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大子温泉ホテル奥久慈館(1) [大子温泉ホテル奥久慈館]

一族郎党の旅行ということで、どういうわけか(ただ安いからというだけ…)伊藤園ホテルグループが好きな人びとがいるので、今回も伊藤園グループから宿が選択され、大子温泉のホテル奥久慈館というところになりました。夕食はバイキングだから、私が設定したら絶対に選ばない宿ですが、一族郎党あげての小旅行なので…。ちなみに同じ一族郎党の小旅行で、伊藤園ホテルグループは、すでに箱根と南房総とを経験済み。妻は新潟の大湯温泉も。
あまり真剣に写真を撮っていないので、紹介できるほどではないのですが、こうでもしないと更新ネタがなくて[たらーっ(汗)]ちなみに玄関の写真が…ない!ということで玄関前に堂々としていた源泉を。
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大子温泉はみな同じ泉質らしいです。源泉は31.5度とかで、ぬるいです。
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ロビーの様子です。右側が入り口、奥が土産物売り場、左がフロント。全体的に暗めの雰囲気。一族郎党が宿泊した部屋は2Fにありました。扉を開けるとトイレが右側にあり、正面の襖を開けると、下のような感じ。畳部分は10畳ありました。
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奥の広縁右側が洗面所、左は冷蔵庫(中はカラ)。
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窓からみるとちょうど梅が満開でした。これはなかなか。この梅が、男性の内風呂からもきれいに見えました。
ちなみに一族郎党で3部屋を占拠したので、他の部屋も。一番大きな部屋は2間続きでした。
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伊藤園ホテルグループなので、布団は最初から敷いてあります。こちらには3人分の布団。
続いてお風呂を。といっても女性風呂は、妻曰く、「あんなに混んでたら撮れるわけナイでしょ[むかっ(怒り)]」と一蹴されました。なので男性風呂のみ。男性風呂はB1Fに、女性風呂は2Fにあります。まずは内風呂の大浴場。奇跡的に誰もいない瞬間!
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結構大きな八角形の湯船で、真ん中の岩から加温した源泉が投入され続けています。循環併用で殺菌消毒もなされています。内風呂の扉を開けて、浴室にはいると、「塩素のかほり」がかぐわしいほどに漂います。やっぱりねえ(泣)なお、カランはたくさんあって、さすが大規模旅館!って感じです。
脱衣場から内風呂への入り口は2箇所あって、どちらもほとんど同じ。
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上の写真がその一つです。入り口に接して籠が置かれています。こういう場所が2箇所あるわけです。チェックインがそれなりに早かったからなのか、まだ脱衣場もガラガラでしょ?
これとは別に直接露天風呂に出られる脱衣場もあります。それがこれ。
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脱衣場3箇所は繋がっていますから、どこで服を脱ぎ、どこから入ろうと、あるいはどこから出ようと、何も問題は生じません。いつも露天風呂に近接したこの脱衣場が空いていたので、私はここから入りました。入るとすぐに小さめの露天風呂があります。
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大人だと4~5人入ると一杯ですね。一応湯口には析出物が固まってついているのですが、ここも加温・循環併用ですから、お湯はちょっと塩素臭いです。ただ湯船から相当量のお湯がオーバーフローしていましたから、それなりに新しいお湯も投入されているようです。湯船が小さいから、内風呂よりこちらのほうが、いいのかなあ~などと余計なことを考えて入っていると、多数の敵襲が…湯船から退散です。知らない人びととキツキツでお風呂に入るのがどうしても嫌なんですよね。湯口を撮る余裕があった(これまた奇跡)ので、それも載せておきましょう。
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ちなみに露天風呂と内風呂は、こんな通路で繋がっています。正面が内風呂入口
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ここにはベンチもあって一休みするにはよさげでした。敵襲を受けては、内風呂、露天と移動してばかりいたので、一休みはナシでした…。
それでも入浴のタイミングは、空いているほうで、まあまあ良かったと思います。その後脱衣場から出てきた小学生の大集団と、お風呂に行く途中の階段ですれ違ったとき、これと一緒だったら大変だったなあ…[がく~(落胆した顔)]と思いましたから。
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コメント 9

