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東山温泉瀧の湯(3) [東山温泉庄助の宿瀧の湯]

最後は夕食と朝食を。
夕食は3Fの食事処で。大広間ではなく、花みずきという比較的こぢんまりしたところでテーブル席だったので、落ち着けました。たぶん家族やカップル、夫婦などの個人客を集めたのでしょう。大騒ぎする人もおらず、雰囲気は良かったです。DSC05917.jpg
これは食事処の様子。結局この場所で最後まで飲んで居座ったのはうちでした。
次が最初に置かれた料理の様子です。
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真ん中のサラダには3種のソース(下の赤、左の黄色、上の白)がかかっているのですが、よくわからず、最初は赤のソースをそのまま食べてしまった[あせあせ(飛び散る汗)]でもそれ単品でもおいしかったですよ(負け惜しみ…)。豚のしゃぶしゃぶも、つけダレに柚子胡椒を溶かすので、結構好みの味になっていました。うるいとウドの上にカニと平貝をあしらった酢の物は、うるいが甘みもあって美味でした(単なるうるい好き?)。朴葉の上の鶏肉は火が通っていて、味噌を温めてそれを和えるという感じです。まあ普通ですけど、不味いわけでは決してありませんから。
この画面から漏れていますが、左端に次のようなウニ豆腐がありました。これがつまみとしては大変美味でした(これまた単なるウニ好き?)。大事にとっておいてチビチビ飲みながら、最後までつついていました。
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固形燃料に火を入れ、鍋にも火を入れると、後からお刺身が運ばれます。
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竹筒に入った鯉の刺身だけは中華風のタレにつけますが、あとのタケノコや川魚は醤油で食べます。このお皿、全体に美味しい!これまた飲むのには最適なアテとなりました。
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最後はごはんとこづゆこづゆって、単なる汁物だろうと勝手に思っていましたが、とっても美味しいものだとわかりました。
夕食は思ったより良かったです。落ち着いて飲めたし。夕食の途中、これぞ大規模旅館だなと思ったのは、東山温泉の芸子さんが、従業員とともに食事処に登場して、赤い盃を配り、宮泉というお酒を注いでくれたことです。その場で飲み干すと、もう一杯注いでくれました。さすがにそれを飲み干すのは止めて、あとは一緒に記念撮影しました。ちょっとこういうのは緊張しますが、まあこれもまた一興かと(笑)
朝食はバイキング。うちは朝食ならバイキングOKなので、この点は問題なしです。
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写真左側の列はお餅、ごはん、みそ汁が並んでいて、その前におかず類が2列並ぶというかなり豪勢なものでした。ごはんも五穀米や白米、赤飯など種類が多く、とても全制覇はできません。下は私の朝食メニュー。
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カレイの煮付けなんぞもあって、かなり高得点なバイキングだと思います。とくに煮物類はどれも美味しかった。ごはんは麦飯にして、とろろをかけました。このあと勢いにまかせ、お餅(大根おろし)と温泉卵を追加して食べてしまいました(絶対に食べ過ぎ…)。妻はお餅にあんこをのせてもらって大満足。コーヒーなども飲めましたし、かなり充実していました。思ったほど混んでもいなかったし。
大規模旅館であっても、ここは存外嫌な思いはせず、慣れてしまうとこういうものか…といった感じでした。夕食前、お風呂上がりにビールが無料で飲めたり、ところてんかヨーグルトが無料で食べられたりといったサービスを心地よく感じる人には、いい宿だと思います。とはいえ、そうした行事には時間制限があるし(夕食前限定!)、能舞台でのビデオと踊りを組み合わせた完全なショー(何というか、いわゆる芸子さんの踊りをイメージすると肩すかし)も、時間が決まっているから、時間に振り回されずに、ただただぼーっとしていたい人には、時間に管理された普段の生活から離れられないような気がするのではないでしょうかね?まあ、そういう人はこういう大規模旅館には来るな!ということかも知れません…。それでも結局全部これらを試してしまった我が家。なんだかんだと楽しんでしまったような…[ふらふら]
でも、やっぱり、大規模旅館っていうのは、あんまり印象に残らないような気がします。「これぞ…」といういいところが発見できないからなのか、それとも次の湯神のインパクトが強すぎたからなのか…。今回は後者ですかね。
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東山温泉瀧の湯(2) [東山温泉庄助の宿瀧の湯]

