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09年の〆蕎宿湯神(1) [蕎宿湯神]

09年12月某日。行ってきました、〆の温泉に。
その場所は、今年3度目の宿泊となる湯野上温泉蕎宿湯神です。部屋に籠もると一度も出ずに、チェックアウトを迎える希有なお宿。それでいて値段は安い[ぴかぴか(新しい)]
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ご家族が住む母屋が新築され、かつてより小さくなったので、その空きスペースに新たに駐車場が作られていましたね。旧来の駐車場は新駐車場への誘導路に成り下がっていた…(笑)
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このお宿に宿泊するのは、今年3回目なのですが、なんと部屋は毎回違って、今回は長寿庵でした。これで湯神の和室は全制覇[パンチ]わずか1年で…
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部屋の形は初めて泊まった更科庵と左右対称。上写真のように、扉を開けるとそこが囲炉裏部屋で右手が寝室になります。更科庵と唯一異なるのは、寝室が3面ともに窓になっていること。湯神の建物全体はちょうどL字形なのですが、その直角の部分が長寿庵の寝室になっていて、この部屋は窓だらけなんです。
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その窓の外は雪景色[雪]宿泊直前にかなり雪が降ったようで、当日は自家用車を諦め、浅草から東武鉄道→野岩鉄道→会津鉄道と乗り継いで行きました。
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寝室にはテレビやら金庫やらが揃っています。アンケート用紙も…









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寝室側からお風呂をみると左のような感じに。


まだ雪がかなり残っていて、しかも屋根から落ちてくるので、ちょっと怖い。夕方も夜中も早朝も、ドスンという音が聞こえました[あせあせ(飛び散る汗)]室内は暖房で快適な空間になっているのですが、外はやっぱり寒い。









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寝室入り口付近から反対方向をみると囲炉裏部屋の向こうに脱衣場。左が洗面所、右がお風呂になるわけです。脱衣場の奥の壁の向こうは、更科庵の脱衣場が背中合わせになっています。そういえば囲炉裏部屋に籐の椅子が1つ新たに置かれていました。椅子はあると便利ですね、やっぱり。
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囲炉裏の横で、蕎麦茶を飲みながら夕食を待ちます…
そして源泉掛け流しで、ゆっくり二人が入れる部屋付のお風呂[るんるん]
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浴室の色合いは、松月庵と似ていますかね。浴室の明るさは、なんといっても更科庵がダントツで明るいと思います。といっても長寿庵のお風呂に閉塞感があるわけではありません。
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檜の枕に頭をちょこんとのっけて寛ぐ際には、やはり一人用の湯船になります。正面に源泉が流れ込むのをみながら、左にはカラン。夫婦2人で入るには(何も文句のない)贅沢なお風呂です。到着時はちょっとお湯が熱め。そのあとちょっとお湯を絞って、窓を広めに開けておいたら40度くらいの適温になりました。
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湯船の手前右端の縁の石だけが、若干他の石より低いので、掛け流しの温泉は、常時ここから溢れ出していました。無色透明で無臭ながらいい温泉です[いい気分(温泉)]







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ちなみに。夜、寝ようとすると外のオレンジ色の灯りが障子越しにかなり明るく…

上のほうに載せた雪景色の写真にある街灯が原因です。長寿庵の部屋の欠点は、そこかな…?




松月庵は広すぎながらも囲炉裏がテーブル代わりになるメリットあり。更科庵はお風呂の明るさが魅力。長寿庵は寝室が角部屋で、非常に静かに眠れることが利点。和室3室に、それぞれ特徴がありますね。これが3室すべてを経験した感想です^^

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蕎宿湯神再訪(4) [蕎宿湯神]

朝食も、夕食と同じく、囲炉裏の周りにセットされます。
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塩鮭は、相変わらずフワフワで焼きたて。美味しいです。なおタラコはありませんでしたが、横に添えられたわさび漬けが具だくさんで、非常に美味。妻はわさび漬けをみなおしたそうです(今までどう思っていたんだ?)。アスパラも美味しかったし、右上のこづゆが、絶品でした。銀杏とか姫竹とか、具材も豊富で、ホタテ貝柱の旨味が出ていました。今回はおみそ汁ではなく、山菜、豆腐、卵のすり流しが入ったお吸い物でした。これまた美味しかった。
このほか、納豆、温泉卵、海苔、お新香、梅干し、デザート(リンゴとメロン)が用意されます。梅干しがこれまた好みの味。最後は温泉卵を崩してごはんに混ぜて、その上に納豆をかけ、これを海苔でくるんで食べるという豪華?な卵かけごはんを作成するなどして、朝から3杯食べてしまった…。朝食時には、緑茶が用意されるのですが、前日から部屋に用意されている蕎麦茶が好みの味なので、朝食時にも蕎麦茶を飲み続けました。ここの朝食は、これぞ朝食!っていう感じで、かつかなり美味しいです。夕食の蕎麦会席とともに楽しみになっています。
今回、宿の横にあった母屋が解体中でした。びっくり。ちなみに前回の写真をのせると…
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宿の左側に燈籠と青い屋根の母屋が見えますよね。