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ふくらすずめ

一昨日、本屋をうろついている時に見つけた一冊の雑誌。富士山に桜という、銭湯の書き割りのような背景に、「日本人の『旅』大解明」と大書された表紙に惹かれて、珍しく購入しました。(週刊 東洋経済 3月28日号)
その中に、《温泉旅館「再生」で急成長 3大グループの素顔と戦略》という記事があり、この伊藤園ホテルグループが載っていたのです。
記事を読んで「ふーん、そーなんだ」などと思っていた矢先、遠霞さんの今回のレポート。なんとタイムリー! びっくりしました。
雑誌記事は、徹底したコスト削減だとか、チェーン展開で培ったノウハウだとか、なんだとかかんだとか…「経済」の視点の話。それはそれでいいけれど…。
やっぱり私たちが欲しいのは、宿泊体験者の「声」と「画」。
長い前フリになりましたが、次回が楽しみってことですね。

by ふくらすずめ (2009-03-29 01:04) 

ジャンキー

週間東洋経済ぃ?読んだことない私は(汗)。
経営者側の記事ですかね。経営する人が参考にするんだろうけど。
我々利用者、温泉仲間がその記事を読んで、「さぁ行こうぜ」って高揚しないですよね。仰るとおり「声」と「画」がないと。
もう2つのグループは何でしょうか?

ええっと、遠霞一族郎党引き連れて、どれだけのお酒を呑まれたのでしょうか。食事編は?
ジャン妻は滝好きなんで、袋田の滝はいつか行こうと思ってるのですが。茨城の温泉宿って情報が少なくて。
by ジャンキー (2009-03-29 19:43) 

ふくらすずめ

ジャンキーさんへ。雑誌記事の3グループについて。
まず一つ目がこの【伊藤園ホテルグループ】。
傘下には「湯の川観光ホテル祥苑」、「谷地温泉」、「十和田グランドホテル」、伊香保「金太夫」、「大仁ホテル」など、ほんとに多数。
二つ目が、西日本エリアの【湯快リゾート】。
傘下には「山中グランドホテル」をはじめとする加賀温泉郷の多数の宿の他、「恵那峡国際ホテル」、南紀白浜「ホテル千畳」など。運営受託の形態では三朝温泉「斉木別館」なども。
三つ目が、【大江戸温泉物語】。
傘下には旧「ウェルサンピアあいづ」や旧「メルモンテ日光霧降」、旧「鹿教湯温泉ホテル東急」など。
結構有名な旅館もありますよね。小さい頃、親に連れられて泊まった、思い出深い旅館の名前を見つけた時には、ちょっとショックでした。

去年、茨城に泊まる機会が2度ほどありました。ひとつは「山海館」。もうひとつはコレといった宿が見つからず、少し北上して、いわき湯本温泉の「ホテル美里」にしましたがイマイチでした。何故ここを選んでしまったのか、そこの記憶が途切れているんですけど。
今年になって、りんくさんのレポートで「玉の湯温泉 湯守玉林房」を知り、「なんだ、もう少し足を伸ばせばこんな素敵なお宿が~」と、歯ぎしりものでした。
昨年7月、うちも袋田の滝の近くで宿を物色したのですが、宿泊日の1週間前で、いいと思えるところはすでに満室でした。土曜泊だったら、早めに動き出したほうがいいと思います。…わっ、これって、釈迦に説法ですね(汗)。
by ふくらすずめ (2009-03-29 22:52) 

ジャンキー

一つめは番頭さんの宿泊体験記で見たような。二つめと三つめは全く知らないです。知るワケが無い。温泉宿アイテムがようやく10指を超えた程度なので。
小さい旅館、中規模のグループ旅館を吸収、いわゆるM&Aなんでしょうかね。
りんくさんのレポを再度、見てみます。
by ジャンキー (2009-03-30 00:09) 

