg
朝から本当に贅沢~[わーい(嬉しい顔)]大根が入ったみそ汁はホントに甘い!味噌そのものが甘いのでしょうか?ウチはかなりお気に入りに。そして、釜飯も美味しい!朝からおしぼり片手に、カニに食らいつきました^^セコカニの釜飯はだいたい12月末頃までの限定メニューのようでした。夕食のセコカニでは内子しか味わえなかったのですが(もちろんそれでも十分!)、釜飯やみそ汁のセコカニには外子もついていたので、それもしゃぶりつきました。美味しかった~[揺れるハート]で…釜飯は、お茶碗に軽く3杯くらいあったので…
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最後に、烏骨鶏温泉卵をかけるという暴挙に。卵かけごはん、好きなんですよね…だから思わず、なんですが…お恥ずかしい…。朝から3杯飯で、おかずもたっぷりだったので、お昼になってもまったくお腹が空かず、お昼は城崎温泉の日帰り入浴後に黒ごまソフトクリームを1つ食べただけでした(風呂上がり後の暑さ対策)。
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食後のコーヒーを部屋にていただきました。至れり尽くせりです。ちなみに玄関脇で、卵かけごはん用のお醤油が販売されていました…
なんとかリーズナブルな値段で、タグ付ブランド松葉カニを食べたい、とくにどうしても炭火で焼いた焼きカニが食べたいできれば掛け流しの温泉に浸かりたい、なんていう我が儘な欲求にもとづいてじゃらんを検索して選んだのですが、ホントに大満足でした[ハートたち(複数ハート)]しかもじゃらんのポイント割引まで利用できました。なんか申し訳ないくらいです。高額を払えば、食べきれないくらいのカニが出てくる高級旅館はきっとあるのでしょうが、茹でカニを出さずに、あとはお好みで食べ方を自由に選べる、それでお腹一杯のカニが満喫できるお宿はなかなかないと思います。私は炭火焼きのカニ(←これこそが狙い目だったので…)が満喫できてホント幸せでした
ソムリエ.jpgそして若女将さんの接客がこれまたとっても快適でした[るんるん]夕食時に、日本酒の話なんかもしましたが、どうやら若女将さんも、かなり日本酒がお好みのようでした。非常に満足のいくカニと日本酒の組み合わせで、ウチにはピッタリのお宿だとしみじみ。こういうお宿はホントお気に入りになりますよ…。さらに若旦那さんに、朝は浜坂駅まで送ってもらったのですが、そのときのお話も楽しかったです。カニのセリのこととか、カニの美味しさをどう味わってもらうかの苦労とか…。そしてウチが値段以上に堪能できたことを素直に伝えましたよ。どれもこれも美味しかったですよって。ホントとってもイイお宿でした。またカニのシーズンに伺いたいお宿なんですけど、何といっても遠いので、そんな機会に恵まれるか…それだけが課題です。あとは人気がありすぎて、予約がきわめて困難であることですね…ウチは平日泊でしたが、それでも相当前から押さえました。そもそも土曜日は常連さんのみで満室らしく、予約が最初からできない設定になってましたしね…
あ~また食べたい、このお宿でカニを。

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七釜温泉旅館あかね荘(3) [七釜温泉旅館あかね荘]