解体中.jpg
しかし今回は解体中。翌朝の出立時には、左の写真のようにかなり作業が進んでいました。廃材の分別をする必要があるとのことで、解体作業はすでに1週間に及んでいるとのことでした。
次に訪問したときには、ここはどうなっているんだろうか…




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帰りは、開通したばかりの国道289号線で甲子温泉方面を通過しました。桜がちょうど満開だったりもして、それなりに目の保養となりました。
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蕎宿湯神再訪(3) [蕎宿湯神]

再訪時の夕食です。
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松月庵では、お膳ではなく、囲炉裏の周りに料理が並べられます。しかも2人並んで…

食前酒は梅酒。お新香もついています。



では個別料理のアップを。


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セリのお浸し蕎麦なめこは前回と同じ。前回は、蕎麦なめこを一気に食べてしまったので、今回はちょっとずつ、アテとして堪能。
山菜の季節なので、こごみが出ました。甘めのじゅうねん味噌をかけて。左上は、かまぼこ型の蕎麦羊羹?甘くはありません。山椒の利いた木の芽餡がかかっています。これまた美味[るんるん]
馬刺.jpg

今回の馬刺は前回と部位が違うのか、ちょっと脂ののった、薄く切ってあるもの。3~4枚ずつ重なった馬刺が、3段重ねになっています。なので見た目より量があります。今回も甘みがあって、お酒にピッタリでした。ここまでが最初に用意されたもの。



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以下は出来立てが運ばれます。まずは蕎麦粥。これも前回と同じ味付け。妻は鮭好きなので、この味はかなり好みのようです。前回同様に空腹を落ち着かせてくれる逸品です。





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瓶ビールとともに、今回も、花泉辛口をまず2合頼みました。あとは2人でそれぞれ手酌で。もちろんあとで追加しますが (^^;)







蕎麦サラダ.jpg
単純ながら味わい深い蕎麦サラダです。左はかき混ぜる前。右はちょっとかき混ぜた状態。きゅうり・カイワレ・レタス・トマト・海苔など上にのり、下にはそばつゆが入っています。マヨネーズが全体にまんべんなく行き渡るといい感じになります。
岩魚.jpg

岩魚の塩焼き。これが熱々なんです。素手で持てないほど。頭から頬張りました。美味しかった~







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そして揚げ物。今回はコシアブラの天ぷらが附属していました。








そして前回同様、定番の煮物と蕎麦稲荷。
煮物と稲荷.jpg
もり蕎麦.jpg
最後は〆のもり蕎麦です。
細いのですがコシがあって本当においしい。最後までお酒とともに堪能しました。そのあとそば湯をいただいて、大満足の夕食は終了です。定番の安心メニューという感じで、かつおいしい。このお料理、まだ当分飽きそうにはありません。
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蕎宿湯神再訪(2) [蕎宿湯神]

入り口.jpg今回は内風呂を。
脱衣所の左側に扉があってこれを開けると浴室です。開放厳禁

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カランは1箇所のみ。石けんが2種類あることなど、更科庵と同じ準備がなされています。

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松月庵の内風呂は、ちょっと暗めですね。それは浴室の石が、深緑色で統一されているためです。大きさは更科庵と同じで、ヒノキの枕?が設置されている点も同様。これが寝湯には、もう本当に最適。
道路に面していて、湯船で立ち上がると、通行人と目が合う可能性もあるので、窓の一部が磨りガラスになっています。うまく目隠ししているわけです。
到着時、大旦那さんが、お風呂まで案内してくれて、お湯は絞ってあるので、温いようならお湯の量を増やしたほうがいいとおっしゃっていました。が、熱かった(^^;)なのでもう少しお湯を少なめに。お風呂は当然掛け流しです。
入浴目線.jpgこれが入浴時目線。浴室が窮屈に感じることはなく、2人で入ることも可能です。