ふくらすずめ

すみません。うっかりしましたm(__)m
いわき湯本温泉も「玉林房」も福島県でしたね(^_^;)
特に「玉林房」は常磐道の終点、常磐富岡まで走るようですね。
袋田の滝から遠い!
これだけ北上するなら、ジャンキーさんの体内ナビは湯神方向に「案内開始」でしょう。
by ふくらすずめ (2009-03-30 13:47) 

ジャンキー

うん。かなり北上しますよね。だったら「湯神」か、会津若松市内のBHに泊まって居酒屋に行きます。
さて、大子温泉ホテル奥久慈館の続きはまだかな~。
by ジャンキー (2009-03-30 20:33) 

遠霞(とおがすみ)

ふくらすずめさん ジャンキーさん

何やらお二人のやりとりになっていますね。

ジャンキーさん同様に、週間東洋経済なんて読んだことありません。普段の生活に、そういう雑誌が出てくることがありません。ふくらすずめさん、いかなるご生活なのでしょうか?

伊藤園グループはHPもあるし、基本的に同料金なので、休前日や連休中に旅行する人は使い勝手がいいのかもしれません。でもジャンキーさんには絶対に向きません。私にも絶対に向いていません。いつも泣く泣く泊まっている感じですから。その反動で、夕飯前にがっつりビール飲むんでしょうね。夕食時はおさえて飲み、その後も、自販機で購入した地酒のワンカップ1杯で満足してしまいました。いつもはおいしい夕食でゆっくり飲むのが一番の好みなのですが、そういうことがもっともできないのが夕食バイキングですからね~。でも最近あきらめの境地で、慣れてきたかも知れません。

それと大江戸温泉グループも名前だけは知っていますよ。確か君津にあるサンピア君津という施設を手に入れたはずです。かつてやはり一族郎党の旅で、ここでお昼のバイキング食べ放題と入浴のセットを体験したのですが、とにかく大きて、いろんな種類があるお風呂に、たくさんの人と一緒に落ち着かずに入浴した経験があります。もちろん温泉ではありません。房総の場合はまともな温泉が少なく、君津くらいだとほとんど温泉は期待できませんからね。あんなの買い取ってどうするんだろうと考え込んだ記憶があります。ちなみに恵那の施設も、もとはかんぽの宿かな?それなら泊まったことがありますけど…
ま、とにかくジャンキーさんは個人経営の宿に専念なさるのが適切ではないかと、そんなふうに思いますけど、いかがでしょうか?

茨城の温泉…うちもあまり行ったことがなく…かつて2人で大子温泉にJRのパックで泊まりました。それ以来の今回の旅だったのですが、今回のように車だとかなり異なるルートも組めるんだなあというのが感想です。もちろん前回も今回も袋田の滝は行きましたよ、一番の名所ですから。しかも新しいエレベーターができていて、かなり上から滝を見下ろすことが初めてできました。紅葉のときは、エレベーターに乗るのに1:30待ちだったそうです。それは勘弁だな…と思いましたけど。