夕食は個別の食事処にて。大広間を襖で仕切ったお部屋ですから、隣の声などはよく聞こえます。でも人目を気にせず食べられたので、ちょっと安心。カニって食べづらいし、食らいつく姿はあんまり人に見せられないですからね…まずはその全景です。
夕食全体.jpg
夕食一人分.jpg
食前酒は自家製梅酒のソーダ割り。こりゃジュースだ…。そしてこれとは別に、部屋の入り口近くに、七輪があって、そこでカニ味噌甲羅焼きが、すでにじゅうじゅう音をさせてます
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これは若女将さんがこのあともう少し焼いて配膳してくれます。
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いい色~[揺れるハート]そして大きいですよ、これ。このお宿はだいたい1キロくらいの浜坂産ブランドカニを競り落としているので、ホント大きい甲羅なんです。しかもちゃんと味噌が詰まった最高級品のみを選りすぐって出してくれます。カニ味噌ホント美味しいです~[るんるん]
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これがお刺身のアップ!お刺身のカニだけは、かなり身が締まった種類の松葉カニを特別に用意しているそうです。その他は甘エビと赤イカ。赤イカって、巨大で(翌日城崎温泉街で見ました…)そのままだと噛み切れないそうですが、一度冷凍すると、もっちり感が生まれて美味になるそうです。このイカも美味しかったです。
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酢の物.jpg
前菜は、セコカニと自家製ホタルイカの沖漬け。茹でたセコカニは身も食べやすく殻が剥いてあり、身の下に隠れた内子が非常に美味です。ビールもお酒もすすんじゃいます。沖漬けもおばあちゃんの手作りだそうで、美味し~です。それと目立たないながらも、絶品だったのがカニ入りの酢の物。酸っぱくない、上品な味で、すぐに完食しました。
そしてこれがブルーのタグが付いた浜坂産ブランド松葉カニ。カニスキ用のお野菜とともに鎮座しておられます。
カニ全体.jpg
あれ?焼きカニ用のカニはどこにあるんだろ?こんなに鍋だけで食べられないと思うんだけどなぁと、ちょっと不安に。すると、なんとカニはこれで全部、あとは焼くなりしゃぶしゃぶにするなり、鍋に入れるなり、お好みの方法でお召し上がりください、と。もちろんお刺身でも食べられるカニです、美味しいに決まってます。このカニにはみんな隠し包丁が入れられ、焼いてもしゃぶしゃぶにしても、身離れがいいようになってます。若女将さんが試しに一つ、しゃぶしゃぶ用に殻の剥き方を教えてくれます。簡単なんです、これが。で…
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しゃぶしゃぶしました~[るんるん]ホント甘みが強くて、美味しい~の連呼。剥いた殻も出汁がとれるので鍋に放り込むことになってます。
そして楽しみだったのが、やっぱり炭火で焼いたカニ。自分で好みの部位を選んで七輪に。
炭火焼き.jpg
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若女将さんがつきっきりでというのではなく、勝手に焼くんです。そのほうがお気楽でした。自分達のペースで食べられたし。ポン酢が用意されていて、鍋にも焼きカニにも利用可能なんですが、焼きカニはそのままで十分甘くて、余計な味付けが不要でした。さらに一度はやってみたかった、焼いたカニの身とカニ味噌とのコラボ
味噌と身と.jpg
はぁ~~うまい[揺れるハート]うっとりしちゃいました[あせあせ(飛び散る汗)]こんな贅沢な食べ方が実現するなんて…カニっていいなぁ…。足だけじゃなくて、胴体の部分も焼くと、これまた非常に美味。
胴体を焼いた.jpg
パサパサになる前にしゃぶりつくと、ホントうまうまでした。焼くと殻までかなりやわらかくなりますね。胴体の一部なんて、勢いあまって、殻ごと食べたりしました[たらーっ(汗)]
カニが佳境に入ると、当然日本酒が欲しくなりますよね。今回はこちらの2種類を試しました。
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最初は地元但馬のお酒で竹泉・純米辛口を冷やで。かなりスッキリしたお酒で、お刺身にはいいのですが、カニ味噌なんぞだと弱いような気がして、次は鳥取県の瑞泉の純米酒に。こちらは純米らしくしっかり濃いめの味で、ウチにはベスト、カニにも合いました。ここの若旦那さんが一目惚れしたお酒とのことで燗酒にしても良いそうです。ウチは常温で飲んじゃいましたがね。かつて飲んだ諏訪泉の純吟「満天星」なんかもメニューにあって、あれこれ見ていたら、若女将さんがお酒お好きなようですからと…
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なんと、ありえないほどのなみなみ[どんっ(衝撃)]お酒は瓶を食事処まで運んでくださって、その場でちろりに入れてくれるんです。それにしても法外なサービスでした。感謝、感謝。
しばらくして雑炊のセットが運ばれ、これまた作り方を教わって、あとは勝手に。
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タマゴを溶き入れて、蓋をしてしばし。あとはお茶碗によそってネギ・海苔を。
雑炊.jpg
若女将さんが、残したカニ味噌を雑炊に入れても美味しいんですよと奨めてくださったので、それも2杯目に試しました。カニ味噌の濃厚な雑炊になりました。カニ味噌好きにはたまりません。そして3杯目は、何も載せずに、カニの出汁の甘さを楽しみました。ありえないくらいの満腹。白菜をちょっと残しましたが、あとはなんとか食べきりました。よくこんなに食べられたなぁ~と。
りんご.jpg最後は若女将さんの手作りデザート。りんごのシャーベットです。これも美味しかったですよ。カニが目的で宿泊したので当然といえばそれまでですが、ホント大満足でした[ぴかぴか(新しい)]結局夕食には、3時間くらいかかりました。じっくりゆっくり飲んで喰ったって感じです。

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七釜温泉旅館あかね荘(2) [七釜温泉旅館あかね荘]