ちなみに外側から見ると、下のような配置になっています。

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道路から湯船を覗くことは困難ですが、湯船に立つとみえますよ、外から。
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翌朝の浴室。この浴室は朝日が差し込むと、とってもきれいでした。一晩中お湯を絞って窓を開けておいたので、さすがに朝一番のお風呂は温め。さっそくお湯の注入量を増やして、あつ~くしました。朝食後は、あつあつになってしまい、またもお湯を絞る羽目に…


朝の入浴.jpgとはいえ朝食後の、のんびりとした入浴はたまらない贅沢となりました。慌てることなく、お風呂を独占できる内風呂付きのお部屋。この満足感は、2万円以下の宿に泊まることが多い我が家には、なかなか体感できないありがたいものでした。
朝日を浴びてキラキラ光る湯船は、かな~り気持ちの良いものでした。



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ちなみにお湯は上から注がれますから、お湯を熱く感じたときには、まず手始めにお湯をかき混ぜることが大切です。こうすると予想以上に湯温は適温となりますから。そんなかき混ぜ棒にも、湯神の彫刻が…
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蕎宿湯神再訪(1) [蕎宿湯神]

09年4月末に、湯神に再訪してきました。今回は車で。どうせチェックアウト時間ぎりぎりまでいるんだろうから、一番奥でいいやと、一番奥の駐車場に停めました。
玄関を入るとまっすぐな廊下が。前回は直進してT字路を左折した更科庵でしたが、今回はこの廊下沿い、厨房のすぐ隣にある松月庵という部屋でした。
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写真は翌朝、出立時のもの。廊下右側の格子戸が厨房で、その奥の(ほとんどわかりませんねぇ…)引き戸が入り口なんです。







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部屋にはいると…なんだこの広さ…。囲炉裏部屋の大きさが、更科庵のほぼ倍くらい。しかも部屋の中央に長~く二つ並んだ囲炉裏の迫力。配置は囲炉裏部屋の右側が脱衣所、左側が寝室(和室)。




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奥の窓側から入り口を見るとこうなります。座布団がたくさん置いてあって、囲炉裏で大規模な食事会が催せるかのようになっていますが、和室の大きさは、他の部屋と同じ位なので、松月庵に大人数が泊まれるわけではありません。念のため。
囲炉裏部屋は、2間をぶち抜いた感じになっています。もちろん現在は囲炉裏があって、2間に仕切ることはできないのですが、天井部分を見上げると、矢で装飾した欄間があって、2間であったことがはっきりと窺えます。






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写真は入り口に近い側から見た欄間の様子。
それにしても天井が高い[exclamation]天井の高さゆえに感じる開放感は、他の部屋では望みようもありません。これはすごい…





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奥の囲炉裏の上には、木製の立派な自在鉤がぶらさがっていました。こっちで食事というほうが雰囲気はいいなぁ、などと思ったのですが、ここ湯神の夕食は囲炉裏料理ではないし、鍋などが出るわけではないので…。案の定、入り口手前の囲炉裏で夕食となります。それはまた後日。
ちなみに囲炉裏に炭は入っていませんので、暖房はエアコンで。

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入り口を入ってすぐ左にはちょっとした装飾品(人形とか…)が飾ってあります。
が、その真ん中に、なぜか果実酒が。これ、飲めるのかなぁ?

下の方には石臼も。かつてはこれでそば粉を挽いたのでしょうか?(未確認、いい加減情報…)




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そして囲炉裏部屋の窓から外を望むと、遠くの山々を背景に、田畑が広がる長閑な風景が目に飛び込みます。しかし、目の前の通りは、あの有名な湯野上温泉の野天風呂に通じる道路となっており、案外人通りが多いので、室内が丸見えになってしまう恐怖もあるんです…



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囲炉裏部屋の右側、脱衣所の様子。正面が洗面所とトイレ、右側は物置でした。左側が道路に面した内風呂になります。









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反対側の和室。すでに布団が敷いてあります。広さは更科庵と同じ。落ち着いて眠るにはちょうど良い広さですね。液晶テレビは、アクオス亀山モデルでした。金庫も設けてあります(使いませんでしたが)。すでに私の荷物=リュックなんぞが置いてあって、雑然とした様子をさらけ出してしまっていますが…