あと思い出すと、北茨城の限界、平潟というところにある相模屋旅館という民宿的なところに2度宿泊したことがあります。温泉はかなり湯船が狭いのですが、それでも掛け流しで良心的。夕食は冬春は名物のアンコウ鍋、夏はどでかい岩牡蠣とかウニが出色で、両方の時期に1回ずつ宿泊しました。またアンコウ鍋のランチも1度体験しました。昔より値段は上がりましたが、その代わりかなり改装したらしく、洋式トイレなども整備され、またエアコンが装備されたようです。ここの夕飯はおいしかったなあと。あのころは部屋食で、ダラダラ食べることができましたが、今は広間での食事になったようで、私の情報はほとんど役に立たないと思いますけど、いい魚介類を出していることは間違いないと思います。私はあの巨大なミルク味の岩牡蠣はいまでも食べたいし、それと絶品のアンコウのドブ汁はもう1回食べたい…。アンコウ鍋より絶対にドブ汁の方がおいしいですよ。アンキモの濃厚な味は、水分が多くてともすれば薄味になりがちなアンコウの身をそう感じさせずに食べさせてくれます。1000円の違いなら絶対にドブ汁です。よくドブ汁を名乗るのに、出汁で割る鍋がありますが、それはアンコウ鍋に過ぎない偽物です。そのあたりは相模屋旅館のHPでよくわかりますけど。あ、こんな思い入れを書いてもしょうがないか…
弟夫婦は、同じ平潟で、やまに郷作という旅館に泊まったことがあります。夏のお盆の時期だったそうですが、魚料理にはかなり満足したようです。この宿はよくTVにも出ているようです。お風呂はこちらの方が広そうですが、塩素のかほりはかなりするようです。あと、有名なのは五浦のホテルあたりですかね…でも料理は、もうちょっと民宿的なところで探した方がおいしいような気がします。平潟にはかなりいろんな宿がありますよ。
最後に、玉林房のことを。うちはある時期(現在も?)、秘湯のスタンプを集めることに熱狂的でした。玉林房も最初、玉の湯温泉の元湯旅館とかいうような名前で秘湯の会に入っていて、9000円位という秘湯の会ではありえないような低廉な価格で宿泊できました。しかもうちは宿泊したその日、たぶん1組のみ。だからゆったり。夕食はそのときからおいしかった。びっくりしたくらい。そんな目を惹くお膳ではないのに(失礼!)、どれもおいしかった。畳の広間でお膳でいただく、ごく普通の旅館形式でしたが、味は強い印象が残っていますよ。ただ…この宿に二度と泊まらないと決めた理由は、お風呂が循環なのはしょうがないとしても、あまりの塩素臭の強さでした。今は知りませんけど、そのときは、脱衣場がすでにものすごい塩素臭。これはそこはかとなく漂うというレベルではなく、自分の体までが塩素で消毒されるの?というレベル。そして浴室内もそうでした。当時の宿は浴室とその周囲だけが改装されており一番きれいで、部屋とかはかなり年季が入ったものでした。りんくさんのブログで紹介されているところでは、部屋はスタイリッシュ、でもお風呂がレトロという感じですが、それとは正反対でした。改装前でしたから当然です。それでも意外と快適な宿泊でした。でも、そのあと、大規模な改築と大幅な値段の上昇とを(秘湯の会入会後)すぐに行ったので、どうなんだろうなあ、そういうの?という感想になっていました。秘湯の会に入れば値段が高くても、相当数のお客が見込めるというような見通しをたてたんだろうなあと。そういう感じの宿が、妙に増えてきたように感じ、またそういうことにうちでも気づき始めたので(秘湯スタンプのマインドコントロールから覚めた?)、秘湯の会以外の宿にもだいぶ行くようになりました。そんなわけで、玉林房にはたぶん今後も行かないと思います。マイナスイメージの増幅ですいません。

奥久慈館の続きですか…。ちょっと、いそがしいんですよね。でも明日か明後日には更新できるよう、全力を尽くします。湯神ジャンキーご本尊様の強いご要望ですから。でもつまんないですよ。それに次回で終わりの予定で作成中ですから。
by 遠霞(とおがすみ) (2009-03-30 22:45) 

ふくらすずめ

たくさんの貴重な情報をありがとうございます。
それにしても、遠霞さんは、たくさんの引き出しをお持ちのようですね。
これは、公共の利益のために、どんどん放出していただかなければね(^_-)

それと、経済雑誌なんて買ったの、ほぼ初めてのことです。表紙の絵柄と「旅」の文字に惹かれて買ってしまいました。面白い記事もありましたが、ページを開いてみて、概ね「しまったぁ」という感じです(小涙)。買っちゃったので「元はとらねば」という気分で読んでいます。
by ふくらすずめ (2009-03-31 09:00) 

遠霞(とおがすみ)

そんなに引き出しは多くないです(笑)
ある時期は、ほとんど秘湯スタンプに熱中していましたし。
いまはりんくさんとか、ポルポさんとか、その他の方の温泉情報に、おんぶにだっこ。ほとんど追っかけですから。
by 遠霞(とおがすみ) (2009-04-01 07:26) 

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