フロントが4Fにあって、客室は5・6Fにたくさんありました。うちが泊まったのは6Fの客室。そこから1Fに降りるとお風呂があります。
大浴場は撮影が不可能でした(いつも大人数がいたので)。当然のことながら循環。温度は適温で、洗い場も多く、そのへんのストレスはなし。ただ湯船に12~13人も並ぶと、ちょっとひいてしまいます。男女別の大浴場は早朝に交代しますが、目の前の滝がよく見える最初の男性風呂のほうがちょっといいような気がしました。ただ問題点もあって…一つは窓ガラスが汚いかな。せっかく滝がみえるのだから、きれいにして欲しいような気がします。もう一つ、大浴場の内湯に併設された露天風呂は、夜になっても、水位が低くて、寝そべらないと体がお湯につからない!座ろうものなら、上半身は吹きさらしでたちまち寒くて…。掃除直後とかいうならまだしも、夕食後の時間ですよ…どうなっているんだろう?
次は貸切露天風呂。幻の湯というお風呂です。貸切風呂は、陶器のお風呂とこの幻の湯とを選択できましたが、写真でみると幻の湯の方がよさげ。実際にチェックイン時に予約しようとしたら、幻の湯の方だけかなり埋まっていました。入り口は1Fなのですが、ちょっとしたくつろぎ場所の外に足湯があって、その並びにあります。
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この暖簾をくぐり扉を開けると
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川沿いに横長のお風呂が見えます。が…脱衣場はない、さらに脱いだ浴衣やバスタオルを置く場所も籠もない!右の方に見える桶の下にある椅子に置くことにしました。幸いまだ誰も使用していなかったのか、椅子も桶も濡れていなかったので、そういうことが可能となったわけです。これはいくらなんでも酷いんじゃないかなあと。確かにお風呂以外のスペースが限りなく狭いので、脱衣場がないのは我慢するけど…。それと奥の壁の向こう側に陶器の貸切風呂があるようです。
お風呂から入り口を見ると
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こうなります。衝立の向こうが足湯になるので、足湯でバカ騒ぎしている人がいると、うるさいです。お湯は循環ながらも、熱い源泉らしきものが別に注がれていました。温度は適温で45分間の貸切だったので、ゆっくりすることはできました。
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湯船から川の対岸に見える能舞台。薄暗くなってきたので、少し灯りが映えてきて、なかなかでした。
ただこの幻の湯、やはり無理矢理この場所に造った感は否めないように思います。入り口がわかりにくいのもその影響かなと思いますし。これで正規の値段がかかったら、ちょっと不満ですね。今回は宿曰く、赤字覚悟の値段で…ということなので(本当に赤字になることはありえないでしょうが)、あんまり不満はありません。大混雑の大浴場を尻目にゆっくり貸切露天に入ることができたのは好印象となりました。

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東山温泉瀧の湯(1) [東山温泉庄助の宿瀧の湯]

09年3月某日、蕎宿湯神に宿泊する前日に、諸般の事情で急遽もう1泊追加することにしました。
条件は、貸し切り風呂に一度でいいから入れること、公共交通機関で行きやすいこと、10000円程度で泊まれるところ、でした。湯神へのルートを考えて、翌日は会津若松城下を散策することにし、東山温泉なら何かあるだろうと検索、そして普通なら絶対に選ばない大規模(団体受け入れ可能)旅館にしてみました。こういう宿は、瀬波温泉大観荘以来かな…と思いつつ、東武→野岩→会津鉄道と乗り継ぎ、会津若松に到着。すぐに東山温泉にバスで向かいました。
そして宿泊したのが東山温泉「庄助の宿 瀧の湯」というところです。バス停から戻る感じで宿に。これが悲しい。戻るルートがそのまま宿の裏側を見るということになるので、やはり気分は盛り上がらない。でも玄関は立派でしたし、チェックインの対応も悪くはなかった(総じて接客には不満ありませんでした)。対面に能舞台が望めるビューラウンジ小手毬というところに案内されて、そこで甘酒と水ようかんをいただきます(なおこの能舞台では夜の21:00から踊りが披露されるので、この場所でそれが観賞できます)。甘いものが嫌いな私でも食べられた水ようかん。そして貸し切り風呂の相談を夫婦でしてくださいと、そのまま放置された(というか、そのあと宿の説明に来る人が異常なほど遅かったように感じただけです。他の客も同様であったようですから、放置じゃないんでしょう)。あと、その間にお酒の試飲が出来るとのことで、6種のお酒があるのを確認。じゃがいもの蒸かしたのがつまみで置かれていて食べ放題(でも1個しか食べませんでした)。お酒は3種類試飲して、夕食時のお酒を選んでいました。
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お酒を飲むための盃は、甘酒などと一緒に、仲居さんから人数分配られました。それを持参してこの場所に向かうわけです。妻は3度も往復する私に大呆れ。でもほんの少ししか入らない朱塗りの盃ですから仕方ないでしょう。その後、貸し切り風呂の時間を予約してから、部屋に。この段階であとでふれる幻の湯は、ほとんど埋まっていて、ようやく17:00~17:45をゲットし、夕食時間を18:30に設定して、なんだか謎なくらい長くかかった受付が終了。ようやく部屋に案内です…
で、部屋にはいると、なんと
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暗い…しかも、なんだ、このベッドは?手前に座卓と座椅子、窓際に板の間があって、その上にベッドが鎮座していました。なんとも不可解な造作の部屋です。落ち着くとかそういう次元ではなく、ただびっくり。左側にはテレビが、これまた謎の古めかしいタンスに収納されて鎮座。その正反対には、
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なんで?和服が飾ってありました。もう?????
ただ部屋食ではないから、部屋は着替えて寝るだけだな…と思うと、こういう部屋でもいいのかなと最後には受け入れてましたけど。ベッドといっても掛布団は普通でしたから、寝やすかったです。ただどうしても室内に無理矢理、柱が立ったベッドルーム?を創出するのは疑問です。窓との間にこれまた微妙な空間があって、そこに入り込まないと窓が開かない(涙)どうしたらいいのだろうか。この空間利用…
なお部屋が暗く感じるのは、そもそも明かりがホテルのように、小さな照明のみで、暗く設定されているからです。普通の和室と思ったらいけません。こういう部屋のみなのかは知りませんので、あくまで一例でしょうが。

それと。この宿はプランによって14:00チェックイン、11:00チェックアウトなのですが、公共機関だと、バスは15:30頃着くのしかないし、出立もほぼ9:45、10:07、10:37に限られます。だからあまり意味があるとは思えませんね。送迎サービスでもあれば別ですが、まああれこれは望みません。

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