夜の通路.jpg
和室から脱衣所をみると、間に囲炉裏が鎮座しているのがよくわかります。これって…夜中にトイレに行くとき、ちょっと不便なんですよね。直進できないので。囲炉裏に激突すると痛そうだしなぁ…。
でも今回は、2人とも囲炉裏に衝突することなく、無事に一晩を過ごしました。
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蕎宿湯神初訪問(3) [蕎宿湯神]

囲炉裏横でいただく夕食と朝食、これが抜群でした。ちなみに夕食前、囲炉裏にはくるみ羊羹と蕎麦茶が用意されていました。妻は翌日、くるみ羊羹を湯野上温泉駅の売店で購入していました。私には甘すぎる羊羹のように感じましたが(そもそも羊羹ってあんまり好きじゃないし)。
18:00頃お膳を運ぶ音が聞こえてきます。そしてご主人がお膳をセットしていきました。
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前もってジャンキーさんのお奨めに従い、刺身を馬刺に交換してもらっていました。その馬刺が真ん中に鎮座しています。食前酒、おしんこ、セリのお浸し、ネギぬた和え、蕎麦豆腐?といった配置。では、馬刺のあ~っぷ。
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こんなにたくさん出してもらっていいんでしょうか?柔らかい赤身で噛むと甘みがでてくる贅沢品でした[るんるん]馬刺って宿によって結構違いますね。だいぶ前に泊まった嵯峨塩館の馬刺は、ここの対極で、冷凍しておかないと脂身が溶けてしまうようなそんな馬刺でした。今回の馬刺に近かったのは、秘湯の会の玉梨八町温泉恵比寿屋という宿に泊まったときに出た馬刺ですかね。やはり会津という点で共通なのかも知れません。とはいえこれだけの量を心ゆくまで堪能できる宿はないでしょう。普通、量はもっとはるかに少ないし、宿によっては別注でしか食べられないことがありますから。それから、たっぷりの馬刺にはにんにく味噌が添えられ、これをつけてもまた美味しい!馬刺は最後まで花泉のアテとして大活躍しました[揺れるハート]
そしてつまみとして非常に良かったのがこれ。
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蕎麦なめこ、というんでしょうか。「蕎麦の実なめこ」というのがよく売ってますが、これは本当に蕎麦。太めに切った蕎麦となめことの相性が抜群で、あっという間になくなりました。とにかくお膳を眺めて、これは本当はビールより日本酒がいいんじゃないか、と思って、瓶ビールがなくならないうちに、花泉2合に手を付けちゃいました。
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冷蔵庫で確認済みだったので、そのまま花泉辛口を最初に2合注文してみましたが、ここは1合ずつ徳利に入って出てくるのですね。しかもなみなみと入っているではないですか。これ、もしかして正1合?だとしたらかなりリーズナブルですね。このあと国権の「春一番」を1合追加して(花泉の後にはきつすぎた…)、やはり花泉に戻って2合追加しました。
さて料理は順々に温かいものが運ばれてきます。最初は蕎麦雑炊でした。
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細かく刻んだ豆腐と鮭、それにわさび、海苔が上にのります。これが飲みながらでもいただける逸品で、空きっ腹に優しくなじんでいきました。こういう雑炊は初めて食べましたが、美味い!さらに蕎麦サラダ。下に蕎麦が入ってます。
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よく混ぜてから召し上がれとのことで、その通りにすると、これも見た目より複雑な味わいがあって美味い。そしてまたこれで飲める、飲める!
今度は鮎の唐揚げ。ちょっと甘いあんがかかっていました。
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これもカリッと揚がっていて美味しい。鮎のこういう食べ方はほとんど経験がないので、驚き。そして蕪の煮物と揚げ物が順に出されます。
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蕪の上には梅肉がのっていて、煮汁がコーンスープのような味。これも美味い。そして揚げ物は蕎麦の団子と揚げ蕎麦、ふきのとうの天ぷらでした。お椀の底につけ汁があるのですが、これがちょっと酸っぱい味付けで、揚げ物には合わないような感じがしました。うちはこれらを塩で食べたいような。
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そして蕎麦稲荷といちご。稲荷のなかの蕎麦も甘めで、デザート感覚なのでしょうか?最後は〆のもり蕎麦です。もちろんそば湯も、白くてドロッとしたのがつきます。飲んだあとの〆の蕎麦はいいですね、本当に(正確にはもり蕎麦も一部はつまみと化していましたが)。蕎麦は細いけれどもこしがあって、やはり自慢の逸品だけあります。食べ終わったらお膳を廊下に出しておくこと、これがルールです。確かに部屋食ですが、和室とは別の部屋ですし、布団は最初から敷いてあるので、いわゆる部屋食という感じとはかなり違いました。そんなわけで、おいしいお酒と蕎麦づくしの満足な夕食になり、初訪問の夜は更けていきました。
そして朝食。
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写真の他に、梅干しが一人に1個あります。菜の花、煮物、温泉卵、納豆、海苔、お新香といった定番の朝食メニューです。果物も付いています。煮物は高野豆腐・じゃがいも・油麩でした。好物のじゃがいもが本当に美味しかった。そして真ん中に塩鮭と生たらこがあって、これでごはんがすすむ!鮭はふっくらとして、脂ものっていて美味しい。妻はこの2品に大歓喜。かなり好物ですから。ちなみに久しぶりに妻がおみそ汁を完食しました。ここのはおいしいということです。おみそ汁には打豆も入っていて、その食感が楽しめました。ここの朝食はいいですね。定番だけれども、どれもおいしい。…なので、ごはん3杯。やっぱり食べ過ぎだ…帰宅後に深く反省する結果になります(体重増[あせあせ(飛び散る汗)])。
あと、これはいつか(宿の方かジャンキーさんに)聞いてみたいこと。夕食は割り箸、朝食は普通のお箸というように使い分けているのはどうしてなのでしょうかね?蕎麦は割り箸の方が滑らないからいいということなんですか?それとも…?