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お風呂は2箇所あります。内湯のみですが、源泉掛け流し。しかも加水・加温なしという上等品なんです。この日は宿泊客が2組のみ。で、内湯が2箇所…ということで、なんと貸切利用となっていました。しかも右の写真、お風呂入り口にあるように、お風呂には宿泊客ごとに名前がつけられ、チェックアウトまで自由にそのお風呂を利用することができるシステムでした。この場合、もう一つのお風呂には絶対に入れないのですが、左右対称であるだけなので、これで十分でした。お風呂に名前を貼られたのは初めてのような…うれしいやら恥ずかしいやら…


次はこのお風呂の脱衣場。


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清潔だし、それなりに広いです。そしてお風呂。
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2人で貸切利用するにはもったいない大きさです。4人くらいは入れます。そしてかなりの量の掛け流しでした。湯船の一番奥の角、下側に源泉の注入口がありました。そこは熱い…
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浴室に入って左側に唯一のシャワー。右側には鏡が据え付けられた洗い場が一応3箇所。でも貸切なんで、シャワーのあるカランしか使用しませんでした。シャンプー・コンディショナー・ボディソープも揃っていますよ。
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お湯はかなりあつあつ。50度の源泉の注入量を調節して、だいたい43度くらいにしてあるそうです。熱めなんですけど、いいお湯でした。最初は無色透明らしいのですが、湯船では時間とともにちょっとだけ濁った色になっています。この色合いがまた良い感じでした[るんるん]早朝、窓を大きめに開けておいたら、湯温もちょっと下がってかなり適温に。ゆっくりじっくり浸かることができました。源泉掛け流しのお湯をゆっくり、何度も、誰にも気がねなく堪能しまくったあとは、楽しみなカニのお料理が控えています。さすがにお腹が減りました^^
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温泉成分表も撮影しておきました。一応。

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七釜温泉旅館あかね荘(1) [七釜温泉旅館あかね荘]

09年11月某日。カニを喰うぞ~ということで、兵庫県の北の方、きわめて鳥取県に近いところにある七釜温泉旅館あかね荘というところに行きました。七釜温泉というのは、夢千代日記で有名な湯村温泉と浜坂漁港との中間くらいにある温泉で、巨大な旅館などはほとんどなくて、どこも民宿的なこぢんまりした宿ばかり。浜坂駅から車で10分かからない場所です。
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外観は、ん?普通の家?って感じですが、そもそも3組限定のお宿。しかも宿泊当時は、お宿の都合により、一日2組限定だったので、何も問題はありませんでした。
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廊下.jpg玄関を入ると、すぐ左側にちょっとした休憩スペース。ソファと大型のテレビがあります。でもこのテレビは一度も見ませんでした…。衝立を越えて廊下を進むと正面がお風呂で、右に階段があって2Fに。ちなみに衝立の手前とすぐ奥に大広間があって、ここが食事処になります。そうそう。お宿に入ると、お香のかほりが漂います、それはそれで快適なんですが、よく嗅ぐ?とカニのかほりが結構するんですよね。それがウチには、夕食への序章となったのでまったく問題ないのですが、そういうのが嫌いな人は、えっ?て思うかも…そういう人はこういうお宿は選ばないか^^;そして下がお部屋の様子。宿泊したのは203というお部屋。2Fには4部屋あるようですが、部屋番号が付与されているのは201~203のみで、3部屋、すなわち3組しか泊まれないようです。

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かなり新しい畳。障子が閉まっていたので、奥は見えませんでしたが、障子の裏には洗面所が完備。洗面所もお手洗いもないと思っていたので、これはうれしい誤算でした。こたつがうれしい季節です。もちろんずっとこのこたつでぬくぬくしました。若女将さんにお部屋まで案内されて、説明を伺います。
トイレが男女別ではない点だけが、ちょっとマイナスポイントですが、1Fと2Fに同じ作りのトイレがあり、しかもとっても清潔で快適だったので、これにも問題は特別には感じませんでした。なので、民宿的なお部屋でしたけど、まったく不満は生じませんでした。




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夕食後にお布団を敷いた様子です。こたつが完全に片づけられていました。仕方ないですよね…8畳のスペースでは…。それと夕食後には、冷水が用意されていました。これまたありがたいサービスでした。テレビの前あたりにあるのがそれですけど、わかりにくいですね^^;
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翌朝、部屋の窓からみえた紅葉。去年は、10月頃の東北地方などでの紅葉がまったく楽しめなかったので、こういうわずかな紅葉でも、とっても心にしみる情景だと感じ入りました。

お風呂編も続けようと思ったのですが、長くなっちゃったので、次回に。たぶんお風呂編、夕食編、朝食編と続くことになると思います。

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