朝は駅まで送ってもらいました。列車が9:48湯野上温泉駅発なので、9:30までの滞在が限界。10:00まで満喫したかった…というくらい、お気に入りになりました。というか、ハマったかもしれません。何というか、とにかくごゆっくりどうぞ、という感じが宿の造りにも、料理にも、そしてご主人や女将さんの対応にも、溢れていました。幸い、ご主人とも女将さんともそれなりにお話しする機会に恵まれ、ジャンキーさんが危惧されるような、無口な対応(うちはそれでも一向に構わなかったのですが)というのでもなく、心地よい宿泊が出来ました。家族経営にも関わらず、ふっくらした温かいままの塩鮭が朝食にでてくるのは、素材の吟味にこだわりつつ、宿泊客を本当に大事にしようとする気概に溢れているからなのではないかと、妻は感心していました。その目配りゆえに、10人以上は来ないでください、と名刺に書き込まれているように感じます。宿泊予約を取るのが困難なようですが、その代わり、予約さえ出来れば、丁寧に対応してくれる、そんな暖かい宿であることをうちでは実感しました。宿の好みは人それぞれだし、たとえばうちでも宿の好みは必ずしも1パターンではないので、他のありようが嫌いというわけではないのですが、万人に受けるかどうかは別としても、うちにはこんなにくつろげて、食事にも満足できる宿は滅多にないかな、と思います。宿の外で手を振ってお見送りしないとそれだけで評価が下がるという人も当然世の中にはいるのですが、うちはあれこれかまってほしくないので、そういう必要もなく、玄関で精算、ついでにちょっとご挨拶で十分。その点でも、湯神の今回の対応が心地よいんです。あくまで好みの問題ですが。
HPがないのに、女将さんがおっしゃるには、インターネットをみて電話しているんですけど、という問い合わせが結構くるそうです。湯神を気に入った方が書いたネット上のさまざまなデータとともに、口コミで宿泊客が増えているようですが、私のブログでお客を増やそうという意図は、全然ありません(も、もちろん減らそうという意図はまったくありません…)。ここに書いているのは、本当に好みの問題ですから、万人に受けるとはいえないからです。うちの両親は、大きなお風呂が温泉の醍醐味と感じるらしく、部屋にお風呂は必要ないという発想ですから、そういう人には不向きだと思います。でも部屋から一歩も出ずに、ゆっくりしたい、そういう人には、いいんじゃないかな~
湯神ジャンキー(偽者)として再訪は確実です。今度はいつ行こうかなあ~[ぴかぴか(新しい)]
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蕎宿湯神初訪問(2) [蕎宿湯神]

湯神の立地場所は会津鉄道の線路脇。線路の向こうから湯神を撮ると、こうなります。
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翌朝、出立が名残惜しく感じているときに撮影したものです。踏切が右端にちょっとだけ写っていますが、これだけ近いので列車が通過すると、踏切の音と列車のガタゴトという音とはかなり響きます。とくにガタゴトは体感できる揺れになりますから。でもこれがまた風情で良かった~お風呂から、部屋から何度も列車をのぞき込んでいました。そんなことしているうちに、車内の高校生と目が合ってしまった[たらーっ(汗)]
赤い服の妻が写っているのが更科庵の和室。そのちょっと左、木に隠れているあたりが内湯になるわけです。そして長寿庵の内湯が隣接して、左端が長寿庵の和室となります。逆の右端の高い建物が恵明庵になるはずです。ではお風呂にGO!
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全体的に白が目立つ造りで、明るい内湯です。もちろん源泉掛け流し。温度はばっちり、快適な湯温でした。上の写真は到着時、まだ入浴前のもの。すでに湯船からお湯が滔々と溢れだしています。二人でも入れるし、一人だと丸太に頭を載せて寝湯にできる、そんな快適なお風呂です[るんるん]この丸太は湯船内を移動できますので、頭を置く位置を勝手に変えることができます。とはいえ、諸般の事情で右手のみで移動するのは、ちょっと大変でした(あくまで個人的事情…)。
湯野上温泉のお湯は初めてでしたが、無色透明でとくに臭いもありませんでした。
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でも湯口には何やら温泉成分が結晶化していました[ひらめき]こういうのを見るのも楽しい。
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シャワー・カランは1箇所。でも十分です。このお湯も、温泉を利用していますね、多分。というのは、ここでお湯を出すと、湯船に注がれる温泉の量が微妙に変化するように感じましたから。シャワー・カランのお湯まで温泉とは、至れり尽くせりという感じ。そして写真からわかるかも知れませんが、ボディソープ、リンスインシャンプーとは別に、石けんが2種類(白と黒)用意されていました。入浴時目線だとこういう感じ。
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宿泊した日は小雪が舞い散る天気であったので、図らずも雪見風呂となりました。内湯の窓を開けておくと、そこから雪がチラチラと湯船に舞い降りてきて、露天風呂のような雰囲気も味わえました。窓の位置がもっと高いのかと思っていましたが、それほどには感じず、快適な湯浴みが楽しめました。大満足です[いい気分(温泉)]
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蕎宿湯神初訪問(1) [蕎宿湯神]

湯野上温泉駅からトロトロと歩いて坂道を下り、民宿が建ち並ぶ一画へ。寒さに震えて到着したのがお目当ての蕎宿湯神でした!
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いらいろなHPで見たままの外観です。宿に入る前に記念写真何ぞをさんざん撮って、引き戸を開けます。すると玄関前にフロントがあります。DSC06083.jpg
左手フロントの奥が厨房、前方の奥には蕎麦打ち用の道具が置かれていて、期待がぐぐっと高まります。ちなみにさらに右を見ると、
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お酒の入った冷蔵庫が鎮座しています。いきなり物色。南会津の地酒を置いているようで、花泉、国権、開当男山がありました。国権は種類がいくつかありました。とりあえず花泉の辛口にしようかなとここで決定。
まっすぐ廊下を進んで振り返ると玄関が見えます(当たり前か…)。
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途中にスリッパがありますが、ここが松月庵という部屋の入り口になっています。ジャンキーさんやZUNさんによると、この部屋が一番大きいようですが、この日はすでに宿泊者が入っていたので、中をのぞくことはできませんでした。そして、廊下の先T字路で左折すると本日の宿泊場所、更科庵となります。その更に奥にはメゾネットタイプの恵明庵があります。
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更科庵の襖を開けると、正面に囲炉裏が見えて、左側には布団の敷いてある和室。
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右側は襖の向こうに脱衣所、右が洗面所・トイレ、左が内湯となるわけです。
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ちょうど凹という字の左側が和室、右側の出っ張りがお風呂、真ん中のへこんだ部分が囲炉裏部屋という形のようです。たぶん隣の長寿庵と正反対の造りだと思います。こういう形なので和室からお風呂が望めます。
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入浴中に窓を開けていると和室から激写されることもありえます(笑)
洗面所の下には湯神と彫られていて、おしゃれ。
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これで10500円でいいんですか、本当に。設備は十二分に揃っていますよ。本当に部屋から出る必要がない快適空間でした。ちなみにこの日は平日なのに和室3室が埋まっていました。大人気宿なんですねえ~
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